2025年1月1日
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手指の器用さ「巧緻性」 巧緻性を高めるメリットとその具体的な方法とは
早期教育や小学校受験などの世界でよく耳にする「巧緻性」。巧緻性を高めることは、子どもにどのような影響を与えるのでしょうか。巧緻性とはどのようなものなのか、そのメリットや、巧緻性を高めていくためにできる方法について解説します。
手先や指先を上手に使う運動能力を意味する巧緻性は、脳の発達にも関わる

まずは、巧緻性の意味を確認し、子どものうちに鍛える大切さについて説明します。
巧緻性とは
巧緻性は、一般的に手先が器用なことを意味します。スポーツなどで体を上手に動かすことも、広い意味では巧緻性といえるでしょう。巧緻性の能力が高いと、指や手を使って細かい作業をしたり、道具を器用に扱ったりすることができます。遊びやトレーニングをすることで、養っていくことのできる力といえます。
巧緻性があるとできること
日常生活を送るうえでは、さまざまなところで指や手を使います。切る、折る、貼る、積む、つまむ、結ぶ、塗る、巻く、丸める、ちぎる、包むなどの動作をするとき、巧緻性が必要になります。巧緻性が高いと、芸術の分野や技術が必要な職人の世界などで、大きな成果を上げることができるでしょう。
巧緻性の高さは脳の発達とも関わる
手は「第2の脳」と呼ばれ、手指の器用さは脳の発達とも深く関わります。手指を動かすと脳が刺激されるため、巧緻性を鍛えることでより脳の発達が促されるからです。早期教育や小学校受験の塾などで、巧緻性が重視されるのはそのためです。
学習にも関わる巧緻性
巧緻性が高い子どもは、くり返しの作業を嫌がらない傾向にあります。漢字学習や計算問題などにもコツコツ取り組めるため、基礎学習がしっかり身につきます。基礎が身についていると、当然学習効率も上がります。もの作りやアートが得意なだけではなく、学習面にも効果的なのが巧緻性の特徴です。
巧緻性が高まると、集中力や創造力、思考力なども身につく

巧緻性が高いと、どのようなメリットがあるのでしょうか。一つ一つ見ていきましょう。
集中力が身につく
繊細な作業をする際には、対象のものをよく観察しながら指先に神経を集中させる必要があります。その中で、子どもの集中力が養われていきます。集中力は、日常生活を送るうえでも学習を進めるうえでも必要になる、大切な力といえるでしょう。
創造性が豊かになる
手指を器用に使えるようになると、自分の頭の中でイメージしたものを、実際の形に作り上げることができるようになります。たとえば、ブロックでお城を作る場合、頭の中でお城の屋根や窓の形などをイメージして、その通りに作っていくことができます。巧緻性が作品の質を高め、質の高い出来上がりを見て、さらに「ここをこうしたら良いかもしれない」とイメージを膨らませることができるでしょう。その中で、子どもの創造性が豊かに育っていくのです。
順を追って考えることができる
巧緻性が高まると、最後の目標にたどりつくまでにどのような手順で進めていけばよいかを考えながら、ものごとに取り組むことができるようになります。順を追って考える習慣を身につけるうえでも、巧緻性は役立ちます。
自分に自信が持てる
手先が器用な子どもは、「上手にできる」という経験をたくさんしています。また、うまくできると周囲に褒められることも多くなるでしょう。その体験が、自分への自信につながり、「もっとやってみたい」という気持ちを生み出します。チャレンジ精神を育てていけるのも、巧緻性のメリットといえます。
スポーツやダンスの習得が早い
手指を器用に動かせることは、自分の体をうまくコントロールすることにもつながります。そのため巧緻性は、スポーツやダンスなどで体を思い通りに動かすことにも関わります。スポーツやダンスの習得が早いのも、巧緻性の大きなメリットです。
遊びや日常生活の中で、巧緻性を高める方法とは

巧緻性を高めるには、手指に刺激を与えることが大切です。
巧緻性を高める遊び
折り紙
紙を折ったり開いたりして作る折り紙は、指先を繊細に使う遊びです。角をぴったり合わせる際の集中力、見本を見ながら折るときの観察力など、さまざまな力が身につきます。
積み木
積んでいく順番を考える、崩れないようにそっと置くなど、積み木は細やかな神経を使いながら作業します。出来上がりを想像しながら積むことで、創造力も鍛えられます。
塗り絵
線からはみ出ないように色を塗るには、指先に神経を集中させる必要があります。塗り絵は、指先をコントロールする力を養うのに効果があります。
工作
もの作りが好きな子どもには、紙や粘土などを使った工作がおすすめです。切る、貼る、組み立てる、つまむ、丸めるなど、さまざまな動きが子どもの巧緻性を高めてくれます。さらに出来上がりをイメージすることで、創造力もはぐくまれます。
ビーズで小物作り
ビーズを使った小物作りは、ビーズをつまむ、細い穴に糸を通すなどの繊細な作業が必要です。また、順番を考えながら作業を進めていくため、計画性も身につくでしょう。
家の手伝いをする
家事の中で、手指を使う作業を手伝ってもらうのもよいでしょう。びんのフタを開ける、洗濯ばさみで洗濯物を留める、野菜の皮をむく、包み紙を開けたりきれいに畳んだりするなど、年齢によって子どもにできそうな手伝いを頼んでみてはいかがでしょうか。
キーボードのタイピング練習
パソコンのキーボードを使って、タイピング練習をするのもおすすめです。パソコンのタイピングは小学校の学習などでも必要になるため、巧緻性も鍛えられて一石二鳥といえます。タイピングのゲームなどを利用して練習するとよいでしょう。
子どもの可能性を広げるために、巧緻性をはぐくんでいく
巧緻性を高めることは、子どもの将来の可能性を広げることにつながります。日々の遊びや生活の中で、巧緻性を高める工夫ができるとよいでしょう。
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