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2025年1月29日

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「小1プロブレム」が起こるのはなぜ? 起こりやすい理由と家庭でサポートできること

小学校に入学した1年生が直面する小1プロブレム。子ども自身はもちろん、小1プロブレムに悩まされる学校関係者や保護者は増加傾向にあるといいます。小1プロブレムとはどういうものなのか、また、その原因として考えられることや適切な対処方法などについて解説します。

授業中に歩き回る、注意が聞けないなどの行動が見られる「小1プロブレム」

授業中に歩き回る、注意が聞けないなどの行動が見られる「小1プロブレム」

まず、小1プロブレムの現状について、説明していきましょう。

小1プロブレムとは

小1プロブレムは、小学校に入学した子どもが学校生活にうまく適応できず、何らかのトラブルが生じてしまうことをいいます。保育園や幼稚園での生活から環境が大きく変わり、子どもが不安を感じることが、小1プロブレムの大きな原因と考えられています。

小1プロブレムに見られる子どもの行動

小1プロブレムでは、以下のような行動が見られます。

・授業中、勝手に歩き回る。
・先生の言うことを聞かない。
・授業が始まっても席につかない。

先生からすると困った行動ですが、子どもは無意識のうちにこのような行動をとってしまっているのです。

小1プロブレムが子どもに与える影響

小1プロブレムの状態が続くと、先生に叱られ続けて自信を失くしてしまったり、授業についていけなくなって学力が低下したりする可能性が高まります。できるだけ早い段階で適切な対処をすることが必要といえるでしょう。

家庭のしつけが原因ではない

小1プロブレムの背景には、子どもの不安な気持ちが隠れています。精神的に不安定なことが原因で、さまざまな行動が引き起こされるのです。学校でのトラブルは家庭のしつけと考えられがちですが、現在ではしつけが原因ではないことがわかってきています。

小1プロブレムが起こる理由として考えられること

小1プロブレムが起こる理由として考えられること

子どもが小1プロブレムを起こすのには、いくつかの理由が考えられます。

保育園・幼稚園とのギャップ

小1プロブレムの大きな原因は、入学前に過ごしていた保育園や幼稚園とのギャップです。小学校はさまざまな地域からたくさんの子どもが集まってくるため、保育園や幼稚園よりも大きな集団となります。また、長い時間ずっと椅子に座って先生の話を聞かなければならない、授業中はしゃべってはいけないなど細かいルールも多く、その違いについていけないことがあります。

1人でやらなければならないことが増える

保育園や幼稚園の行き帰りは、保護者の付き添いや園バスなどによるサポートがありました。しかし、小学校は大人のサポートなしに登下校しなければなりません。また、クラスの人数が多いため以前に比べて先生との関わりが少なくなり、助けを求めにくい雰囲気もあるでしょう。1人でやらなければならないことが多くなるため、子どもの緊張感はより高まります。

新しい先生や友達になじめない

小学校に入学すると、今までの先生や友達と別れて、新しい人間関係を作っていく必要があります。手厚くフォローしてくれていた保育園や幼稚園の先生と、小学校の先生とでは雰囲気が異なるように感じる子どももいるでしょう。新しく出会う人たちとうまくなじめないと、子どもの不安感は高まります。

「遊び」から「学び」へ

幼児教育と学校教育の違いも、小1プロブレムの要因です。幼児期は、遊びを通して生きる力を育んでいきますが、小学校では学習することがメインになります。遊びから学びへの転換がうまくできず、トラブルを招いてしまうのです。

デジタルデバイスの普及による集中力の低下

今の子どもたちは、生まれたときからスマートフォンなどのデジタルデバイスに触れながら育っています。次々切り替わっていくコンテンツやゲームなどの影響で、子どもの集中力が低下しやすくなっているといった問題も指摘されています。

小1プロブレムへの対処 落ち着いて学校で過ごせるよう家庭でサポートできること

小1プロブレムへの対処 落ち着いて学校で過ごせるよう家庭でサポートできること

では、小1プロブレムにはどのように対処したらよいのでしょうか。

子どもの話をよく聞く

子どもの様子について学校などから連絡が入ると、どうしても頭ごなしに叱ってしまいがちです。ただ、子どもに寄り添うことなく叱るだけでは、根本的な原因解決になりません。
まずは、なぜそのような行動をとったのか子どもの話をよく聞くことが大切です。また、不安に思っていることや困っていることについてもしっかり聞くことを心がけましょう。保護者が話を聞いてくれることで、子どもの緊張感やストレスは緩和されていきます。

生活習慣を整える

夜更かしをして朝食を食べないなど、生活習慣の乱れが子どもの心身を不安定にすることもあります。まずは、生活習慣をしっかり整えることを意識しましょう。食事や睡眠のサイクルをきちんと整え、健康的な毎日を過ごすことが大切です。

時間を意識して過ごす

休み時間と授業時間の区切りがうまくできない場合、時間の感覚が身についていないことも考えられます。そのようなときは、家庭でも時間を意識して過ごすようにするのがおすすめです。楽しく遊んでいても○時になったら片付ける、○時になったらお風呂に入るなど、時間を決めて行動する習慣を身につけていきましょう。

自己肯定感を高める関わり方を意識する

小1プロブレムを防ぐために、普段から子どもの自己肯定感を高める働きかけをすることも大切です。小さなことでもこまめに褒め、自信を持って学校へ通えるよう、サポートしましょう。

子どもが安心できるよう、丁寧な関わり方を心がける

小学校に入学して環境が大きく変わり、子どもはとまどいや緊張の中で毎日を過ごしています。子どもが安心して過ごせるよう丁寧な関わり方を心がけ、小1プロブレムへ対処するようにしましょう。

学研教室では、お子さまが自信を持って毎日を送れるよう、スモールステップで成果を確認しながら学習を進めていきます。お子さまの自己肯定感をはぐくむサポートとして、学研教室をご活用ください。

学研教室をこの機会にぜひ、体験してください

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