2023年12月13日
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卒園式の保護者の服装とは? 基本的な服装マナーをご紹介
卒園式は、子どもにとって一つの大きな節目となるイベントです。主役はもちろん子どもですが、保護者はどのような服装で参加したらよいのか、気になるという方もいるのではないでしょうか。卒園式の保護者の服装について、基本的なマナーや気をつけておきたいことをまとめます。
卒園式の服装は、ある程度フォーマルな装いが基本

卒園式は、保育園や幼稚園の課程を修了したことを祝福する式典です。どのような服装で参加することが望ましいのでしょうか。
ある程度フォーマルな装いが一般的
主役の子どもたちはスーツ・ブレザー・ワンピース・はかまなどの改まった服装で出席することが多く、先生方も正装に近い服装で参列します。それに合わせて、保護者もある程度フォーマルな装いをするのが一般的です。
定番はスーツやジャケット、ワンピースなど
卒園式のような式典には、スーツやジャケット、ワンピースなどのセミフォーマルなスタイルで参加するのが基本です。
特別な機会なので、着物を着るという人もいます。着物は色合いや柄を自由に選ぶことができる一方で、華美になりすぎてしまう可能性もあります。保護者が目立ちすぎるのを避けるため、小さな柄の小紋や訪問着を選ぶ人が多いようです。
カジュアルな服装は避けた方がよい
卒園式というある程度厳かな雰囲気の中、デニムやパーカーなどカジュアルな服装での出席は避けた方がよいでしょう。同様に、ノーネクタイやノージャケットもおすすめできません。
自然体で子どもの卒園を祝いたいという気持ちもわかりますが、TPOをわきまえることも大切です。
基本はセミフォーマルな服装ということを意識しておくとよいでしょう。
卒園式の保護者の服装 気をつけておきたいポイントとは

さらに、気をつけておきたいポイントを具体的にご紹介しましょう。
服の色や柄
服の色味は黒、グレー、濃紺、茶色などの落ち着いた色を選ぶ人が多いといえます。必ずしも無地でなければいけないということはなく、細かいチェックやストライプなどの柄物でもよいでしょう。
お祝い事ですから、春らしい明るい色を選んでもOKです。落ち着いた色合いの服に、コサージュをつけて華やかに見せてもよいでしょう。
服のスタイル
フォーマルといっても、卒園式で燕尾服やタキシードなどの礼服を着るのは一般的ではありません。礼服は正礼装といって、冠婚葬祭のときや披露宴の司会者などが着用するものです。同様に、カクテルドレスなども保護者の服装としては、ふさわしくないでしょう。
卒園式では、黒スーツなどの準礼装やグレースーツ・濃紺スーツなどの略礼装が一般的といえます。
スカートの場合は、あまり短すぎるとフォーマルな雰囲気に合わなくなります。立ったまま両腕を軽く上げたとき、膝が隠れるくらいの長さが理想的です。
小物やアクセサリー
ネクタイは白や黒を避け、スーツの色に合わせてシルバー、グレー、ブルーなどを選ぶとよいでしょう。無地が基本ですが、落ち着いた風合いならドット柄やストライプ柄でもOKです。シャツは白や淡い色が定番です。
ベルトと靴を同じ色に合わせると、落ち着いた雰囲気が演出できます。
アクセサリーをつける場合は、あまり派手になりすぎないことが大切です。ネックレスやイヤリングなどは控えめなデザインを選ぶようにしましょう。フォーマルの定番アクセサリーといえばパールですが、派手すぎないゴールドやシルバーの貴金属もOKです。
コサージュやブローチをワンポイントとして使うのもおすすめです。
バッグはシンプルなデザインのものがよいでしょう。カメラや上履きなど大きめの荷物は、サブバックにまとめておきましょう。
靴や靴下
スーツスタイルに合わせるなら黒か茶色の革靴が定番です。デザインが凝りすぎているものや、靴の先端がとがっているものなどは避けた方が無難です。
椅子に座ったとき、靴下が短いと素足が見えてしまうことがあるため、少し長めの靴下を選ぶようにします。靴や服に合わせてダークカラーの靴下を選ぶとよいでしょう。
スカートの場合、服に合うパンプスを選ぶことが多いですが、ヒールが高すぎるものは避けた方がよいでしょう。高すぎないヒールの方が、上品な印象になります。
タイツはカジュアルになってしまうため、避けた方がよいでしょう。足を上品に美しく見せるには、ベージュのストッキングがおすすめです。卒園式の日が予想以上に寒い場合は、保温性の高いインナーを着用したり、貼るカイロを利用したりするなどの工夫で乗り切りましょう。
卒園式の雰囲気に合った服装を心がける
子どもが通っている保育園や幼稚園の雰囲気によっては、他の保護者の服装と合わせた方がよいという場合もあるものです。たとえば、ミッション系の園と仏教系の園では様子が異なることも考えられます。心配なときは、年上のきょうだいがいて卒園式を経験したことがある保護者や、園の先生に相談してみてもよいでしょう。
いずれにせよ子どもにとって特別な日を祝うという意味で、保護者は上品で清潔感のある服装を心がけることが大切です。基本的な服装のマナーを押さえたうえで、わが子の門出を祝いたいですね。