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2025年4月5日

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わが子と他の子どもを比べてしまうとき 子どもに与える影響と子どもを比べないための心得とは

子育てをしていると、わが子と周りの子どもをつい比較してしまうことがあるのではないでしょうか。子どもを比較することが子どもの成長に与えるさまざまな影響、また、比較をしないようにするために、保護者が心がけておきたいことについてまとめます。

他の子どもと比べることが、子どもに与える影響

他の子どもと比べることが、子どもに与える影響

子ども同士を比べることは、子どもの成長に影響を与えることがあります。比較することが、子どもに与える影響について見ていきましょう。

自分を否定してしまう

「お姉ちゃんはいつも成績がいいのに、なんであなたはダメなの?」「○○くんはすぐレギュラーに入ったのに、いつになったら入れるの?」などのように、他の子どもと比較していると、子どもは自分に否定的な感情を抱いてしまいます。「どうせ自分には無理」「何をやってもできない」という気持ちになり、自己否定を抱えてチャレンジ精神を失ってしまう可能性があります。

嫉妬心に苦しめられるようになる

比較され続けていると、子どもは比較される相手に対してライバル心を抱くようになります。そのため、相手がうまくできたり褒められたりしている姿を見ると、素直に喜ぶ気持ちになれず、嫉妬心を抱くようになります。結果的に、比較相手の友達とうまく関係を築けない、きょうだいの仲が悪くなるといったことが起こってしまいます。

周囲に振り回されて不安や不満を感じる

常に比較されていると、価値基準が「他の人からどう思われるか」になってしまいがちです。他の人からの評価を第一に考えるため、自主的な判断が鈍ってしまうのです。周囲に振り回されることも多く、不安や不満を抱えやすくなります。

視野を広げて子どもの個性を認めると、比較をしなくてもよくなる

視野を広げて子どもの個性を認めると、比較をしなくてもよくなる

子ども同士を比較するのは、子どもにとってよいことではありません。比較しないようにするためには、どのような考え方を持っているとよいのでしょうか。

子どもの個性に着目する

子どもの可能性はさまざまなところにあります。子どもの得意・不得意や好きなこと・苦手なことをよく知り、子どもの個性に着目することが大切です。できないことも個性として受け入れ、子どものよい面を伸ばしていくよう心がけるとよいでしょう。

結果だけではなく過程に注目する

結果だけを見て、他の子より「できた」「できなかった」と評価するのではなく、結果に至るまでの過程を見ることも大切です。同じ結果にたどり着いたとしても、子どもによってアプローチが異なることもあります。「100点じゃないからダメ」ではなく、100点に近づくために子どもがどのように努力したのか、その過程に注目すれば、他人と比べる必要はなくなります。

多様な考え方をしてみる

「すべての教科でよい成績をとるのが望ましい」「友達はたくさんいなければならない」などと決めつけ、その価値観を押しつけることは避けましょう。少し見方を変えると「算数は苦手だけど国語は得意。成績に差があって当たり前」「深くつき合える友達が一人いればいい」と、考えることもできるはずです。視野を広げて世の中にはさまざまな考え方があることを知り、多様な考え方を取り入れることが大切です。

以前の本人と比べて成長を認める

比較をするときには、他の子どもと比べるのではなく、以前の本人と比べるようにしましょう。子どもは日々成長していきます。少し前のことを振り返ると、以前はできていなかったことが自然とできていることもあるものです。以前と比べて成長していることに目を向け、そのつど子どもを認めるとよいでしょう。

つい子どもを比べてしまうときの適切な対処方法

つい子どもを比べてしまうときの適切な対処方法

「それでもつい他者と子どもを比較してしまう」というときは、以下のようなことに気をつけてみてはいかがでしょうか。

比べてしまってもことばや表情に出さない

人は差があるものを見ると比較してしまうものです。ついわが子と他の子どもを比べてしまうこともあるかもしれません。ただ、それを子どもに伝えることは避けましょう。内心比べてしまっても、ことばや表情に出さないようにするのが、保護者の役目といえます。

子どもの成長には個人差があることを知る

基本的に、子どもの成長には個人差があることを意識しておきましょう。小学校のときは背が低かった子どもが、中学に入ったら急に身長が伸びることもあります。同様に、今できなくても、あとから急にできるようになることもあるものです。もう○年生だから、もう○歳だからと考えず、子どもの発達をおおらかに見守りましょう。

何ごともポジティブにとらえる

子どもを比べるのがよくないのは、それによって子どもに否定的な感情が生まれてしまうためです。それを避けるためには、何ごともポジティブにとらえるのがおすすめです。たとえば、なかなか宿題に取り組もうとしない子どもが夜になってようやく机に向かったときには「お兄ちゃんはとっくに宿題が終わっている」と責めるのではなく、「自分から取り組めたね」と声をかけるとよいでしょう。

保護者自身を大切にする意味でも、考え方のくせを見直してみる

保護者の自己肯定感が低いと、子ども同士を比較してしまう傾向にあるといわれています。自己肯定感の低い人は、自分に自信がないので他人の評価を気にしがちです。日々、自分と他人を比べているため、子どもに対しても同じように考えてしまうのです。自分自身を大切にする意味でも、ときには考え方のくせを見直し、前向きに子育てに向かえるとよいでしょう。

学研教室では、それぞれの個性を大切に、お子さまの自己肯定感を育んでいきます。お子さまの健やかな成長をサポートするために、学研教室をぜひご活用ください。

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