2025年8月5日
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小学生の「語彙力アップ」のすすめ 語彙力の大切さと言葉を増やすためにできる工夫とは
近年、よいことも悪いことも「やばい」の一言で済ませてしまうような風潮があり、話題になりました。「子どもたちの語彙力の低下が気になる」という保護者も多いのではないでしょうか。そこで、今回は語彙力の大切さと、日常生活のなかでできる語彙力の増やし方などについてまとめます。
小学生のうちから語彙力を身につけておくことの大切さ

語彙力とは、言葉の意味を理解して適切に使える力のことを指します。語彙力が身についていると、学習のうえでも生活を送るうえでもさまざまなメリットがあります。その大切さについて見ていきましょう。
教科書や本の内容を理解しやすい
知っている言葉が多ければ、それだけ文章を理解しやすくなります。教科書を読んだとき、内容を正確に理解できればよりスムーズに学習を進めることができるでしょう。また、本を読んでいるときに、言葉の意味がわからないと内容が頭に入ってこなくなってしまいます。教科書や本を読むうえで、語彙力はとても重要です。
自分の気持ちや考えが伝わりやすくなる
語彙力は、読んだり書いたりするときだけではなく、普段の会話でも必要になります。知っている言葉が多ければ、自分の気持ちや考えを正確に相手に伝えることができます。何かトラブルがあったとき、自分の気持ちや考えが正しく伝わらないと、誤解されてしまうこともあるかもしれません。人とコミュニケーションを取るうえでも、語彙力は大切な力ということができるでしょう。
表現が豊かになる
文章を書くにしても会話をするにしても、たくさんの言葉を知っていると、より細やかな表現をすることができます。語彙が少ないと、いつも同じ言い回ししかできないため、文章や会話が単調になってしまいます。
国語以外の教科でも必要になる
国語に限らず、他の教科でも教科書を読むときには語彙力が必要です。また、語彙が少ないと、算数や理科の文章問題で何を聞かれているのかがわからなくなってしまいます。社会科では、記述式の問題に答えるときに使える言葉が少ないと、正確に解答することができないでしょう。
語彙を増やしていくために日常でできる工夫とは

学習面や生活面で役立つ語彙を増やすには、どのようにしたらよいのでしょうか。日常生活のなかでできる工夫をご紹介します。
家庭での会話を心がける
語彙を増やすには、普段から家族でたくさん会話をすることが大切です。話をすることで、子どもは日常的に多くの言葉を使えるようになります。また、子どもは大人同士の会話を聞いて、言葉を覚えていくこともあります。大人の会話には、子どもの知らない言葉もたくさん出てくるからです。家族でたくさん話をして、子どもの語彙を増やしていくとよいでしょう。
家族や友達以外の人と話す機会を持つ
普段身近にいる家族や友達以外の人と話をするのも、語彙力の向上に役立ちます。たとえば、子どもと年齢の離れている祖父母と話をするのはおすすめです。また、地域のイベントに参加したり旅行に行ったときにその土地の人と話をしたりすると、今まで聞いたことのなかった表現に出会うことができるはずです。
本や絵本を読んでいろいろな文章に触れる
本や絵本からも、たくさんの言葉を学ぶことができます。本には主人公の気持ちやそのときの状況を表現する言葉がたくさん出てきます。低学年のうちや本を読むのが苦手な場合は、保護者が絵本を読み聞かせするのが効果的です。読み聞かせをしながら、子どもから『〇〇って何?』と聞かれたら、新しい言葉を獲得するチャンス。一緒に絵辞典や図鑑で調べてみましょう。高学年になったら、少し難しい新聞記事に挑戦してみるのもおすすめです。
かるたやしりとりで遊ぶ
遊びのなかで言葉を覚えていくのも一つの方法です。かるたは、言葉と絵が対になっているため意味がわかりやすく覚えやすいといえます。しりとりは、一定のルールにそって言葉を思い出せたときの印象が強く、記憶に残りやすいものです。楽しく遊びながら、語彙が身についていくでしょう。
子どもの語彙力を高めるための、保護者のサポートとは

子どもの語彙力を高めるために、保護者ができるサポートについてまとめます。
できるだけ具体的に質問をする
学校であったことなどを子どもに聞くときは、5W1Hを意識しながら、できるだけ具体的に質問するとよいでしょう。「今日は何があった?」と漠然と聞くよりも、「お昼休みは何をして遊んだの?」など、子どもが答えやすい質問を心がけます。「サッカーで遊んだ」と答えたら「誰と遊んだ?」「どこで遊んだ?」「ゴール決められた?」「休み時間はいつもサッカーするの?」「サッカー好きな子が多いの?」など、内容を深掘りしていくと会話が弾みます。
料理の味や特徴を言葉で伝えることをお願いしてみる
おいしいものを食べたとき、子どもに料理の味や特徴を言葉で伝えることをお願いしてみるのも楽しいものです。料理のおいしさは「おいしい」だけではなく、さまざまな言葉を使って表現することができるからです。たとえば、子どもが肉を食べて「やわらかい」と言ったら、「それをほかの表現にしてみると?」「別の言い方にしてみると?」と聞いてみましょう。「やわらかくて口のなかで溶けてしまう」「歯がなくても食べられるくらい」など、他の言い方があることに子どもも気づくでしょう。「タレントさんになったつもりで食レポしてみてよ」と言うと、楽しみながらさまざまな表現をしてくれるはずです。
知らない言葉は一緒に調べる
知らない言葉が出てきたときには、すぐに調べる習慣をつけましょう。保護者が一緒に調べると、子どもにもその習慣が身についていきます。スマートフォンで調べるのもよいのですが、ときには辞書を開いて一緒に調べると、より子どもの記憶に残りやすくなります。辞書は調べた言葉の使い方や類語、反対語なども記載されており、調べた言葉の前後の言葉も自然と目に入るするため、スマートフォンで一つの言葉の意味だけを調べるよりも、さまざまな情報を得ることができるのでおすすめです。
日ごろの働きかけで、少しずつ語彙を増やしていけるとよい
語彙力は、国語力を伸ばすだけではなく、他の教科の学習やコミュニケーション能力を伸ばすことにもつながります。日ごろのちょっとした働きかけを意識して、子どもの語彙力を養っていけるとよいでしょう。
学研教室では、日々の学習でさまざまな言葉がけを行いながら、お子さまの語彙力向上に努めています。お子さまの国語力や表現力を伸ばしたいとお考えの際は、学研教室をぜひご活用ください。





