2025年2月18日
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子どもの「マナー」の大切さと教える際のポイント
成長して外出の機会が多くなると、子どもにマナーを覚えてほしいと感じるようになります。よその家の子どもの振る舞いを見て「わが子は大丈夫かな」と心配になることもあるかもしれません。子どもが守るべきマナーについて、具体的に見ていきましょう。
マナーを守って、お互いに気持ちよく過ごすことの大切さ

マナーを守ることは、相手を不快にしないための配慮です。配慮をすることで、お互いに気持ちよく過ごすことができるようになります。マナーの大切さについて、具体的に確認しておきましょう。
あいさつはマナーの基本
あいさつは、コミュニケーションをとるうえで基本となるマナーです。あいさつせずに黙ったままだと「無視をしている」「感じが悪い」といった印象を持たれてしまいます。朝、会ったときに「おはようございます」とあいさつすると、一日を気分よくスタートさせることができるでしょう。
ことば遣いが周囲に与える印象
あまりよくないことば遣いをしていると、「乱暴な人」「嫌な人」といった印象を持たれてしまいがちです。本人にそのつもりがなくても、周囲からマイナスなイメージを持たれてしまうこともあるでしょう。また、無意識のうちに相手を傷つける可能性もあるため、ことば遣いには十分な注意が必要です。
食事のマナーが周囲に与える印象
食事のマナーができていないと、周囲の人に不快感を与えます。音を立てて食べたり、食べこぼしたりする様子を見ていると、一緒に食べている人は自分の食事もおいしく感じられなくなってしまいます。また、しつけがなっていないと思われて、食事以外の態度もネガティブにとらえられてしまう可能性があります。
公共のルールを守る大切さ
公共の場でのルールを守るのも、マナーの一つです。交通ルールを守ることは、事故を防ぎ、自分や相手の命を守ることにもつながります。また、静かにしていなければならないところで騒ぐと、周囲の人の迷惑になります。
子どもにマナーを教えるときのポイントとは

マナーは、子どものうちから覚えていくことが大切です。どのように教えていけばよいのか、具体的にご紹介しましょう。
家族の中であいさつを習慣にする
まずは、家族の中でのあいさつを習慣づけましょう。朝起きたら「おはよう」、出かけるときには「行ってきます」、何かしてもらったときには「ありがとう」など、日常の中であいさつのことばを意識します。家庭であいさつができていれば、外でも自然とできるようになるものです。
よその家でのマナーを教えておく
小学生になると、友達の家に遊びに行くことも多くなるため、よその家でのマナーを教えておくことも大切です。必ず「おじゃまします」とあいさつしてから家に上がり、脱いだ靴はきちんと揃えておくなど基本的なマナーを教えます。勝手に家の中を歩き回ったり、人の家のものに触ったりしてはいけないことも徹底しましょう。子どものマナーができていると、保護者同士の関係もスムーズになり、お互い協力し合うこともできるでしょう。
使ってはいけないことばのニュアンスを教えておく
大前提として、差別を感じさせることばや汚いことばは使ってはいけないことを教えます。子どもは覚えたことばを深く考えずに使ってしまうことがあります。事前にどのようなことばを使ってはいけないのかがわかっていれば、初めて聞くことばでもニュアンスを汲み取り、使わないようにしようと考えるはずです。
基本的な食事のマナーは幼いうちから
「口にものを入れてしゃべらない」「食事中に立ち歩かない」「食べるときに音を立てない」「姿勢をよくする」「正しく箸を使う」などは、基本的な食事のマナーといえます。いずれも年齢が低いうちから教えることができるものです。ただ、あまり叱ってばかりいると食事が楽しくなくなってしまうので、やさしく根気よく教えることが大切です。
社会のルールを守る
社会のルールはさまざまですが、まずは交通ルールをしっかり守ることが大切です。その他「電車の中で騒がない」「順番を守る」「通り道をふさがない」などは、他人に迷惑をかけない・場の雰囲気をわきまえるといったことを意識させながら、そのつど教えていくとよいでしょう。
子どものお手本になるような行動を心がけることも大切

子どもがマナーを身につけるうえで、保護者が心がけておきたいことをまとめます。
まずはお手本を見せる
ことばで伝えただけではうまくイメージできないことも、お手本を見せると理解が進むこともあります。保護者自身も、外で知り合いに会ったときにあいさつをする、乱暴なことばを使わないなど、子どものお手本となるような行動を心がけましょう。
マナーが守れたときには褒める
子どもがマナーを覚えていくには時間がかかることもあります。また、できたと思ってもその次には忘れてしまっていることもあるでしょう。マナーが守れたときには「ちゃんと守れたね」と声をかけ、上手にできていることを意識させながらマナーの定着を目指します。
マナーを身につけることで、人としての信用も得られる
マナーは人と人とのコミュニケーションをとるうえで、重要な役割を果たします。いつまでもマナーが守れないと、成長したときに人としての信用を失う可能性もあります。一朝一夕には身につかないかもしれませんが、日々の生活の中で少しずつ子どもに伝えていけるとよいでしょう。
学研教室では、お子さまとの関わりの中で、場の雰囲気に合った行動をとることや相手を思いやる気持ちなどをはぐくんでいきます。お子さまの健やかな成長をお考えの際は、学研教室をご活用ください。