2023年7月22日
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元気なら塾や習い事に通わせてもいい?学級閉鎖のときの過ごし方
小学校のクラスに欠席者が増えると学級閉鎖となり、元気な子どもも休まなければならなくなります。症状がないと、外出してよいのかどうか悩んでしまいますね。学級閉鎖になる明確な基準などはあるのか、また、家ではどのように過ごせばよいのかについてまとめてみました。
学級閉鎖になる基準とは
寒い季節になると、新型コロナウイルス感染症に加えてインフルエンザや風邪の流行で欠席する子どもが増えていきます。
クラスの中で何人が欠席したら学級閉鎖になるかという基準は明示されておらず、基本的には各自治体の判断に任されています。公立小学校では概ねクラスの2~3割程度が欠席すると、2~5日程度の範囲で学級閉鎖になることが多いようです。
私立小学校の場合は、校長と校医が感染状況や欠席状況を確認し、相談のうえで学級閉鎖の基準を決めるようです。
また、学級閉鎖のクラス以外のきょうだいや保護者の方は、特に外出を控える必要はありません。
子どもが元気なら塾や習い事に通わせてもいいの?
感染症が流行しているせいで学級閉鎖になっていることを考えると、子どもの健康のためにはできるだけ外出を控えたいところです。また、インフルエンザの場合、感染してから発症まで2~3日の潜伏期間があるため、基本的には休ませた方がよいといえるでしょう。
ただ、大切なテストや発表会を控えているなど、できれば休ませたくないということもあるかもしれません。
そんなときは、以下のようなことを確認してみてはいかがでしょうか。
通っている塾や習い事の教室の方針を確認する
集団授業が行われる塾や習い事の教室では、学級閉鎖のときの対応について独自の基準を設けているところもあります。まずは、基準があるかどうか、ある場合はどのような方針なのかを確認することが大切です。
日程の振り替えを頼む
予定変更ができるようなら、事情を話して日程を変更してもらいましょう。通っている教室によっては、振り替えをしてくれるところもあります。
オンラインを利用する
最近は新型コロナウイルス感染症の影響もあり、塾や習い事もオンラインで対応してくれるところが増えてきました。通うことができない場合、オンラインでの対応をしてもらえないか確認してみましょう。
個人レッスンなど先生と一対一の場合は相談してみる
先生と一対一の個人指導であれば、体調に問題がないなら通常通りでよいとされることもあるかもしれません。先生の考え方や学習内容・練習内容などにもよりますが、状況を伝えて先生の指示に従いましょう。
塾や習い事に行かせるかどうかは各家庭の判断に任されていますが、学級閉鎖の間に外出したり習い事などに行ったりすることを快く思わない人もいます。まわりに十分に配慮した判断をすることも忘れないようにしましょう。
できれば、学級閉鎖になる前に、それぞれの教室や先生にルールを確認しておくのがおすすめです。
家での過ごし方~勉強、工作、読書、料理、ゲーム、ダンス動画など
あまり大手を振って外出できないとなると、どうしても家の中で過ごす時間が多くなります。子どもには、どのように時間を過ごしてもらえばよいのでしょうか。
時間を決めて学習に取り組む
主に午前中は、本来なら学校で勉強をしている時間帯。体調がよく、学校から課題や宿題が出ている場合は、授業の時間帯に学習に取り組むよう促してみましょう。学校からの課題がない場合は、勉強系のYouTube動画や学習アプリなどを利用してもよいでしょう。
保護者の方が見てあげられるようなら、普段の勉強でつまずいているところを丁寧に復習するよい機会にもなります。
工作・絵を描く・本を読むなど
もの作りの好きなお子さんなら、工作や絵を描いて時間を過ごすのがおすすめです。時間はたっぷりあるので、普段よりじっくり取り組むことができます。その他にも、ブロック・折り紙なども、子どもが長い時間集中しやすい遊びです。
また、本を読むのもおすすめです。普段はなかなか手が出ないような、少し長めの物語に挑戦してみてもよいでしょう。もちろん物語だけではなく、マンガや図鑑など、子どもの興味のあるものなら何でもOKです。
料理や掃除など一緒に家事をする
子どもが家にいると、朝・昼・晩と3回の食事を用意することになります。すべてを保護者の方が作るのではなく、一緒に料理をしたり、簡単なものでよいので子どもに任せて一品作ってもらったりするのも一つのアイデアです。
また、普段はできないところの掃除をしたり、一緒に部屋を整理したりするのもおすすめです。子どもの小さな手なら届くようなところなどを掃除してもらい、きれいになったら盛大に褒めてあげてください。
カードゲームやボードゲーム
ゲーム機やスマートフォンでゲームをする子も多いかもしれませんが、たまにはアナログなカードゲームやボードゲームで遊んでみるのもよいでしょう。大人も子どもも一緒に楽しめるアナログゲームは、意外と盛り上がり何度も挑戦してみたくなるものです。
テレビやYouTube動画などを参考に体を動かす
元気な子どもは、体を動かさないと体力を持て余してしまうもの。家の中でもできるだけ体を動かしておきたいところです。
そんなときは、テレビやYouTube、DVDなどのダンス動画や運動遊び動画がおすすめです。インターネットの中には、狭いスペースでも楽しめるダンス動画や運動遊び動画がたくさんあります。保護者の方も子どもと一緒に体を動かして楽しんでみるとよいでしょう。
急な学級閉鎖は大人にとっても子どもにとっても大変なことも多いですが、「時間がたくさんある」と気持ちを切り替えて、うまくその期間を乗り切っていきましょう。