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2025年2月3日

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気持ちの切り替えが難しい! 子どもが気持ちを切り替えられない理由と周囲がサポートできること

子どもが日々取り組むことはたくさんあり、保護者は気持ちを切り替えて、てきぱき行動してほしいと思うものです。しかし、なかには気持ちを切り替えるのが苦手で、なかなか次の行動に移れない子どももいます。気持ちを切り替えられない理由と、その対応について解説します。

遊びを切り上げるのが苦手、失敗を引きずってしまうといった困りごとがある

遊びを切り上げるのが苦手、失敗を引きずってしまうといった困りごとがある

まずは、気持ちの切り替えがうまくできない子どもによく見られる行動を紹介します。

支度に時間がかかる

気持ちの切り替えができない子どもは、支度に時間がかかりがちです。朝、目が覚めてもなかなか起きてこない、別のことに気をとられて着替えに時間がかかるといった様子が見られ、なかなか支度が進みません。

遊びを切り上げられない

ゲームをしたりまんがを読んだりしていても、時間になったら切り上げなければならないことはよくあります。「もう終わりにしよう」「塾に向かう時間だからやめよう」と言われても、切り上げることができず、遊び続けてしまいます

ネガティブな気持ちが収まらない

怒ったり泣いたりしたときは、誰でもネガティブな気持ちになってしまいます。一般的に時間が経てば自然と気持ちが回復していくものですが、気持ちの切り替えが苦手な子どもは、その状態からなかなか抜け出すことができず、不機嫌になったり落ち込んだりし続けてしまいます

失敗したことを引きずる

失敗したときに「どうしてあんなことをしたんだろう」「あの時にああしなければよかったのに」と考え続け、失敗を引きずりがちです。いつまでも失敗にこだわり続けるため、気持ちが前に進みにくく、新たにチャレンジすることが怖くなってしまいます。

気持ちの切り替えがうまくできないのはどうして?

気持ちの切り替えがうまくできないのはどうして?

気持ちの切り替えがうまくできないのはなぜなのでしょうか。その理由を見ていきましょう。

苦手なことや嫌なことはしたくない

苦手なことや嫌なことに取り組むのは、ハードルが高いものです。宿題をしなければならないのはわかっていても、ゲームで遊んでいる方が楽しいからゲームをし続けてしまいがちです。苦手なことや嫌なことはしたくない、やりたいことを優先したいという気持ちが強いと、宿題に取り組む気持ちになれません。

一つのことに夢中になってしまう

目の前にあることに夢中になり過ぎて、他のことに気持ちが向かないこともあります。そのあとの予定や、他にするべきことなどを考えられない状態になってしまうのです。一つのことに集中できるのはよい面でもありますが、あまりこだわりが強いと周囲は困ってしまいます。

上手に感情をコントロールできない

感情のコントロールがうまくできないのも、気持ちの切り替えが難しい理由の一つといえます。成長過程の子どもは表現力が未熟なため、不快な気持ちをうまく表すことができません。また、その気持ちを自分の中で処理していくのも苦手な傾向にあります。

先の見通しを立てるのが苦手

ものごとの流れが想像できていると、次に何をしたらよいのかがわかり、スムーズに行動できます。しかし、流れが想像できないと、次に何が起こるのか、どのように行動したらよいのかなど、先の見通しがうまく立てられません。すると、どうしても不安が大きくなり、気持ちを切り替えるのが難しくなってしまいます。

心の準備ができないと動けない

急な予定変更に、強い抵抗を感じる子どももいます。事前に予定がわかっていればよいのですが、心の準備ができていないと動くことができないのです。また、自分なりに納得できないと次の行動に移れないというケースもあります。いずれも、子どもの心への負担が大きく、行動にブレーキがかかっている状態です。

これからの予定をはっきり示し、時間の区切りを意識させる

これからの予定をはっきり示し、時間の区切りを意識させる

気持ちの切り替えがうまくできないとき、周囲はどのようなサポートをしたらよいのでしょうか。

スケジュールを立てる

先の見通しが立っていれば、やらなければならないことがわかり、行動に移すことができるはずです。そのためには、スケジュールを立てるのがおすすめです。たとえば、1日のスケジュールを図やイラストにして視覚化すると、子どももイメージしやすくなります。やるべきことや取り組む時間をはっきりさせ、気持ちの切り替えをサポートしましょう。

時間の区切りを意識するよう声かけする

夢中になっていることからなかなか離れられない場合は、事前にこれからの予定を話しておくようにしましょう。そのうえで「○時になったら終わりだよ」「次は○○があるからね」と声をかけ、時間に区切りがあることを意識させます。

クールダウンの時間をとる

何か嫌なことがあったときや失敗をしたときは、クールダウンの時間をとるようにしましょう。いったんその場を離れ、深呼吸をしたり水分を取ったりして気持ちを落ち着かせます。何かあったときにはクールダウンすることをくり返していくと、やがて子ども一人でも気分転換ができるようになるでしょう。

切り替えができたときは褒める

予定があるのに子どもがなかなか動かないと、イライラしてしまいがちです。ただ、子どもにも動きたくない理由があり、怒るだけでは動いてくれないこともあります。また、保護者が怒ってばかりいると、子どもが反発してますます動かなくなる可能性もあります。怒るよりも、切り替えができたときに褒めるよう意識するとよいでしょう。

子どものペースに合わせ、適切にサポートしていくことが大切

子どもがうまく気持ちの切り替えができるようになるには、ある程度成長を待つ必要もあります。子どものペースに合わせ、工夫をしながら適切にサポートしていくことが大切です。

学研教室では、お子さまに合わせた目標を立て、先を見通しながら学習を進めていきます。お子さまが安心して学習を進められるよう、学研教室をぜひご活用ください。

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