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2022年12月9日

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子どものイヤイヤ期は大変!正しい対処や接し方を解説します

2歳前後になると始まる子どものイヤイヤ期。何をするにも「イヤ!」と返されて、うんざりしてしまうこともあるでしょう。そんな子どものイヤイヤ期をうまく乗り切っていくための対処方法や接し方について解説していきます。

イヤイヤ期に子どもの中で起きていることとは

イヤイヤ期に子どもの中で起きていることとは

言葉によるコミュニケーションが増え始める2歳前後になると、子どもは自己主張が強くなっていきます。「魔の2歳児」などとも言われるイヤイヤ期の始まりです。
ごはんを食べさせようとしても「イヤ」、出かけるから着替えようと言っても「イヤ」、やっと着替えて出発しようとすると「イヤ」……。保護者にとってイヤイヤ期は何ともストレスのたまる時期と言えるでしょう。
そんなイヤイヤ期の子どもの中では、いったいどんなことが起きているのでしょうか。

自立心が強くなっている

イヤイヤ期は子どもの成長過程で自我が芽生え、何にでもチャレンジしたくなる時期でもあります。この年齢は、歩く、走る、スプーンを持って食事をする、簡単な片付けや着替えをするなど、一人できることが増えていく時期。自立心が高まり、大人の手を借りなくてもできるということを証明したくなるのです。

実際にはうまくいかないこともある

できることが増えてきた一方で、大人のようにいろいろなことがスムーズにできるというわけではありません。また、言葉が使えるようになってきたとはいえ、言語によるコミュニケーション能力もまだまだ未熟です。できると思ったことがうまくできなかったり、自分の気持ちを十分に伝えられなかったりすることも多いものです。

脳の機能が未発達

2歳前後の子どもは、感情をコントロールする脳の「前頭前野」という部分が未発達なため、がまんすることが難しい面があります。思い通りにいかないことがあると、癇癪を起こしてしまうのはそのためです。

子どものイヤイヤ期 NGな接し方とおすすめの接し方

子どものイヤイヤ期 NGな接し方とおすすめの接し方

自我の芽生えるイヤイヤ期が子どもの成長に必要だということがわかっても、実際子どものイヤイヤ期には多くの方が悩んでしまうものです。この時期、どのように子どもに接したらよいのでしょうか。まずは、大人のNG行動からチェックしていきましょう。

こんな対応は避けよう

何でも「ダメ!」と否定する

頭ごなしに「ダメ!」と押さえつけると、子どもは「言ってもダメなんだ」と思い、意欲を失ったり自分の意見を言えなくなったりしてしまいます。
「こうやるとけがして痛くなっちゃうよ」と話して正しいやり方を教えたり、お手本を見せてあげたりするとよいでしょう。

「いい加減にしなさい」はわかりづらい

よく言ってしまいがちな「いい加減にしなさい」は、案外子どもに伝わりにくい言葉です。何をいい加減にしたらいいのかが、よくわからないことがあるのです。
「足にけがをするから靴を履いてほしい」といったように、できるだけ具体的に「何をしてほしいのか」を伝えましょう。

おどして言うことをきかせる

「そんなにイヤなら置いていくよ」など、おどして言うことをきかせるのもNGです。大人はついつい口から出た言葉でも、子どもにとって保護者からのおどしは強い恐怖を感じるものです。信頼関係が揺らぎかねないため、このような言い方は避けましょう。

子どもから離れてしまう

どうしてもイヤイヤが治まらないときに、子どもが落ち着くまでそのまま少し放っておくのはよいのですが、部屋や家から出ていってしまうのは避けたいもの。信頼している保護者の方が目の前からいなくなってしまうと、子どもは絶望感でいっぱいになり、ますます気持ちが不安定になってしまいます。大人のぬくもりが感じられる距離で、静かに落ち着くのを見守ってあげましょう。

イヤイヤへのNG対応がわかったところで、おすすめの接し方についてまとめていきます。

こんなふうに接してみよう

時間に余裕を持つ

子どもの「イヤ」にイライラしてしまうのは、時間に追われているときではないでしょうか。用事があって時間に出なければならないときに、イヤイヤを発動されると本当に困ってしまいます。普段からできるだけ時間に余裕を持って行動することをおすすめします。

子どもの気持ちに寄り添う

「自分でやりたかったんだね」と子どもの気持ちを代弁したり、「そうだね、イヤだね」と共感したりすることで、子どもは落ち着きを取り戻します。保護者の方が自分の気持ちをわかってくれたことで安心できるからです。
また、「今日はできないけど、明日やってみようか」と、代替案を出すことで気持ちが落ち着くケースもあります。

気持ちを逸らす働きかけをする

こだわっていることから気持ちを逸らすよう、外の風に当たったり遊びに誘ったりしてみるのもよいでしょう。また、テレビをつける・子どもの好きな動画を見せる・好きな食べ物や飲み物をすすめるといった方法も、気持ちを逸らすのに役立ちます。

嫌がらなければスキンシップをとる

子どもはスキンシップが大好きです。ぎゅっと抱きしめるだけで、気持ちが落ち着くこともあります。ただし、怒りがマックスのときには逆効果になることも。様子を見ながら手を握ったり頭や頬をなでてあげたりするとよいでしょう。

イヤイヤ期には終わりがある うまくガス抜きしながら過ぎていくのを待とう

子どもがイヤイヤ期に突入すると「どうしてこんなに反抗的になってしまったのだろう」と、嫌気がさしたり悲しくなったりすることがあるかもしれません。でも、イヤイヤ期はずっと続くわけではありません。
脳の機能が発達し、周囲との関わりの中で自分が見えてくるようになると、子どもは落ち着いてくるものです。

一人で抱え込まず誰かに話を聞いてもらったり、ときには子どもを信頼できる人に預けて自分の時間を作ったりと、うまくガス抜きをしながらこの時期を乗り切っていきましょう。

学研教室では、お子さんに芽生えた自立心を育てていくお手伝いをしています。幼児教室ならぜひ学研教室をご活用ください。

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