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2022年12月11日

  • 幼児
  • 教育
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小学校受験は子どものためになる?ならない?そのメリット・デメリットとは

6歳から12歳の長い期間を過ごすことになる学童期。心身共に大きく成長するこの時期、子どもにより良い環境で教育を受けさせたいと思う保護者の方も多いことでしょう。その一つの選択肢が小学校受験です。小学校受験のメリットやデメリットについて考えていきたいと思います。

「特色ある教育」を求めて取り組む小学校受験

「特色ある教育」を求めて取り組む小学校受験

国立や私立の小学校に入るために必要な小学校受験。難易度の高い有名校が多く、一連の試験対策は「お受験」と呼ばれることもあります。受験が必要な小学校は、特色のある教育に取り組んでおり、子どもの教育に高い関心のある家庭で小学校受験が選ばれる傾向にあります。

小学校受験では筆記試験のほか、行動観察・運動・絵画などの試験が課されます。そのため、早い段階から受験の準備が必要となります。
保護者と子どもが一緒に面接を受けたり、保護者の作文が必須だったりすることもあり、子どもだけではなく保護者の方もいろいろな準備が必要です。
概ね関東では11月ごろから、関西では9月ごろから入学試験が始まります。準備には1年ほどかけるのが一般的で、幼稚園・保育園年中の秋ごろから受験対策の塾に通い始める家庭が多いといわれています。

国立小学校では抽選のあるところも多く、人気の私立学校では一次試験のあとに二次試験が課されることもあります。

小学校受験のメリット

小学校受験のメリット

小学校受験をすることで、どのようなメリットがあるのでしょうか。その良さをまとめてみました。

付属学校なら中・高・大にエスカレーター式で行ける

私立小学校では、中学・高校・大学と内部進学できるケースが多いです。全員が必ず進学できるわけではありませんが、中学・高校・大学進学のタイミングで外部から受験をして入学するよりは、ずっとハードルが低いといえます。

受験をきっかけに子どもの能力が伸びる

受験の準備をしていく中で、子どもの能力がどんどん伸びていくことも大きなメリットです。今までできなかったことがうまくできるようになったり、保護者の方が思っていなかったような才能が見出されたりすることもあります。

教育熱心な家庭の子どもが集まる

子どもに小学校受験をさせようという家庭は、子どもの教育に高い関心を持っています。よりよい環境を求めて集まってくる家庭の子どもたちは学びへの意識も高く、そういった子どもが集まるのも小学校受験の良いところです。

特徴的・専門的な学びがある

国立小学校や私立小学校は、学校の方針に沿って独自の学びを取り入れているのが魅力です。例えば、ICT教材の利用や英語学習の先取りなどは、受験のある小学校ではかなり早い時期から取り入れられています。

仲間との絆が深まる

私立小学校の場合、学童期から青年期にかけて長い期間を同じ仲間と過ごすことになります。絆が深まり、一生の友達と出会えるのも良いところです。

小学校受験のデメリット

一方で、小学校受験によるデメリットにも注意しておきたいところです。

経済的な負担が大きい

小学校受験には多額の費用がかかります。受験準備のためには、塾に通ったり家庭教師をつけたりする必要があります。場合によっては絵画教室や体操教室に通う必要もあるでしょう。また、模擬試験や教材費、保護者の方も含めた受験時の服装などにもお金がかかります。

入学してからも入学金・学費・寄付金を始め、制服、指定のバッグや靴、通学費、交際費などさまざまな費用がかかります。受験が必要な小学校に通う子どもは、塾や習い事に行く割合も高いといわれています。受験準備にも入学後にも多くの費用がかかることは覚悟しておく必要があるでしょう。

方法を誤ると子どもが勉強嫌いになる

遊びを禁止してまで勉強に向かわせたり、うまくできないことを怒ってばかりいたりすると子どもは勉強にネガティブなイメージを持ってしまいます
小学校受験にはペーパーテストも含まれるため、ある程度の準備は必要ですが、あまり強要すると子どもが勉強を嫌いになってしまう可能性があります。
目標は「有名校に合格すること」ではなく「よりよい学びで子どもを伸ばしていくこと」のはず。子どもが学びを楽しいと思えるような働きかけを心がけると良いでしょう。

子どもにとって負担になる可能性もある

子どもにはそれぞれ気質や特性があります。大きなストレスを感じずに受験を乗り越えていく子もいれば、そうでない子もいます。子どもの性格や得意・不得意を考えないで受験に取り組むと、子どもの精神的な負担になる可能性があります

また、この年齢では早生まれの子どもには不利な面もあります。4月生まれの子にはできることが、早生まれの子にはまだうまくできないこともあるでしょう。友達はうまくできているのに自分はできないということが、劣等感につながることもあります。

まだまだ体力のない子どもにとって、長い通学時間も大きな負担になります。通いやすさもよく考えて学校を選ぶ必要があるといえるでしょう。

子どもの気持ちも大切に メリットとデメリットをよく検討しよう

教育熱心なのは素晴らしいことですが、子どもの気持ちを無視して勝手に進路を決めてしまうのは考え物です。仲のいい友達と離れたくない、勉強するよりたくさん遊びたいなど、子どもの気持ちを尊重することも大切です。子どもにとって受験が大きな負担にならないよう、丁寧に準備を進めるよう心がけましょう。

学研教室では、小学校受験に向けて計画的に準備を進めることができます。小学校受験を検討し始めたら、学研教室をぜひご活用ください。

学研教室をこの機会にぜひ、体験してください

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