2025年4月30日
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小学校の授業参観で注目すべきポイントは? 保護者のマナーや授業参観後の声かけについてもご紹介
授業参観は、子どもの学校での様子が見られるよい機会となります。ただ、どこに注目したらよいのかよくわからないということもあるかもしれません。授業参観で見るべきポイントや、参観の際に気をつけること、また、参観後の子どもへの声かけなどについてまとめます。
授業参観をする際に注目しておきたいポイントとは

授業参観の際、チェックしておくとよいポイントについて見ていきましょう。
学習への取り組み方
まずは、子どもの学習への取り組み方をよく見ておきましょう。先生の話がきちんと聞けているか、集中して取り組めているかなどを確認します。積極的に手を挙げていなくても、真面目に参加している様子なら問題はありません。子どもも保護者に見られている中で、多少緊張しているものです。うまくできないところではなく、がんばっているところに注目して見るようにしましょう。
休み時間の様子
授業中だけではなく、休み時間の様子を観察しておくのもおすすめです。友達関係がうかがえて、普段どのように過ごしているのかがよくわかります。また、子どもによっては1人で静かに過ごすことが好きな場合もあります。リラックスして過ごしているようなら、1人でいても心配し過ぎることはありません。
クラスの雰囲気
授業を見ていると、先生と子どもたちとの関係性も見えてきます。わが子の様子だけではなく、先生がどのように授業を進めているのか、また、それに対する子どもたちの反応などを見ておくとよいでしょう。全体を見ているとクラスの雰囲気が伝わり、子どもが安心して学校で過ごせているかどうかもわかりやすくなります。
廊下や教室に貼り出されている掲示物
廊下や教室の壁などに貼り出されている絵や習字などを見ると、子どものがんばりが感じられるものです。グループ学習のまとめや学級新聞からは、学習の様子やクラスで流行っていることなどを知ることができます。また、新学期には自己紹介カードが貼ってあることも多く、名前だけしか知らなかった子どもの友達が、どのような子なのかがよくわかります。
小学校の授業参観で、保護者が守っておきたいマナー

授業参観をする際には、保護者としていくつか気をつけておきたいポイントがあります。守るべきマナーについて、確認しておきましょう。
授業途中の入室や退室はできるだけ避ける
授業の途中で入室や退室をすると、授業の邪魔になってしまいます。子どもも保護者が今いるのかいないのかなどと気になって、集中しづらくなるかもしれません。決められた時間内に参観するのが基本ですが、どうしても時間の都合がつかない場合は、教室の隅など目立たない位置で静かに入退室するよう心がけましょう。
無断で撮影しない
子どもの様子を写真や動画に収めたいという気持ちはわかりますが、基本的に授業中の撮影は控えましょう。無断で撮影するのはNGです。撮影の許可が出る場合もありますが、その際には周囲の邪魔にならないよう、十分な配慮が必要です。また、個人情報保護の観点から、撮影したものをSNSなどにアップするのも厳禁です。
授業中は他の保護者とおしゃべりしない
仲のよい保護者がいるとついついおしゃべりをしたくなりますが、授業中の会話はクラスの授業はもとより、周囲の人の迷惑になります。大人のひそひそ声が、子どもの集中力を途切れさせてしまうこともあります。話をしたいときは、休み時間にしましょう。
携帯電話・スマートフォン・スマートウォッチはマナーモードにしておく
授業参観の際には、携帯電話・スマートフォン・スマートウォッチをマナーモードに設定しておきましょう。かかってきた電話に出るのはもちろん、メールやSNSのチェックも厳禁です。どうしても必要な場合は、その場を離れて対応します。基本的なマナーを守って参観することを心がけましょう。
授業参観が終わったら、できるだけ前向きなことばを子どもに伝える

家に帰ったら、授業参観で感じたことなどを子どもに話してみるとよいでしょう。子どもへの声かけのポイントについてまとめます。
ネガティブな声かけはしない
子どもは保護者の声かけ一つでモチベーションが上がったり、反対にやる気を失ったりするものです。「全然手を上げていなかった」「もっとこうした方がよかった」といった、ネガティブな声かけは避けた方がよいでしょう。
がんばっていたところを伝える
「しっかりノートをとっていた」「隣の席の友達の手助けをしていた」「書道の字がうまくなっていた」など、子どもががんばっていたことを伝えましょう。子どもは「そんなところまで見ていてくれたんだ」と感じ、さらにがんばろうと前向きな気持ちになるはずです。
先生の悪口を言わない
授業参観で先生の様子が気になっても、子どもに先生の悪口を言うのはやめましょう。信頼している先生のことを保護者に悪く言われると、子どもはとまどったり混乱したりしてしまいます。また、保護者のことばで悪い印象を持ち、先生との関係がぎくしゃくしてしまう可能性もあります。先生については、他の保護者や管理職に相談するなど、大人同士で対応するようにしましょう。
授業参観で学習に不安を感じたら、学習サポートも活用しましょう
子どもの学校での様子が垣間見える授業参観は、保護者にとっても貴重な機会となります。きょうだいがいる場合や仕事の都合などで、時間のやりくりが大変なこともありますが、できるだけ調整して子どものがんばりを見守っていけるとよいでしょう。
授業の様子を見ていて学習に不安を感じたときは、学校以外の学習サポートを活用してみてはいかがでしょうか。学研教室は、お子さまのペースに合わせた丁寧な指導で学力アップを図ります。お子さまに合った学習サポートをお考えの際は、学研教室をぜひご利用ください。