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2022年9月28日

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年少でおむつは少し心配!?無理なくトイレトレーニングを進めるには

ひと昔前に比べて、おむつの取れる年齢は上がってきているといいます。年少さんになっても、おむつが取れていないというお子さんもいることでしょう。幼稚園での基本的なトイレのルールと、具体的なトイレトレーニングのステップについてお話していきます。

「年少さんのトイレトレーニングは家庭で」という幼稚園の考え方

「年少さんのトイレトレーニングは家庭で」という幼稚園の考え方

おむつが取れるのはゆっくり本人のペースで……というご家庭がある一方で、「早くおむつを外さなければ」と思う保護者の方もいらっしゃることでしょう。

というのも、教育施設である幼稚園では、基本的にトイレトレーニングは行わないからです。幼稚園は、トイレは決まった時間にそれぞれの判断で行く、という考えのもと動いているところが多くあります。

もちろん、おむつをしていてもOKという幼稚園もありますし、基本的におむつが禁止でも、間に合わなかったときには着替えなどの対応はしてくれるものです。ただ「入園までにはおむつが外れるよう各家庭でトイレトレーニングを」という幼稚園が多いのも事実です。

実際のところ、多くのお子さんが入園時にはおむつが取れているというデータもあるようです。年少クラスでお子さん自身が「自分だけおむつをしていて恥ずかしい」と感じてしまうのもできれば避けたいところです。

そう考えると「幼稚園に入るまでにおむつが取れているに越したことはない」というのが、現実的なところといえるのかもしれません。

体と心の準備を待っていざトレーニングをスタート

トイレトレーニングを始めるには、おしっこの間隔が2時間以上空いているというのが一つの目安です。

また、体力的にはおまるや便座に座った姿勢を保つことができる、心の準備としては自分の気持ちを大人に伝えることができるといったことも重要です。

保護者の方にある程度の時間的・精神的な余裕があることも大切な要素です。あまり余裕がない状態でトイレトレーニングに取り組むと、親子ともどもイライラしてしまい、なかなかうまくいかなくなってしまうからです。

トイレトレーニングは一進一退。子どもに排泄の感覚が十分育っていないこともありますし、最近はおむつの性能がよくなったためにおしっこが出ても気づかないケースもあります。単純に「トイレに行くのが面倒くさい」ということもあるでしょう。

そんなときは、焦らずに「今日はトイレ行くの嫌なのね」「ちょっと面倒くさいのかな?」などと、子どもの気持ちにそった声かけをして、前向きになれるようサポートしてあげましょう。

トイレトレーニングのステップ

トイレトレーニングのステップ

それでは、トイレトレーニングの実際について、順を追ってみていきましょう。

(1) 「おしっこやうんちはトイレでする」というイメージ作り

まずは、生まれたときからおむつをしてきた子どもに、トイレそのものの役割をわかってもらうことから始めます。
おうちの人がトイレに行く姿を見せたり、ペットの排泄の世話を一緒にしたりすることで、おしっこ・うんちとトイレを結び付けていきましょう。最近は、トイレについて学べる絵本や動画などもたくさん出ていますので、そういったものを利用するのもおすすめです。

(2) トイレは明るく清潔に

子どもが排泄とトイレの関係がわかるようになってきたら、実際におまるや便座に座ってみてもらいましょう。その際大切なのは、トイレを明るくきれいな状態にしておくこと。トイレに「汚い」「臭い」「怖い」といった印象を持ってしまうと、トイレに行くこと自体が嫌になってしまうからです。

(3) おしっこやうんちが出やすいタイミングで声をかける

朝起きたときや食事のあと、お風呂のあとや寝る前など、おしっこやうんちが出やすい時間を選んでトイレに誘ってみましょう。そのとき実際に出なくても、生活の中でトイレに行くタイミングが子どもにもわかってくるはずです。

もし、実際におしっこやうんちができたら、その都度たくさんほめてあげてください。
また、遊びに夢中になっているときや機嫌の悪いときは、しつこく誘わなくても大丈夫。マイナスの感情とトイレが結び付かないよう子どもの様子をよく見ながら、徐々に習慣付けをしていきましょう。

(4) 日中はパンツにしておむつから離れていく

トイレに行く習慣ができてくると、子どもは自分から「トイレに行く」といえるようになります。そうなったら、日中はおむつからパンツに変えてみます。おむつと異なりパンツは濡れるとすぐにわかります。濡れる前にトイレに行けたら、一緒にたくさん喜んであげてください。それが続くようになったら、いよいよおむつは卒業です。

おむつが外れないときも「怒る」は禁物。明るく楽しくおむつを卒業しよう

年少ぐらいでは、まだまだ自分の気持ちをうまく言葉にできないことも多いもの。保護者の方は、「トイレトレーニングはうまく行かなくて当たり前」というくらいのおおらかな気持ちでいた方がよいのです。
子どもが前向きに取り組めるよう配慮しながら、無理なくおむつが取れるよう明るく楽しくトイレトレーニングを進めていきましょう。

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