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2025年5月22日

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子どもが人見知りをするのはなぜ? 子どもの気持ちを知り、適切にサポートするためにできること

人見知りなわが子を見ていると、「友達とうまく関係を築けるのかな」「一人で寂しい思いをしているのでは?」と、保護者は心配になってしまうでしょう。子どもが人見知りをするのはなぜか、また、保護者としてサポートできることについて説明します。

人見知りの子どもは、「恐れ」や「恥ずかしさ」を感じている

目元を手で覆っている女の子の横顔の写真

人見知りをするとき、子どもが抱えている気持ちについて見ていきましょう。

人見知りとは

自分がよく知らない人に対して、恐れや恥ずかしさを感じてうまくコミュニケーションが取れない状態を「人見知り」といいます。赤ちゃんのときには多くの子どもが人見知りをするものですが、一般的には心身の成長に伴って、少しずつコミュニケーション能力が育まれていきます。

友達作りに苦労するものの親しくなると良好な人間関係が築ける

人見知りの子どもは、なかなか自分から話しかけられない、仲良くなりたいのに親しく接することができないなど、友達作りの面で苦労をしてしまいがちです。一方で、人の気持ちに敏感なのでやさしく思いやりがあり、一度仲良くなると良好な人間関係を築ける面もあります

本当は「親しくなりたい」という気持ちがある

人見知りだからといって、友達と距離を置きたいと思っているわけではありません。むしろ、本当は親しくなりたいと思っているけれど、恥ずかしさや拒絶されるかもしれないという不安が先に立って行動できないのです。人見知りの子どもは「怖いけれども近づきたい」という相反する気持ちを抱え、葛藤しながら学校生活を送っているのです。

人見知りは直るのか

保護者が気になるのは「人見知りは直るのか」ということではないでしょうか。一般的に、成長の過程でいろいろな経験をすることで、子どもには社会性が身についていきます。やがて人と人との距離感や、発言するタイミングなどがわかってくるものです。多くの場合、人見知りは少しずつ改善していくといえるでしょう。

子どもが人見知りをするのはどうして?

照れてる顔のイラストを自分の顔の前に持ってきている女の子の写真

そうはいっても、人見知りが続いていると少し心配になってしまうものです。子どもがなぜ人見知りをするのか、その理由について見ていきましょう。

生まれつき繊細な気質を持っている

生まれつき繊細な気質の子どもは人見知りをしやすいといえるでしょう。細かいことによく気がつくため、相手の小さな変化を見て気持ちを推し量り過ぎ、「怒っているのかも」「嫌がっているのかも」と、不安になってしまうのです。人に対して恐れや不安を感じて、なかなか自分から声をかけることができなくなってしまいます。

警戒心が強い

人間に本来備わっている防衛本能が、人見知りという形になって表れていることもあります。そのため、警戒心の強い子どもは人見知りになりやすいといえます。心の底に「よく知らない人は怖い」という気持ちがあるので、小学校の入学直後やクラス替えをしたばかりのときなどは特に警戒心が強くなり、人見知りをしてしまいます。

他者の評価を気にしている

他者からの評価に敏感な子どもは、失敗を恐れる傾向にあります。「つまらない人」「変なことを言う人」などと思われてはいけないと考え、なかなか行動に移すことができません。失敗して自分の評価が下がるのではないかと思うと、気軽に話しかけることができなくなってしまいます

人と接する経験が不足している

低学年の子どもによく見られるのは、人と接する経験自体が少ないというケースです。就学前は接する友達の数も少なく、家族や園の先生などの限られた人たちのなかで過ごしていましたが、就学後には自分に関わる人の数はぐっと多くなります。環境に慣れていないせいで、人見知りになっていることもあります。

子どもの気持ちに寄り添い、不安感を減らすことでサポートする

水色のランドセルを背負った女の子と手をつなぐ母親の写真

子どもの人見知りが気になるとき、保護者はどのようにサポートしたらよいのでしょうか。適切な方法をご紹介します。

子どものことを否定しない

保護者は、人見知りを克服してほしい気持ちから「人見知りしちゃダメだよ」「なんで自分から話しかけられないの?」などと言いたくなってしまうかもしれません。ただ、このような言葉は子どもを追い詰めてしまうため注意が必要です。子どもは自分を否定されたと感じるだけではなく、保護者の期待に応えられないことでさらに苦しんでしまいます。無理に状況を変えようとせず、まずは子どもの気持ちをしっかり受け止め、安心させることが大切です。

不安な気持ちに理解を示す

人見知りの子どもは、不安感や恐怖感を抱えて緊張状態にあることが多いものです。何より、気持ちをリラックスさせることが人見知りを克服していく第一歩となります。子どもの話をよく聞き、その気持ちに理解を示すことで、子どもの不安感は和らいでいきます。家庭で安心感が得られるようになると、学校でも徐々に自信を持って活動することができるようになるでしょう。

会話のお手本を見せる

子どもと一緒に出かけたとき、近所の人やお店の人と積極的に話をする姿を見せるのもおすすめです。保護者がどのようにして人とコミュニケーションを取っているのかを見ることで、子どもも他者との接し方を学んでいきます。会話の進め方がわかってくると、人と話をすることが怖くなくなっていきます。

担任の先生に人見知りの傾向があることを伝えておく

学校での様子が心配なときは、担任の先生に子どもが人見知りの傾向にあることを伝えておくとよいでしょう。特に新学期は、先生も一人一人の子どもを把握し切れていないことが多いので、「不安を感じやすいので、気づいたことがあったら教えてほしい」などと話しておくのはおすすめです。

家庭では、子どもが安心して過ごせる環境づくりを意識するとよい

子どものときには人見知りでも、成長するにつれて社会性は徐々に養われていきます。繊細な子どもも、うまく自分を守りながら人と関わる術を身につけていくものです。家庭では、子どもが安心して過ごせることを意識しながら、少し長い目で見守っていけるとよいでしょう。

学研教室では、経験豊富な先生が人見知りのお子さまとも上手にコミュニケーションを取りながら学習を進めていきます。お子さまが安心して学習できる環境をお考えの際は、学研教室をぜひご活用ください。

学研教室をこの機会にぜひ、体験してください

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