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2025年1月25日

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子どもの「サードプレイス」ってどんなところ? その重要性と活用の方法とは

子どもの居場所として「サードプレイス」が注目されています。家庭や学校とは異なるサードプレイスには、どのような魅力があるのでしょうか。サードプレイスとはどのようなところなのか、また、活用することで得られるメリットについて解説します。

家でも学校でもない第3の居場所「サードプレイス」

家でも学校でもない第3の居場所「サードプレイス」

まずは、サードプレイスについて説明しましょう。

サードプレイスとは

日々生活していくうえで、人はある程度の役割や責任を負って暮らしています。大人なら保護者としての役割や社会人としての責任など、子どもならクラスでの係や日々学習していくことなどです。それらから解放され、個人としてゆったりくつろげる場所がサードプレイスといえます

ファーストプレイスとセカンドプレイス

サードプレイスに対して、ファーストプレイスやセカンドプレイスという考え方があります。
ファーストプレイスは、食事をしたり睡眠をとったりしながら基本的な生活をしていく家庭を指します。また、セカンドプレイスは、家庭以外で長時間を過ごす学校や職場のことを指します。家庭では子どもなりに役割を担っていたり、家族間のトラブルを目にしたりすることもあるでしょう。また、学校では少なからず人間関係や成果を求められることにストレスを感じることもあります。

子どもにとってのサードプレイス

子どもは家庭や学校で多くの時間を過ごします。家で怒られたり学校で友達ともめたりして、嫌な気持ちになることもあるかもしれません。嫌な気持ちをすぐに解消できればよいのですが、状況によっては苦しさをため込んでしまうこともあります。そのようなときに役立つのがサードプレイスです。家でも学校でもない、第3の居場所が子どもを救うこともあるのです。

子どもの成長にとって、重要な役割を持つサードプレイス

子どもの成長にとって、重要な役割を持つサードプレイス

サードプレイスは、子どもにとってどのような意味を持つのでしょうか。その役割を見ていきましょう。

気持ちの切り替えができる

子どもが毎日を過ごしていく中で、多少の差はあれ、嫌なことやつらいことなどは避けて通れないものです。そのようなとき、ホッとできるサードプレイスがあると、ひとまず嫌なことやつらいことを忘れられるものです。日常から離れ、気持ちを切り替えられるのがサードプレイスの良いところといえます。

ありのままの自分でいられる

多くの子どもは保護者や学校からさまざまなことを期待され、それにこたえようとする気持ちで過ごしています。サードプレイスでは、そういったプレッシャーを負うことなく過ごせます。ありのままの自分を出せるのは、子どもにとって心地よいものといえるでしょう。

人間関係が広がる

サードプレイスでは、普段接することのない人たちと接する機会があります。違う学校の友達ができたり、年上の人に知らないことを教えてもらったりすることもあるでしょう。
家や学校の固定化された人間関係から離れ、子どもの視野も広がっていきます。

さまざまな価値観に触れられる

幅広い人間関係の中で、人それぞれ考え方や感じ方が違うことを学べるのもサードプレイスのよさです。家庭や学校の中だけでは気づかなかった価値観に気づくこともできるでしょう。多様な価値観の中で、子どもの成長がはぐくまれていきます。

支援が必要な子どもの居場所になる

学校へ通いづらい子どもや、複雑な家庭環境の子どもにとっては特に、サードプレイスは心のよりどころとなり得ます。自治体や企業、ボランティア団体などが、子どもたちのためにさまざまなサードプレイスを用意しています。それらを利用していく中で、社会資源の活用などの情報を得ることもできるでしょう。

さまざまなところで提供されている子どものサードプレイス

さまざまなところで提供されている子どものサードプレイス

子どものサードプレイスにはどのようなものがあるのでしょうか。一つ一つ見ていきましょう。

放課後児童クラブ(学童クラブ)

保護者が共働きのため日中家族が家にいない子どもは、放課後児童クラブ(学童クラブ)を利用できます。学童クラブには、ゲームやおもちゃ、まんがなど、子どもが楽しめるものがたくさんあることが多く、また、異年齢の子どもやそれを見守る職員など、多くの人との関わりがあります。

祖父母、親戚の家

祖父母や親戚は、子どもにとって家族に次いで親しみの持てる存在です。保護者とは立場が異なるため第三者としての視点があり、ある程度客観的に子どもと接することができます。適度な距離感が心地よく、子どもは保護者とは別の安心感を持つことができるでしょう。

子ども食堂

子ども食堂は、低額もしくは無料で食事をとれる場所です。本来、何らかの事情で食事をとるのが困難な子どもを対象にしていますが、場所によっては学習を見てくれたり遊んで過ごしたりできるところもあります。子どもや貧困家庭の孤立を防ぐという意味でも、居場所としての大きな機能を果たしています。

インターネット上の居場所

SNSやオンラインゲームなどをサードプレイスにしている子どももいます。不登校の子どもへの対応として、メタバース空間に交流の場を設けるという取り組みもあります。インターネット上での関わりが、子どもの救いになることもあります。
ただし、インターネットにはリスクもあるため、保護者の目が届く範囲でうまく活用できるとよいでしょう。

習い事

習い事が子どものサードプレイスになることもあります。好きなことや得意なことでつながる仲間との交流は、子どもの健やかな成長を助けてくれるでしょう。学校以外の友達ができることで、広がる世界もあります。

サードプレイスを活用しながら子どもの成長をはぐくんでいく

居場所がたくさんあることは、多くの学びの場所があるということにもつながります。リラックスして過ごせるサードプレイスを活用しながら、子どもの成長を見守っていけるとよいでしょう。

学研教室では、お子さまが安心して過ごせる環境作りに配慮しながら、学習指導を行っています。お子さまのサードプレイスの一つとして、学研教室をぜひご利用ください。

学研教室をこの機会にぜひ、体験してください

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