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2025年3月30日

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「内気な性格」のよさを理解する 内向的な子どもの長所を伸ばしていくために

引っ込み思案で内気な性格のわが子を見ていると、「将来ちゃんとやっていけるのかな」と、心配になってしまうことがあるかもしれません。ただ、内気な性格は、必ずしも悪いことばかりではありません。内気な子どもの特徴と、その長所を生かす関わり方について解説します。

内気な子どもは、創造力や洞察力に優れている

内気な子どもは、創造力や洞察力に優れている

内向的な性格は、保護者から見ると少し心配ですが、内向的なことが、かえってよい面を生み出すこともあるものです。内気な性格の子どもが持っている特徴について、見ていきましょう。

一人や少人数が好き

内気な性格の子どもは、一人でいることや少人数で過ごすことを好みます。人と群れることなく、マイペースにものごとを進められるため、将来高い技能を身につけたり、研究に没頭して成果を出したりしやすいといえます。

感受性が強い

ものごとを敏感に感じ取る力が強いのも、内気な性格の特徴といえます。敏感で傷つきやすいところもありますが、他者が気づかないようなささいなことを見つけて、喜びを見出せる力もあります。音楽、文学、絵画などの芸術に鋭い感性を持ち、想像力や創造力の高さを発揮します。

思いやりがある

細かいことによく気がつくため、相手の気持ちを思いやることも得意です。友達の表情や言動を見て、「困っているみたいだな」「何か気になっているのかな」と察して、適切に対応することができます。

ものごとを深く考える

内向的な子どもは洞察力に優れ、より深くものごとを考える傾向にあります。一つの問題をさまざまな視点からとらえ、本質がどこにあるのかを考えます。普通ならさっと流してしまうようなことについても深く考えるため、複雑な問題を解決に導くこともできるでしょう。

自分の考えをしっかり持っている

自分の気持ちとしっかり向き合うことが多い傾向があるため、自分の考えを持つことができます。自分なりの考えや解釈があるので、周囲の意見に流されることは少なく、情報の取捨選択を的確に行うことができます。

内気な子どものよさを引き出すためにできること

内気な子どものよさを引き出すためにできること

内気な子どもはさまざまなよさを持っていますが、自分のことを相手に伝えることを苦手としている場合が多いのも事実です。内気な子どもの長所を生かすには、どのような関わり方をすればよいのでしょうか。

子どもの「よいところ」を伝える

内気な子どもは、「今自分が発言してよいのか」「自分の考えは間違っているのではないか」と、心配してなかなか気持ちを伝えることができないものです。その不安を軽くするため、保護者は子どものよいところを伝え続けることが大切です。「細かいことに気がついてすごいね」「自分の意見をしっかり持っていていいと思うよ」と、日常的に前向きなことばをかけ、自信をつけさせていくとよいでしょう。

子どものペースを大切にする

大人は「早く上手にできること」「大勢の人と協力すること」などが、よいことだと思いがちです。ただ、内気な子どもは、一つのことにじっくり取り組んだり一人で集中したりする方が得意な傾向にあります。急かしたり無理やり多くの友達の輪の中に入れたりすると、ストレスを強く感じてしまうこともあります。子どもの力を十分に発揮させるには、子どものペースを守ることが大切です。

不安な気持ちを受け止める

人前でことばがスムーズに出てこない、緊張して動けないといったとき、子どもは強い不安を抱えているものです。子どもの背中を押すつもりで「がんばって」「とにかくやってごらん」などと言ってしまいがちですが、このことばが逆効果になることもあります。まずは、「人がたくさんいるからいつもと違うね」「気持ちが落ち着いたら、話してみようか」と、子どもの不安な気持ちを受け止めるようにしましょう。

保護者の何気ないことばが、内気な子どもを傷つける可能性もある

保護者の何気ないことばが、内気な子どもを傷つける可能性もある

感受性の強い内気な子どもは、保護者のことばにも敏感に反応します。気をつけておきたい対応についてまとめます。

「はっきりしなさい」と叱る

子どもがずっともじもじしていると、もどかしくてイライラしてしまうことがあるかもしれません。つい「はっきりしなさい」と叱りたくなることもあるでしょう。ただ、困っている状況で叱られると、子どもは強いショックを受けて自信を失くしてしまうことがあります。子どもの困っている気持ちを想像しながら、助け船を出すような対応を心がけましょう。

「みんなはできるのに」と比較する

他の子どもたちができていると、なぜわが子だけうまくできないのかと思ってしまうものです。思わず「みんなはできているのに」などと言ってしまうと、子どもは周囲と比較して自分は劣っていると感じてしまいます。つらい気持ちをうまく表に出すこともできないため、自分を責めて元気がなくなってしまいます。

「ダメな子だね」とがっかりする

子どもは信頼している保護者にがっかりされると、「自分はダメな子なんだ」とそのままの意味で受け取ってしまいます。保護者が何気なく言ったことばも、内向的な子どもには大きなダメージを与えるので、注意が必要です。

成長する中で経験を積み、子どもが積極的になっていくこともある

内向的でおとなしい子どもは少し頼りなく見えるかもしれませんが、子どもの中には豊かな力がたくさん備わっていることを理解しましょう。内気なことを悪くとらえず、長所に目を向けることが大切です。
また、経験を積んでいく中で、次第に行動が積極的になっていくこともあります。長い目で見守りながら、子どものよさを引き出すようサポートしていけるとよいでしょう。

子どもは自分に自信が持てるようになると、その才能を伸び伸びと発揮できるようになります。学研教室ではお子さまの「できた」という気持ちを大切に、自信を育んでいきます。学習教室をお考えの際は、丁寧な指導で定評のある学研教室をぜひお選びください。

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