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「おばけえび」という同じ実験材料ですが、発想、興味、科学的な知識をどう活用するかなどによって、こんなにもバラエティーに富んだレポートになるのか、ということに驚きました。また、1か月にわたって観察し、克明に記録したレポートの根気強さや命の大切さに気づいた感想などに感動しました。
科学する目と心を育てる原動力は、「なぜなんだろう?」と不思議に思う気持ちです。普段から「不思議だな」と思うことを見つけ、それを深く調べてみましょう。そして大人は、突飛に思える子どもの発想を否定せず、理解し大切に伸ばしてほしいと思います。子どもたちの可能性は、宇宙のように無限なのですから。
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きょうでんup教室
吉田 陽向大さん 1年生- 【髙橋良祐審査委員長のコメント】
- 驚いたのは、卵の段階から記録している点です。水に入れた後の卵の形を虫眼鏡で観察し、絵に描いています。その後も、おばけえびが成長する姿を、上から、横から、虫眼鏡で観察し、絵と文で丹念に記録。観察眼がすばらしいです。科学する心にあふれた秀逸なレポートです。
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糀台よつば教室
村上 優菜さん 2年生- 【髙橋良祐審査委員長のコメント】
- 「おばけえびは何色がすき?」という発想がいいですね。懐中電灯に赤、黄、緑、青のセロファンを巻き付け、どの色の光におばけえびがたくさん集まるかを調べています。赤>黄>緑>青の順だったことから「虹のならび方」に似ていると考察。読みやすく美しいレポートです。
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石神井町教室
太田 沙菜さん 5年生- 【髙橋良祐審査委員長のコメント】
- 観察の条件、予想、結果を箇条書きで明記し、写真と文をそろえる、色で下線を付けるなど、見やすく完成度の高いレポートに仕上げています。「おばけえびの好物をさがせ!」という目的にしたがって、事前の準備を十分に行ったことがわかります。科学する心を感じます。
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辻教室
林 佑音さん 6年生- 【髙橋良祐審査委員長のコメント】
- タイトルは「おばけえびの目の秘密」。目の付け所がいいですね。顕微鏡で孵化や交尾の様子を克明に観察。生まれたては単眼で光に反応するが、大人になると複眼ができて単眼が小さくなるため光に反応しなくなることを、参考図書で調べ、明記。6年生らしいレポートです。
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西山教室
吉田 孝史郎さん 1年生- 【髙橋良祐審査委員長のコメント】
- 暑さや寒さでおばけえび(孵化後4週間)の動きがどう変わるかを実験しています。寒さでは氷、暑さでは湯を加えて水温を変化させ、表形式で記録。「いきもの命は大切にしなければ」と、実験後はもとの水温(25度)に戻しています。科学する心と感性を感じました。
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米子キャンパス
田原 匠さん 1年生- 【髙橋良祐審査委員長のコメント】
- 温度と明るさでおばけえびの育ちが変わるかを、A~Gまで7つの条件を設定して調べています。そのことにまず驚きました。また、縦軸を日数、横軸をA~Gとした表を作り、おばけえびの数を記しています。「>」「=」「↓」を使った記録のしかたにも感心しました。
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祇園山本教室
大迫 愛実さん 1年生- 【髙橋良祐審査委員長のコメント】
- ①エアコンの効く部屋の中、②エアコンの効かない玄関、③冷蔵庫の中、でおばけえびの成長を観察し、表に記しています。「もし?」と仮説を立て、③を①に移すという新たな実験を行い、「エアコンのきいたへやがよくそだつ」と結論。簡潔で科学的な、優れたレポートです。
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星が丘教室
高野 葵さん 2年生- 【髙橋良祐審査委員長のコメント】
- まず「海の水ともじおはどちらがいっぱいそだつ?」というタイトルに引き込まれました。観察の前、藻塩は栄養が多い塩なのでおばけえびがよく育つのではないか、と予想していることにも驚きました。15日間にわたり、絵と文で、ていねいに育ちを観察・記録しています。
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上馬5丁目教室
山本 紗奈さん 2年生- 【髙橋良祐審査委員長のコメント】
- 「色がついたおばけエビ」というタイトルどおり、食用色素を使って水に黄色と緑の色を付け、おばけえびに色が付くかを確かめています。食用色素を使ったところに、命を大切に考える姿勢がうかがえました。デジタル顕微鏡で撮影した写真を添えているのもすばらしいです。
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宇和教室
三瀬 秀也さん 2年生- 【髙橋良祐審査委員長のコメント】
- 「おばけえびをそだてよう」というタイトルから、しっかり育てるぞ、という熱意を感じました。成長の様子を写真に撮り、プリントして丸く切り抜いて貼っています。まるでシャーレの中で観察しているようです。順序よく観察を進めたことが記録からよくわかります。
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武蔵小杉教室
湯川 智那さん 3年生- 【髙橋良祐審査委員長のコメント】
- 観察記録を表にしているのが非常にわかりやすいです。おばけえびの成長段階ごとに「大きさ」「色」「形」「文」「絵」に分類・整理して、克明に記録しています。「せなかをそらすようにおよぐのがおもしろい」という感想から、科学的な心と目を持っていることを感じました。
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おおみや教室
神﨑 知里さん 3年生- 【髙橋良祐審査委員長のコメント】
- 8月1日から9月27日まで、日記形式で観察記録を付けています。最後の日は「今、20ぴきいる」と記しており、大切に育ててきたことがわかります。まとめとして、しっかりと考察した文章と写真が添えられており、科学的な感性を感じました。大作だと思います。
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榛原駅前サンク教室
石田 圭さん 3年生- 【髙橋良祐審査委員長のコメント】
- 「ぼくのびんと、姉ちゃんのビンの2つに分けて育てることにした」という石田さん。お姉さんの瓶と比較しながら、1か月にわたって観察しており、根気強さを感じます。記録の締めは、母さんえびが生んだ卵が孵化した日になっており、石田さんたちの喜びが感じられました。
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西陵東教室
四元 凛さん 3年生- 【髙橋良祐審査委員長のコメント】
- 透明の瓶と、黄と青のセロファンを貼った瓶の3つを用意し、おばけえびはどの色でよく成長するかのテーマがとても面白い。「観察日」「えさ」「気づいたこと」を表に分かりやすくまとめています。観察のルールを作り、2週間、ていねいに根気強く観察・記録しています。
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けやき通り教室
内田 弥佑さん 4年生- 【髙橋良祐審査委員長のコメント】
- 塩分濃度3.5%の「茨城の海」、4%の「キット」、20%の「グレートソルト湖(生息地)」の3つの飼育環境を用意するなど、科学的着想の豊かさを感じます。20%の塩水を4%に薄めて実験をやり直し、調べたホームページの出典を明示し考察している点もいいと思います。
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南京終教室
小山 瑠花さん 4年生- 【髙橋良祐審査委員長のコメント】
- 「8/23小さくて分からない」「8/25うじゃうじゃいる」「8/26みっしゅうしている所としてない所がある」と、毎日観察し、自分なりの言葉で表現しています。箇条書きにすると見やすくなりますね。いつか脱皮するんじゃないか、と観察を続けた熱意に感動しました。
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千種教室
松田 朱央さん 5年生- 【髙橋良祐審査委員長のコメント】
- 大学ノート約30ページの大作で、「結果」「考察」「感想」は別紙で添付。完成度が非常に高い科学レポートです。また、おばけえびと植物の種子の成長を比較するという、発想の豊かさにうれしくなりました。感想の最後の「生物ってすばらしい」にも感動しました。
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めーぷる教室
三宅 武斗さん 5年生- 【髙橋良祐審査委員長のコメント】
- おばけえびの成長を、絵と吹き出しで記録。まとめ方がユニークで、三宅さんの声が聞こえるようです。“1匹しか育たなかったが、まだ卵があるので責任を持って育てたい”と率直に感想を書いており、おばけエビと一緒に、三宅さんも成長したことが感じられます。
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山二ひまわり教室
神松 海里さん 5年生- 【髙橋良祐審査委員長のコメント】
- 神松さんは「フラミンゴのように食べた物のえいきょうで体の色が変わるか」を調べるために、片方に通常のえさ、もう片方になんと「さくらえび」を与えました。実にユニークな発想で、すばらしいと思いました。実際、おばけえびの背骨が薄いピンク色になったそうです。
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ミナ教室
山本 莉央さん 5年生- 【髙橋良祐審査委員長のコメント】
- まず、ていねいな字と、レポートの見やすさに驚きました。字の大きさをそろえ、写真と文のレイアウトも工夫されています。卵:えさの割合を3パターン用意したのもいいですね。1か月間、根気強く観察しています。予想と結果の文章が呼応している点にも感心しました。
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西諫早教室
小川 誌乃さん 6年生- 【髙橋良祐審査委員長のコメント】
- 環境によって、おばけえびの成長がどのように変わるかを実験・観察しています。実験前によく考えて十分に準備をしたことが、このレポートから伝わってきます。観察によって、黒い目、背骨、手足をとらえ、体長1㎝ぐらいに育ったとあり、上手に飼育したことがわかります。
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壱分教室
隅山 瑠菜さん 6年生- 【髙橋良祐審査委員長のコメント】
- 「おばけえびは暗い所でも育つのか!?」というタイトルで、自分が今まで育てたことのある植物と比較しながら、観察・記録しています。「元気」「けっこん」「卵」など、大事なキーワードを目立たせ、おばけえびのイラストもかわいく描かれています。まとめ方がきれいです。
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白山台教室
小泉 淑さん 6年生- 【髙橋良祐審査委員長のコメント】
- 「家族みんなで毎日観察して(略)生き物の大切さが分かりました。これから最後まで育てて、今回の経験を忘れずに覚えておきます。とても楽しい1か月間になりました!(弟も)」という感想にぐっときました。21日間、一日も欠かさず記録。まとめ方もすばらしいです。
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わかば教室
伊藤 一花さん 6年生- 【髙橋良祐審査委員長のコメント】
- 6つの塩分濃度の飼育水を用意して、おばけえびの数の変化を折れ線グラフで示しています。「基準」の濃度を設けたこと、濃度以外の条件(卵20個、同じ水量)を同じにして比較したことに、科学的な基礎力、数学的思考がうかがえます。伸びしろを感じるレポートです。
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