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2025年4月17日

  • 小学生
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小学生向け「ジュニア・プログラミング検定」 その概要と検定の内容をご紹介

小学校でプログラミング教育が導入されたこともあり、プログラミングに興味を持つ小学生が増えています。そんな子どもたちのために作られたのがジュニア・プログラミング検定です。ジュニア・プログラミング検定の概要から、検定の内容などについて詳しくご紹介します。

ジュニア・プログラミング検定の概要と検定料・会場・試験日程

ジュニア・プログラミング検定の概要と検定料・会場・試験日程

まずは、ジュニア・プログラミング検定について、その概要を見ていきましょう。

ジュニア・プログラミング検定とは

ジュニア・プログラミング検定は、プログラミングの力を測り認定する子ども向けの検定試験です(※1)。サーティファイ情報処理認定委員会が主催し、2016年から始まりました。検定試験では、視覚的にわかりやすいScratchというプログラミング言語を用いて、実際にゲームなどを作成します。

(※1) ジュニア・プログラミング検定公式サイト
https://www.sikaku.gr.jp/js/ks/

プログラミングスキルと論理的思考を育む

検定では、プログラミングの技術を身につけるとともに、プログラミング特有の論理的思考を育むことを目的としています。4つの級があり、学習のレベルに合わせて段階的に受検することができます。級が進むごとに異なるスキルが求められ、子どものチャレンジ精神が刺激されます。

何歳から受けられる?

ジュニア・プログラミング検定は主に子どもを対象にしていますが、特別な受験資格はありません。プログラミングに興味があれば、未就学児から大人まで誰でも受けることができます。

級によって異なる検定料

検定料は受検する級によって異なります。
Entry(4級)が2,600円、Bronze(3級)が2,800円、Silver(2級)が3,000円、Gold(1級)が3,200円となっています(※2)。

(※2)2025年4月現在の検定料

試験会場は全国にある

検定試験は、サーティファイ情報処理認定委員会が認定するプログラミング教室・学習塾・小学校など、全国さまざまなところで受けられます。個人の場合は、オンラインで自宅から受検することも可能です。

会場検定は随時、公開試験は3月と7月に行われる

検定は、試験会場で随時行われています。詳細は、通っているスクールなどで確認しましょう。自宅で受検する場合は決められた検定日程で「公開試験」があり、例年3月にEntry(4級)とSilver(2級)、7月にBronze(3級)とGold(1級)の検定が行われます。日程と申込期間は公式サイトで確認しましょう。

プログラミング言語「Scratch」を用いて実際にプログラミングを行う

プログラミング言語「Scratch」を用いて実際にプログラミングを行う

ジュニア・プログラミング検定の試験内容について解説します。

試験の内容

試験では、プログラミング言語のScratchを用いて、実際にプログラムを完成させていきます。より実践的なスキルが求められる内容で、動きのスムーズさや見た目のよさから、複雑な演算や変数の使用までさまざまなスキルが試されます。作品を制作したあとに、そのプログラムをさらに発展させるアレンジ問題もあり、創造性や独創性も求められます。

4つの級がある

ジュニア・プログラミング検定には、Entry(4級)・Bronze(3級)・Silver(2級)・Gold(1級)の4つの級があります。それぞれのレベルに合ったゲームを制限時間内に作成します。試験時間は、Entry(4級)が30分、Bronze(3級)とSilver(2級)が40分、Gold(1級)が50分です。各級ともに、全体の6割以上できていれば合格です。

各級の課題内容

Entry(4級)
くり返しや条件分岐などを用いてキャラクターを動かしたり、簡単な音を鳴らしたりする課題が出されます。ごく初歩的な内容ですが、基本的な操作が理解できていることが大切です。

Bronze(3級)
Entry(4級)と同様に、くり返しや条件分岐を用いてプログラムを完成させますが、より多くの手順が必要になります。簡単なレースゲームなどを作成する課題が出されます。

Silver(2級)
複数の条件を理解し、入れ子構造(階層を作ること)を用いるなど、徐々に高度な論理的思考が求められるようになります。また、他の人が作ったプログラムを修正する課題もあります。条件を組み合わせながら計算ゲームなどを作成します。

Gold(1級)
条件分岐、入れ子構造、演算など、さまざまな条件を理解しながら論理的に問題解決をする能力が求められます。多くの条件を連動させて作っていくシューティングゲームなど、より高度な問題が課されます。また、既存のプログラムを修正して、よりよいプログラムにしていく仕様変更の課題も出されます。

公式テキストの活用やプログラミング教室に通って準備をする

ジュニア・プログラミング検定に向けて、どのように学習を進めたらよいのかご紹介します。

ジュニア・プログラミング検定公式テキストで学ぶ

ジュニア・プログラミング検定を主催しているサーティファイ公認の公式テキストを活用するとよいでしょう。級ごとに出題される課題が紹介されていて、漢字に振り仮名がふられているなど、子どもにも読みやすい内容になっています。また、公式サイトからはサンプル問題をダウンロードすることもできます(※3)。

(※3) ジュニア・プログラミング検定公式サイト 学習方法
https://www.sikaku.gr.jp/js/ks/learn/

プログラミング教室に通う

プログラミング学習の第一歩として、プログラミング教室に通うのもおすすめです。専門の先生が一から丁寧に教えてくれるので理解しやすく、さらに、試験対策の指導をお願いすることも可能です。また、認定会場になっている教室なら、通い慣れた場所で検定を受けることもできます。

将来の選択肢を増やし、論理的思考が身につくジュニア・プログラミング検定

これからの時代を生きる子どもにとって、ICTのスキルは欠かせないものといえます。子どものうちからプログラミングを学ぶことは、将来の選択肢を増やすうえでも意味のあることといえるでしょう。また、論理的思考力や問題解決能力を伸ばしていく効果もあり、その力はさまざまな場面で生かすことができます。
子どもが興味を持ったタイミングで、ジュニア・プログラミング検定に挑戦してみてはいかがでしょうか。

学研教室では、日々の学習の中で論理的に解答を導き出す力を育んでいます。お子さまの論理的思考を伸ばす一助として、学研教室をぜひご活用ください。

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