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2023年12月1日

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ランドセルの平均的な重さとは? 重さの目安と選び方のポイント

小学生が6年間通して使用するランドセルは大切な学用品ですが、子どもにとって「ランドセルの重さが負担になるのでは?」と心配になる保護者もいるでしょう。平均的なランドセルの重さについて、またランドセルの選び方について解説します。

素材によって異なるランドセルの重さ

女の子が赤いランドセルを背負っている画像

ランドセルの単体の重さは、主に素材によって異なります。まずは、素材別の平均的なランドセルの重さについてまとめておきましょう。

素材別ランドセルの平均的な重さ

コードバン製(天然皮革)

コードバンは馬のお尻からとれる皮で、ランドセル1個あたり1,300~1,500gが一般的です。重量はありますが、強度や耐久性にすぐれ、高級感のある素材です。

牛革製(天然皮革)

牛の皮を使って作られたランドセルの重さは、1,200~1,400gです。コードバンより少し軽めですが、丈夫で長持ちし、使い込むことで独特の風合いが出てきます。

クラリーノ (人工皮革)

クラリーノは人工皮革のブランドで、ランドセルに多く使われている素材です。ランドセル1個あたり1,000~1,100gと軽く、水に強く手入れが簡単とされています。

ナイロン・ポリエステルなどの布製

ナイロンやポリエステルなど布製のランドセルには、ランドセル1個あたり900g以下の超軽量のものもあります。

また、デザインを極力シンプルにしたり、かぶせの部分を半分にしたりするなどして、重量を軽くする工夫をしたランドセルもあります。

ランドセルは「軽ければよい」というものではない

後姿の女の子が三人ランドセルを背負っている画像

子どもの負担を考えると「軽いランドセルの方がよいのではないか」と思うかもしれませんが、単純に軽ければよい、というものでもありません。
軽いランドセルには、注意が必要なこともあります。

軽いランドセルのデメリット

壊れやすい

軽量化するために、内部の補強材を少なくしたり軽い部品を使ったりしているケースがあります。たとえば、型崩れ防止のプレートが入っていないもの、金具の代わりにプラスチックを使っているものなどがあります。その分、型崩れしやすかったり壊れやすかったりして、結果的に長く使えなくなってしまうことがあります。

傷がつきやすい

布製の素材の中には、雨や泥汚れなどがシミになったり、ひっかけたりして穴があくなど、傷がついてしまったりするものもあるようです。

体に合っていれば重さが負担にならないことも

重量のあるランドセルでも、実際に背負ってみるとさほど重さを感じないこともあります。子どもの体にぴったりフィットしていると、重さが体全体に分散されるため、体の負担になりにくいのです。

ランドセルの重量だけを見て「重いからうちの子には無理かもしれない」と思わず、実際に背負ってみた子どもの感覚を聞くことも大切です。

重さが気になるのはランドセルを購入するときだけ

ランドセルを購入するときは、子どもの体がまだ小さいこともあり、ランドセルの重さが気になってしまうものです。しかし、小学校6年間で子どもは驚くほど成長します。身長や体重が増えるのはもちろん、筋力や体力もどんどんついていきます。
6年間を通して使うことを考え、重さだけではなく、機能性や耐久性をよく検討することが重要です。

子どもに合ったランドセルの選び方 そのポイントとは

女の子と女性がOKのハンドサインをしている画像

ランドセルを選ぶときには、重さ以外にも気をつけたいポイントがあります。ぜひ、参考にしてみてください。

体に合っているかどうか

ランドセルが体に合っていないと、肩こりや腰痛、姿勢の悪化を引き起こす可能性もあります。そのため、子どもの体に合っているかどうか、成長に応じた調節は可能かどうかをよく確認することが大切です。
背中にしっかりフィットしていると、重さはあまり気にならなくなります。肩ベルトや背当ての素材や形、また、通気性なども背負いやすさに影響します。
お店で実際に背負ってみるときには、可能ならランドセルの中に3~4冊程度ノートを入れて背負うと、より正確に背負いやすさがわかります。

耐久性にすぐれているか

6年間使うランドセルは、丈夫で長持ちすることが重要です。一般的に、コードバンや牛革などの天然皮革は耐久性にすぐれているといわれています。また、人工皮革でも、より厚手のものは丈夫な傾向にあります。
縫製や使用している金具がしっかりしていること、型崩れしない工夫がされているかについてもよく確認しましょう。

サイズや容量は適切か

ランドセルのサイズは、主に次の2種類があります。

・A4クリアファイル(横幅22cm)が入るサイズ
・A4フラットファイル(横幅23cm)が入るサイズ
 ※フラットファイルは、パンチで2穴をあけてとじるファイル

最近は、大容量のランドセルが多くなりつつありますが、A4フラットファイルを使用する学校の場合、A4フラットファイルが入らないサイズのランドセルを購入すると、手提げかばんなどを別途持ち歩くことになります。
また、GIGAスクール構想によって子どもたちがパソコンやタブレット端末を使用するようになりました。学校によってはそれらを持ち帰ることもあります。その際は、重量や安全性を考えるとランドセルに入れて通学することが多いでしょう。できれば事前に学校に確認して、適切なサイズのランドセルを選ぶとよいでしょう。
※参考 : 大きめの14インチの端末はA4用紙と同じくらいの大きさです。

ベルトの長さを調整できるか

ベルトが長すぎたり短すぎたりすると、背負いづらく、肩や首に負担がかかります。子どもの成長に合わせて、ベルトの長さをスムーズに調整できるかどうかもよく確認しましょう。
ベルトの穴をずらしていくことで、8段階程度に調節できるものが一般的ですが、中にはアジャスターを使ってより細かく調節できるものもあります。
ランドセルが肩からずり落ちないか、背中にランドセルがフィットしているかを確認して、調節可能なものを選ぶことが大切です。

6年間の保証があるか

ランドセルが壊れたとき、保証してくれるかどうかも重要です。長期間使うことを考えて、保証の内容はどのようなものなのか、購入するお店ごとによく比較して検討しましょう。

・6年の間、何度でも修理してもらえるのか
・修理は有料か無料か
・無料の場合、子どもの不注意や乱暴な扱いが原因で壊したときでも無料で修理してくれるのか
・修理をする際、送料の負担はあるのか
・修理している間、代わりのランドセルを貸し出してくれるのか

子どもの好きな色やデザインか

ランドセルの色やデザインは、子どもの学校生活へのモチベーションにも影響します。機能性はもちろん重要ですが、子どもの好みも取り入れながらランドセルを選ぶとよいでしょう

ランドセルを購入するときには、さまざまなことが気になるものですが、重さについてはあまり気にし過ぎることはないようです。
長い目で見て、子どもに合った使いやすいランドセルを選ぶようにするとよいでしょう。

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