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2023年12月5日

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ランドセルの価格の相場はどのくらい? 価格帯別の特徴や選び方を解説します

子どもの小学校入学を控えたご家庭では、ランドセル選びが大きな関心事となるでしょう。保護者としては、最近のランドセルの価格帯が気になるところです。そこで、ランドセルの価格相場と、価格帯別の特徴や選び方について解説していきます。

年々上昇しているランドセルの購入金額

硬貨の上にランドセルが乗っている画像

ランドセルは、10,000円台から100,000円以上のものまでさまざまな価格帯で販売されています。まずは、気になるランドセルの相場についてご紹介します。

ランドセルの価格の相場はいくら?

一般社団法人日本鞄協会ランドセル工業会の調査(※)によると、2023年度の購入価格は平均で58,524円となっています。その中で、購入者が最も多い価格帯は65,000円以上です。
調査からは、多くの家庭が65,000円以上のランドセルを購入し、平均価格もここ数年上昇していることがわかります。

※一般社団法人 日本鞄協会 ランドセル工業会の調査結果
https://www.randoseru.gr.jp/graph/

ランドセルの購入価格が上がっている理由

では、ランドセルの購入価格が上昇しているのはなぜなのでしょうか。その理由として、次のようなことが考えられます。

少子化や共働きの影響:子どもの数が少なくなったことや共働き家庭が増えたことなどにより、子ども一人にかけられる費用が増加した。
個性の重視:個性的なランドセルを持ちたい・持たせたいという人が増えている。
色やデザインが豊富になった:さまざまな色やデザインが登場し、選択の幅が広がった。
祖父母が入学祝いとして贈る:孫のために良質なランドセルを贈りたいという祖父母が、高価格帯のランドセルをプレゼントする傾向にある。
ランドセルの品質が向上している:ランドセルに使われている素材の品質が向上している。一方で、原材料費の値上げが影響している。

10,000円台~100,000円以上まで、ランドセル価格帯別の特徴

男の子が桜の木の下でランドセルを背負っている画像

価格によって、ランドセルにはどのような違いがあるのでしょうか。価格帯別の特徴について解説します。

10,000~20,000円台

多くは海外の工場で作られ、部品や人件費を安く抑えることでこの価格帯が実現しているようです。
実店舗を持たないインターネット通販専門のお店で売られているランドセルや、型落ちのランドセルがこの価格帯で販売されていることもあります。

コストを抑える工夫がされているため、6年間保証がついているか、耐久性に問題がないか、型落ちの場合はA4フラットファイル(※フラットファイルは、パンチで2穴をあけてとじるファイル)サイズに対応しているかなどを、確認する必要があるでしょう。

30,000~40,000円台

大手メーカーの型落ち品やショールームでの展示現品、プライベートブランドのランドセルなどは、30,000~40,000円台で販売されています。

国内生産のものはある程度品質が保たれている可能性が高いといえますが、低価格帯のラドセルと同様に、保証期間やランドセルのサイズなどを確認した方がよいでしょう。

50,000~60,000円台

最も多く選ばれている価格帯です。素材は比較的丈夫な人工皮革や牛革が多く、機能性も備わり、デザインや色も豊富に選べます。大手メーカーはもちろん、デザインや品質にこだわった工房系メーカーも、この価格帯のランドセルを多く販売しています。

70,000~90,000円台

大手メーカーの上位モデルや工房系メーカーでは、少し高めの価格が設定されていることがあります。牛革やコードバン(馬のお尻の革)など高級な素材が使われ、人工皮革の場合でも水や傷に強い素材が使用されています。凝ったデザインも多く、人気ブランドとのコラボ商品などもあります。

100,000円以上

いわゆる「高級ランドセル」といわれるもので、主に工房系メーカーの職人が手作りで製作する高品質のランドセルです。希少な高級素材を用いて、時間と手間をかけて作っているため生産数が少なく、販売開始と同時に完売してしまうランドセルも珍しくありません。
他とは違うプレミア感を重視する方に向いている価格帯のランドセルです。

ランドセルの価格を左右するのは「素材」「機能性」「色やデザイン」

四人の子供たちがランドセルを背負って走っている画像

ランドセルの価格を左右するのは、主に素材・機能性・色やデザインの3要素です。3つの要素について、価格との関係を見ていきましょう。

素材

低価格帯のランドセルは、人工皮革を用いたものが多いです。また、布製のランドセルも比較的低価格で購入することができます。

購入する人が最も多い50,000~60,000円台のランドセルになると、丈夫で長持ちする牛革素材も選べるようになります。「革のダイヤモンド」と呼ばれるコードバンは、最も高級な素材といわれています。

機能性

一般的に機能性が高いものほど、価格も高くなる傾向にあります。背負いやすさや型崩れのしにくさ、子どもの成長に合わせて細かい調整ができるかなどを、よく確認して購入するようにしましょう。
また、ランドセルの大きさや容量も選ぶ際に重要な要素となります。
概ね、50,000~60,000円台のランドセルは、品質面でも安心できるでしょう。

色・デザイン

低価格帯のランドセルは、シンプルなデザインのものが多く、選べる色もあまり多くはありません。50,000~60,000円台になると色やデザインがぐっと豊富になり、子どもの好みに合わせたランドセルを選べるようになります。

高級ランドセルは細かい刺繍がほどこされているなど、芸術的なデザインのものも多くみられます。品質や機能性が高いのはもちろんですが、高価格になればなるほどデザイン性にこだわったものが多くなるといえるでしょう。
高級なランドセルを購入したい場合は、すぐに売れ切れてしまうこともあるため、年中の夏ごろからカタログを取り寄せるなど早い段階から情報を集めておくのがおすすめです。
一方で、あまり無理をすることなく、ある程度予算を決めておくことも大切です。確認するべきところをきちんと確認し、子どもの好みも合わせて最適なランドセルを選べるとよいでしょう。

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