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2023年12月29日

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小学生のテスト勉強のポイントとは? なかなか成績が伸びないときの対処方法もあわせて解説します

小学校で受けるテストの点が伸び悩んでいる、また、学年が上がるごとに点数がとれなくなっている……そんな悩みを抱える保護者もいることでしょう。テストは子どもの学習意欲にも大きく関係します。小学生のテスト勉強について、点数が伸び悩む理由と基本的な取り組み方について解説します。

テストの目的と、テストで点数が伸び悩む理由について

テストの解答用紙と鉛筆

小学校のテストの点数は保護者も子どもも気になるものです。テストの目的と、なかなか点数が伸びない理由について考えてみましょう。

テストの目的とは

小学校で行われるテストには、主に次のような目的があります。

理解できているかどうかの確認

習った内容を正しく理解できているかどうかを確認するのが、単元テストの大きな目的です。単元学習が終わって、比較的すぐに行われます。点数がよいということは、学習した内容がきちんと理解できているということです。反対に、点数がよくない場合は学習内容が十分に理解できていない可能性があります。

問題点を見つける

テストを受けることで、どこがわからなかったのかという問題点に気づくことができます。できなかったところを確認して解き直せば学力が身につき、あわせて次のテストで同じような間違いを防ぐことができるでしょう。

学習内容を定着させる

問題を解くことで、学習内容を定着させるという目的もあります。学習内容が定着しているかを確認する目的で、まとめテストなどは行われます。また、テストのために勉強をすると、学習内容が整理され、知識がしっかりと身につきます。

勉強へのやる気アップ

テストでよい点がとれると、子どもは自信がついていきます。成績も上がり、より勉強をがんばろうという気持ちになるでしょう。

テストの点が伸びない理由

ケアレスミスが多い

計算の順番を間違える、式を書くときに数字を間違える、似ている漢字との勘違いや文章の読み間違い、解答欄の記入間違いなどのケアレスミスで、点数が伸びないことも多いものです。ちょっとした間違いでも、積み重なるとテストの点数に大きく響いてきます。

テスト後に復習をしない

テストの点数だけを見て、復習をしないケースもよくあります。返ってきたテストの振り返りをしないと、できなかったところがわからないままになるため、理解不足で同じような間違いをくり返してしまう可能性があります。

苦手なところを避けている

苦手な科目に取り組むのを避けていると、学習の理解が進まなくなりテストの点数が伸び悩んでしまいます。特に算数は、前の学習内容を習得していることを前提に積み上げ式で学習単元が構成されているため、苦手なところでつまずくと、その先ずっと苦手になりやすい教科です。学年が進むとともに、なかなかテストの点数がとれなくなってくる理由の一つは、教科への苦手意識と理解不足の可能性があります。
また、学習の一部分だけが苦手なのに、その科目全体に苦手意識を持ってしまうこともあります。たとえば、漢字の読み方だけ覚えれば問題が解けるのに、国語そのものに取り組むのが嫌になってしまうのです。
その科目のどの部分が苦手なのかを、よく確かめることが大切です。

読解力が不足している

文章を読み解く「読解力」が不足していると、テストの点数が伸びない傾向にあります。読解力は国語だけではなく、他の教科でも必要になる力です。算数の文章問題などは、学年が上がるにつれ、より読解力も必要になっていきます。

小学生のテスト勉強 その具体的な進め方とは

女性が男の子に勉強を教えている様子

それでは、具体的にどのようにテスト勉強を進めていけばよいのでしょうか。そのポイントを解説していきましょう。

基礎的な知識を定着させる

漢字の読み書きや計算などの、基礎的な知識をしっかり定着させることが大切です。理科や社会などで使われる用語は、うろ覚えのままだと正確に理解できないこともあります。まずは、テストに出題される範囲の基礎的な知識をしっかり押さえておくことが、テスト勉強の基本といえるでしょう。

テストの範囲や内容を確認する

テストは、一つの単元が終わると、確認のために行われることが多いものです。テストの範囲や内容を確認し、子どもと一緒にどの部分を重点的に勉強しておいたらよいのかを見ておくことが大切です。
国語なら、その単元で出てきた漢字の練習や教科書の読み込みをしておきます。算数は単元の復習とともに、演習問題に取り組んでおくとよいでしょう。理科や社会は教科書を中心に、用語の知識や内容の理解を確実にしておくことが大切です。

見直して復習する

ケアレスミスを防ぐうえでも、テストの見直しをすることはとても重要です。テストの見直しをすると、間違えやすいところがわかるからです。
テストの復習をするとき、計算ミスの場合、ひっ算の桁数が合っていないことが多い、掛け算の前に足し算をしてしまっているなど、ミスの傾向をつかむことができます。どのようなところで間違えているのかがわかれば、そこをしっかり対策することでテストの点数は伸びていくはずです。

また、なぜ間違えたのかがわかると、より深く学習内容を理解することができるようになるでしょう。テストを丁寧に見直すことで、学力は徐々にアップしていくはずです。

苦手科目には保護者のサポートも必要

子どもにとって、苦手な勉強に取り組むのはハードルが高いものです。ただ、やらないまま放置しておくと、後々苦労することになってしまいます。
苦手科目に取り組むときは、保護者から「一緒にやってみよう」と声をかけてあげるとよいでしょう。
子どもは一人では取り組めなくても、保護者と一緒ならやってみようと、やる気がわいてくることもあります。保護者が見れば、解けなかった理由をすぐに見つけることもできるでしょう。可能な範囲で、子どものサポートをしてみてはいかがでしょうか。

読解力をつけるためにできること

読解力は問題文を読み解くうえで、必要になる力です。普段から本や新聞などを読んで、文章に触れておくことも大切です。
読んだ内容を「どんな話だった?」と質問して、子どもに要約してもらうと文章の中の重要な部分を理解する練習になります。同様に、子どもに感じたことや意見を聞くのもおすすめです。

子どもに合った勉強方法と、保護者のサポートが大切

小学校のテストは、子どものモチベーションを高めるうえでよい機会となります。子どもの学力や性格に合った勉強方法で、準備できるとよいでしょう。
また、テスト勉強に集中できる静かな環境を整えたり、適度に休憩をとったりすることも大切です。
テストの復習や苦手科目への取り組みの際には、可能な範囲で保護者も協力できるとよいでしょう。

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