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2022年10月26日

  • 幼児
  • 生活

いつから始める?子どもの歯磨き~子どもが嫌がらない歯磨きのコツ

歯磨きの大切さはわかっているものの、いつごろからどんな風に始めたらいいのか、子どもが嫌がったときにどうしたらいいのか、きちんと習慣づけをするには?……など、疑問に思うことも多いもの。乳幼児期の歯磨きのコツについて、一度しっかり整理しておきましょう。

乳幼児期の歯磨き習慣が大切なわけ

乳幼児期の歯磨き習慣が大切なわけ

たくさんの情報があふれる昨今、「赤ちゃんの時期から歯のケアが大切」ということ自体は、多くの方がご存知でしょう。ただ、「まだ甘いものを食べる機会はないし」「乳歯はどうせ抜けてしまうから今からケアしなくてもよいのでは」と、疑問に思う方もいるかもしれません。
でも、油断は禁物。乳幼児期の歯のケアは、永久歯にも影響があるのです。

乳歯は永久歯に比べるとまだまだ柔らかく、虫歯菌が繁殖しやすいという特徴があります。乳歯の虫歯をそのままにしておくと、口の中が虫歯菌の住みやすい環境になるため、そのまま永久歯も虫歯になってしまうリスクが高まります。また、永久歯に生え変わったときに、歯並びが悪くなるリスクもあります。

乳歯が生えそろう1歳後半から2歳ごろにかけてしっかり歯磨きをしておくと、永久歯の虫歯は各段に減るそうです。子どものこれからのことを考えると、乳幼児期の歯磨き習慣がとても重要だということがわかります。

【年齢別】子どもの歯磨きのコツとは

【年齢別】子どもの歯磨きのコツとは

歯磨きというと歯が生え始めてからと思いがちですが、まだ歯が生えていない時期から準備をしておくのがおすすめです。
その後、年齢に合わせて少しずつ歯磨きの習慣をつけていきます。

0歳

まだ歯は生えていませんが、歯磨きの準備段階として「口に触れさせる」という習慣づけをする時期です。いきなり口の中を触るのではなく、頬をチョンチョンしたり、口の周りをガーゼで拭いたりすることから始めます。慣れてきたら、口の中を軽くぬぐってみましょう。

歯が生え始めるのは生後5カ月ごろから。1、2本のころは、ミルクや離乳食のあとに、ガーゼで拭いてあげます。上下に4本ほど生えてきたら、赤ちゃん用の歯ブラシを口の中に入れる練習をスタートします。

1~2歳ごろ

1歳を過ぎたら、子どもに歯ブラシを持たせて自分で歯を磨く練習を始めます。保護者がお手本を見せてあげるのもよいでしょう。自分で磨いたあとには、保護者のひざの上に寝かせて仕上げ磨きをします。
この時期は、お子さん自身でちゃんと磨けていないと思っても、仕上げ磨きできれいにしてあげればよいので厳しく指導する必要はありません
まずは、「自分で歯ブラシを持って口の中を掃除する」「仕上げ磨きをしてもらう」という2つのことが子どもに伝われば、OKです。

3~6歳ごろ

3歳を過ぎたら自分一人で磨けるよう、磨き方をしっかり教えていきます。歯を磨いていく順番、歯ブラシの当て方や動かし方、力の入れ具合などを伝えていきましょう。一度説明しただけでは忘れてしまうこともあるので、仕上げ磨きのときにときどき手順を確認するとよいでしょう。
この年齢になっても、仕上げ磨きは必要です。5歳以降は永久歯に生え変わり始めます。永久歯は特に、虫歯にならないよう気をつけて磨くようにします。

子どもが歯磨きを嫌がるのはなぜ?

子どもが歯磨きを嫌がるのはなぜ?

「子どもが歯磨きを嫌がって困る」という方も多いのではないでしょうか。習慣になるまでは押さえつけてでも歯磨きをするように、と言うお医者さんもいますが、できればスムーズに歯磨きをさせたいものですね。
子どもが歯磨きを嫌がるのは、どうしてなのでしょうか?

仕上げ磨きが痛い

仕上げ磨きの力が強すぎて痛い、というのがよくあるケース。特に、上の前歯の真ん中あたりに歯ブラシが当たると、子どもはとても痛がります。歯ブラシは鉛筆を持つように軽く握って力が入りすぎないよう気をつけましょう

怒られたり押さえつけられたりして怖い

子どもが動いてしまって歯磨きがやりにくいときに「がまんして!」「じっとしてなさい!」などと、怒っていませんか?また、丁寧に磨こうと思ってついつい力が入り、体を押さえつけることで子どもが恐怖を感じてしまうことも。
歯磨き=怖い、というイメージがつかないよう、やさしく丁寧に磨いてあげましょう

眠くて機嫌が悪い

歯磨きは寝る直前にするもの、というのは大人の常識かもしれませんが、子どもは眠くなると機嫌が悪くなってしまうもの。ごはんを食べ終わってすぐなど、子どもが眠くなる前に磨く習慣をつけておくのがおすすめです。

子どもが前向きになれる歯磨きタイムにしよう

スムーズな歯磨き習慣を身につけるには、子どもに「歯磨きって楽しい」と思ってもらうことが1番。

家族の歯磨きタイムを決めて、保護者の方やお兄ちゃんお姉ちゃんがいる場合は兄弟と一緒にシャカシャカ歯磨きをしてみてはいかがでしょうか。みんなの真似をしているうちに、時間になったら歯磨きをするという習慣が身につくものです。
また、フルーツ味の歯磨き粉を使うのもおすすめ。歯磨き粉や歯ブラシを選ぶときは、子どもの好きなキャラクターがついたものを選ぶと、歯磨きの時間が楽しみになります。

仕上げ磨きがうまくいったときには「じっとしていてくれたから、うまく磨けたよ、ありがとう」などと前向きな声かけをするのも大切です。
これから一生使っていく大切な歯を守るため、楽しい歯磨きタイムを演出していけるといいですね。

学研教室をこの機会にぜひ、体験してください

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