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2025年4月9日

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英検®5級は小学生でも合格できる? 英検®5級の試験内容と合格のために知っておきたいポイント

小学校で英語が必修化されたこともあり、実用英語技能検定(英検®)への関心が高まっています。小学生でも受検できる英検®5級とは、どのようなものなのでしょうか。英検®5級の内容やレベル、また、合格するために押さえておきたい点について解説します。

小学生でも受験できる基礎的な英語検定「英検®5級」

小学生でも受験できる基礎的な英語検定「英検®5級」

英検®5級とは、どのような内容なのでしょうか。その概要について説明します。

英検®とは

通称「英検®」は、公益財団法人日本英語検定協会が主催する検定試験です。正式名称を「実用英語技能検定」といい、5級から1級まで7つの級が設けられています。その中で、英検®5級はもっとも難度が低く、初めての英語検定として受験する小学生もたくさんいます。

英検®5級の試験

英検®5級では、文章を読んで解答する「リーディング」と、英語を聞き取って答える「リスニング」の試験が行われます。リーディングとリスニングの両方を合わせた合計点で合否が決められます。解答はマークシート形式です。さらに、任意でスピーキングテストも受けられます。
スピーキングテストは、1次試験のリーディングとリスニングの合否が出てから受ける試験です。受験は必須ではありませんが、合格すると「スピーキングテスト合格」という資格が得られます。

出題される内容

試験問題は、学校や家庭など日常生活の身近な場面から出されます。300~600語程度の単語の知識が必要とされ、基本的な英語表現なども出題されます。

リーディング

短い文章や会話文などの途中に空欄があり、そこへ適切な語句を選びます。また、日本語訳が書かれた英文の語順を並び替える問題もあります。

リスニング

英語の会話を聞いて、もっとも適切な応答を選択します。また、会話の内容に関する質問に答えたり、短い文を聞いてそれを表す適切なイラストを選んだりします。

スピーキング

パソコン、スマートフォン、タブレットなどの機器を使い、学校・塾・自宅などからインターネット経由で専用サイトにアクセスして受験します。表示された英文を音読したり、英語で質問に答えたりします。

英検®5級のレベルや合格の基準とは

英検®5級のレベルや合格の基準とは

小学生が英検®5級を受けて合格できるのかと、疑問に感じる保護者もいるかもしれません。英検®5級のレベルや合格の基準について解説します。

英検®5級のレベル

英検®5級は、中学校で習う英語の初級レベルといわれています。実際、初めての英語検定として英検®5級を受ける中学生は多いのですが、最近は小学生で英検®5級を受ける子どもも増えてきています。しっかり準備をすれば小学生でも合格することは可能です。

合格の基準

2016年度から「英検CSEスコア」というものが取り入れられ、合否の判定が行われるようになりました。正答した数に技能別の尺度を用いて「合格基準スコア」というものを算出する方法です。合格するには、リーディングとリスニングの合計スコアが419点以上必要です。ただし、両方をバランスよく得点することが重要で、どちらか一方に点数が大きく偏っている場合は、合格できないこともあります。

合格率

英検CSEスコアが導入される前までは合格率が発表されており、2015年には81.4%の合格率が出ていました。また、それ以前の合格率も例年8割程度で推移していました。2016年以降は合格率の公式な発表はありませんが、大きな変動はないようで、7~8割程度の合格率を保っているといわれています。

合格の目安は正答率が6割程度

合格の判定には英検CSEスコアが用いられるため、単純に正答数だけでは判断できないのですが、合格の正答率は全体の6割程度といわれています。あまり完璧を求め過ぎると、子どもが負担を感じてしまうこともあります。その意味でも、リーディングとリスニングがそれぞれ6割程度の正答で合格できることを知っておくとよいでしょう。

英検®5級を受ける際に、押さえておきたいポイント

英検®5級を受ける際に、押さえておきたいポイント

小学生が英検®5級を受ける際に、押さえておきたいポイントについてご紹介します。

求められる英語力

英検®5級では、以下のような英語力が求められます。

アルファベットを正確に書ける
簡単な英文が読める
簡単な会話を聞き取れる
日常で使われる英単語や英語のフレーズがわかる
基礎的な文法がわかる

ごく基本的な英語力といえますが、知識がないと合格することは難しいでしょう。十分な準備をしておくことが大切です。

単語や文法を覚えるためにできること

まずは、日常生活の中で英語に触れることを意識しましょう。英語の歌を聴いたり、動画を見たりするのはおすすめです。また、イラストつきの教材は、視覚的にイメージしやすく単語や文法を覚えるのに有効です。スマートフォンのアプリやゲームなどを活用すると、楽しく覚えていくことができるでしょう。

過去問題を解く

過去問題を解くことは、出題の形式や時間配分を確認するうえでとても役立ちます。くり返し過去問題に取り組み、問題に慣れておきましょう。
日本英語検定協会の公式サイト(※)から、過去3回分の過去問題をダウンロードすることができます。
(※) 5級の過去問・試験内容.公益財団法人日本英語検定協会
https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_5/

まとめ

英検®5級は、小学生が最初にトライするのに適した英語の検定試験といえます。ただ、準備をせずに受験をして不合格になると、英語が嫌になってしまうこともあるため、注意が必要です。まずは、子どもの「挑戦してみたい」という気持ちを大切に、楽しみながら学習を進める工夫をしていけるとよいでしょう。

学研教室では、お子さまの発達段階に合わせた教材を使いながら、無理なく英語力を高めていく指導をしています。英検®5級への挑戦を考えの際は、学研教室をぜひご利用ください。

学研教室をこの機会にぜひ、体験してください

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