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2025年1月9日

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子どもが学校の話をしてくれない理由は? 保護者が気をつけたい対処と家庭でできること

「子どもがあまり学校のことを話してくれない」と悩んでいる保護者は意外と多いものです。何でも話せる関係が理想的ですが、子どもにも子どもなりの事情があるのかもしれません。子どもが学校の話をしないとき、保護者はどのように対処したらよいのでしょうか。

学校のことを「話したくない理由」として考えられること

学校のことを「話したくない理由」として考えられること

子どもが学校の話をしない理由について、見ていきましょう。

学校と家でキャラクターが違う

家ではおとなしいのに学校では思いっきりはじけている、反対に家では元気いっぱいなのに学校では借りてきた猫のように静かにしている、というケースは意外と多いようです。学校と家でキャラクターが違うため、それを保護者に知られたくなくて学校の話をしないのかもしれません。

ことばで表現することが苦手・面倒

発達の段階や子どもの性格によっては、ことばで表現することが苦手ということもあります。また、流行に乗ってことばを極端に略したり、いわゆるネットスラングのようなことばを使って、おおざっぱな表現をすることに慣れたりしていると、細かく説明するのが面倒になってしまうこともあります。

干渉されたくない

保護者にあれこれ聞かれたり、細かいことを質問されたりすると、干渉されていると感じる子どももいます。管理されていることに窮屈さを感じて、何も話したくなくなることもあるでしょう。一般的に思春期に近づいてくると、この傾向は強くなります。

「学校どうだった?」が答えにくい

保護者の聞き方としてありがちなのが「学校どうだった?」という質問です。何となく言ってしまうことばですが、子どもからするとあまりに漠然としていて、何を話したらよいのかわからないものです。子どもとしては「普通だった」「特に何もなかった」としか答えようがなく、一方で保護者は「何も話してくれない」と感じてしまうのです。

話したくないことがある

友達とトラブルがあった、誰かに嫌なことを言われたなど、子どもも話したくないことがあるものです。元気に学校に通っているならよいのですが、元気がなくなったり学校に行くことを嫌がったりするときは注意が必要です。

子どもが話をしたくなくなる「気をつけておきたい保護者の対処」

子どもが話をしたくなくなる「気をつけておきたい保護者の対処」

子どもが学校の話をしたくないと思う理由が、家庭にあるケースもあります。気をつけておきたい保護者の対処についてまとめます。

頭から否定する・叱る

最初から「それは間違っている」と否定したり叱ったりしていると、子どもは保護者に話したくなくなってしまいます。子どもの気持ちを想像して「こんな風に言われたらどうだろう?」と、考えながら子どもの話を聞くことが大切です。

先入観を持ちながら話を聞く

先入観を持って子どもの話を聞いていると、「要するにこういうことね」と一言でまとめたり、「どうせ○○でしょ」などの返事をしたりしがちです。一生懸命話をしても、そのような対応をされたら子どもはがっかりしてしまいます。子どもの話を聞くときは、先入観を持たず真摯に向き合うことが大切です。

子どもの言うことを軽く見る

子どもが悩んでいることや、「すごい」と思ったことを話しているときに、「気にするようなことじゃない」「大したことない」などと、内容を軽視するような発言をするのもよくありません。励ますつもりで言ったとしても、子どもは共感してもらえなかったと感じて傷ついてしまいます。

子どもの話を遮る

子どもが話している途中でそれを遮って注意をしたり結論を言いたくなったりすることがあるかもしれません。ただ、このようなときも、まずは話を最後まで聞くことが大切です。話を遮られると言いたいことがすべて言えず、子どもは「保護者に受け止めてもらえなかった」と感じ、もう話をしたくないと思うものです。

根掘り葉掘り聞く

学校のことを根掘り葉掘り聞くこともおすすめできません。子どもには、うまく説明できないことや言いたくないこともあるものです。原因を追究し過ぎることで子どもを傷つけることもあります。深く話せないようなら、追究し過ぎないことも大切です。

話の糸口を見つけて、学校の話につなげていく

話の糸口を見つけて、学校の話につなげていく

子どもが学校のことを話しやすい雰囲気を作るため、普段から家庭でできることをご紹介します。

普段から話しかけやすい雰囲気を作る

保護者が忙しく、いつもイライラしていると子どもは話しかけにくくなってしまいます。話しかけられたときは、子どもの目を見てしっかり答える、聞かれたことにはすぐ答える、何かしながら適当な返事をしないなど、普段から「話しかけても大丈夫」という雰囲気作りをしておくことを心がけましょう。

興味のあることから話題をつなげる

学校の話を聞くきっかけとして、子どもが興味のある話題から入るのも一つの方法です。最近はまっていること、習い事でがんばっていることなどから会話をはじめ、「そういえば」と、友達の話題や学校行事の話題へとつなげていくとよいでしょう。

具体的に質問する

子どもに学校のことを聞くときは、「今日の給食どのおかずがおいしかった?」「この間のこと、先生は何て言ってた?」など、できるだけ具体的に質問するようにしましょう。具体的に質問すると、子どもも答えやすくなり、学校の様子も伝わってくるはずです。

心配なときは学校に様子を聞く

急に元気がなくなるなど明らかに異変がみられるときは、担任の先生に学校での様子を聞いてみましょう。また、普段から他の保護者と関係を築いておくと、何かトラブルがあったときに情報が入りやすいものです。子ども自身、話ができないこともあるので慎重に対応することが大切です。

家庭では、子どもが話をしやすい雰囲気作りを意識する

子どもが学校の様子を話してくれないと少し心配ですが、変わらない様子で学校へ通っているならあまり気にし過ぎることはないでしょう。日頃のコミュニケーションを意識して、いざというときには信頼に応えられるようにしておくことが大切です。

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