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2025年2月5日

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優柔不断な子どもへの対処法 子どもが自分の意志で決められるようにしていくには

何かを選ばなければならないとき、優柔不断でなかなか決められない、自分自身で決めることができないという子どもがいます。子どもが自分で決められないのは、どうしてなのでしょうか。その理由と、保護者がサポートできる適切な対応について解説します。

自信のなさや経験不足が優柔不断な行動につながる

自信のなさや経験不足が優柔不断な行動につながる

優柔不断な子どもは、悩んだ末に「どっちでもいい」とあきらめたり、「どっちか決めて」と相手に判断をゆだねたりしてしまいがちです。そのようなとき、子どもはどのような気持ちでいるのでしょうか。

間違いや失敗がこわい

「自分の選択が間違いだったらどうしよう」と考え、なかなか決められないことがあります。間違いを強く指摘されたり、失敗を責められたりした経験があると、その傾向はより強まります。また、周囲からの期待を感じて「間違えてはいけない」というプレッシャーが強いと、自分で判断することがこわくなり、人に判断をまかせたくなってしまいます。

自分で判断する経験が少ない

保護者が子どもの意向をくみ取り過ぎて「次は○○したいのね」と言ったり、「早く○○しなさい」と指示したりすることが多いと、子どもは自分で考えることをしなくなる可能性があります。また、自分の選んだことを否定されると、自分の判断に自信が持てなくなることもあるでしょう。自分で判断する経験が少ないと、優柔不断になってしまいがちです。

納得するまでに時間がかかる

性格的に慎重で、ものごとを納得するまでに時間がかかる子どももいます。子どもは時間をかけて一生懸命考えているのに、周囲からは優柔不断と思われてしまうのです。時間的な余裕がないと、どうしても保護者が決めることが増えてしまいがちです。やがて、自分が決めなくても保護者が決めてくれると思うようになり、他の人に判断をまかせる習慣がついてしまうこともあります。

選択肢をしぼり、日常生活の中で「自分で決める」ことを練習する

選択肢をしぼり、日常生活の中で「自分で決める」ことを練習する

自分で決めることが苦手だと、成長していく中で困ることも増えてきます。子どもが自分で決められるようになるために、家庭でできることをまとめます。

間違えても大丈夫ということを伝える

間違いを恐れてなかなか決められない子どもには、間違えたときや失敗したとき、どのようにリカバリーするかを伝えておくとよいでしょう。間違えても大丈夫ということがわかれば、少しずつ自分で決めることができるようになるはずです。

選択肢をしぼる

「晩ごはんは何が食べたい?」と聞かれると、頭の中で料理をあれこれ思い浮かべて、なかなか決めることができません。そのようなときは「カレーとハンバーグ、どっちがいい?」などと聞いて、どちらかを選択してもらうようにしましょう。選択肢がしぼられると、子どもも決めやすくなります。日常生活の中で選択する機会を増やし、自分で決めるという習慣を身につけていきます

子どもが慣れている環境で決める練習をする

優柔不断な子どもは、緊張感がある場面で決断することに不安を感じます。そのため、できるだけ慣れた環境で「決める」という練習をするのがおすすめです。
たとえば、通い慣れたスーパーで「200円以内」と金額を決めてお菓子を選んでみる、よく行く図書館で「○時までに○冊」と決めて読みたい本を借りてくるなど、練習を積み重ねてみるとよいでしょう。

急かさずに待つ

子どもがなかなか決められないと「早くしなさい」と、急かしてしまいがちです。しかし、子どもは頭の中で、いろいろ考えている途中なのかもしれません。決めるのに少し時間がかかる子どもは、時間さえあれば自分で判断して決めることができるものです。子どもの様子を見ながら、急かさずに待つことも大切です。

優柔不断な子どもへの対応で、保護者が気をつけておきたいこと

優柔不断な子どもへの対応で、保護者が気をつけておきたいこと

優柔不断な子どもが自分で決められるようになるために、保護者が気をつけておくとよいことをまとめます。

先回りし過ぎない

子どもが失敗しないようにと、あまり先回りし過ぎるのはよくありません。子どもが心配なのはわかりますが、先回りのし過ぎは、子どもが判断する機会を奪ってしまうことにもつながります。また、同様の理由で、「時間がないから」と保護者がどんどんものごとを決めてしまうのも避けた方がよいでしょう。

子どもの選択を否定しない

子どもが自分の意思で決めたことは、否定せずまずは黙って見守りましょう。選んだときに「えー、そっちなの?」と言ったり、「だからこっちにすればよかったのに」などと言ったりすると、子どもは責められているように感じて自信を失ってしまいます。子どもの選択に対して何か伝えたい場合には、提案の形をとると子どもも意見の一つとして受け入れやすく、視野も広がります。

「優柔不断」な子どもは、思慮深く協調性が高いともいえる

子どもがなかなか自分で決められない姿を見ていると、保護者はイライラしてしまうことがあるかもしれません。しかし、優柔不断なことは、決してマイナス面だけではありません。
優柔不断な子どもは、ものごとを深く考えるため、判断に時間がかかっていることもあります。思慮深いと慎重にものごとを進められるようになり、あわてて判断を誤るようなことが少なくなるでしょう。また、周囲の状況に配慮して自分の考えを柔軟に合わせ、多くの人と協調していくこともできます。
子どもの長所を生かしながら、少しずつ自分で決められるようなサポートができるとよいでしょう。

学研教室では、一人一人のペースに配慮して、お子さまが自ら判断し決めていく力をはぐくみます。学習教室をお考えの際は、学研教室をぜひご活用ください。

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