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2022年12月19日

  • 幼児
  • 教育
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乳幼児期からできる習い事「リトミック」 その内容と効果を徹底解説

子どもが乳幼児のうちからできる習い事として知られているリトミック。リトミックは、音楽に触れながら子どもの発達を促していく教育法です。どんな効果があるのか、また実際にどんなことをするのか解説していきます。

音楽を通して心身の発達を促すリトミック 年齢ごとのレッスン内容をご紹介

音楽を通して心身の発達を促すリトミック 年齢ごとのレッスン内容をご紹介

リトミックは、音楽を通して子どもの感性や表現力を育てる教育法で、多くの幼稚園や保育園でも取り入れられている音楽教育です。
音楽に合わせて体を動かす「リズム運動」、歌を歌いながら音感を育てていく「ソルフェージュ」、自由に音楽を表現する「即興演奏」が、リトミックの3大要素です。

音感やリズム感がつくのはもちろん、体をたくさん動かすことで運動能力も高まります。基本的な動きを通して、関節の使い方を習得し、柔軟性やバランス感覚が身につきます。
また、集中力や記憶力が高まる、協調性が育まれるといった効果もあるといいます。

リトミックでは、子どもの発達段階に合わせてさまざまな取り組みが行われます。年齢別にどのような内容を行っているのかご紹介しましょう。

0歳

最近は、ベビーリトミックの教室も増え、0歳からリトミック教室に通う家庭も多くなってきました。この時期は、保護者の方の膝の上などでスキンシップをとりながら、音やリズムを感じる段階です。保護者の方が歌ったり、リズムに合わせて体を動かしたりする中で、子どもは音楽の楽しさを感じていきます。

1歳

1歳を過ぎたころには大人の動きをまねて、体を動かすことができるようになります。リズムに合わせて体を揺らしたり、簡単な手遊び歌などを楽しんだりします。鈴やカスタネット、マラカスなどで遊ぶこともあります。

2~3歳

先生の話を聞いて理解する力がつき、身体能力も高まってくる年代です。先生の指示に合わせて楽器を鳴らしたり、ピアノの音に合わせてリズム遊びをしたりします。また、絵を描いたりカードを使って数を学んだりすることもあります。

1人で歌ったり踊ったりできるようになり、グループで発表する機会も増えていきます。

4~5歳

4歳ごろになると運動能力が高まり、多少複雑な動きもできるようになります。音階の理解も進み、上手にメロディーやリズムがとれるようになってきます。

歌ったり踊ったりするだけでなく、カードを使って音符や拍子の知識を身につけたり、簡単な楽譜を使って音楽への理解を深めていきます。
また、発表会を目標に、仲間と協力して一つの作品を作り上げていく経験を重ね、協調性を育んでいきます。

リトミックのメリットとデメリット

リトミックのメリットとデメリット

年齢による取り組み方が分かったところで、リトミックのメリットとデメリットについて考えてみます。

リトミックのメリット

音感やリズム感が身につく

音楽の基本となる音感やリズム感が身についていきます
いろいろなパターンの曲に合わせて体全体を動かす中で、高い音と低い音の違いや音の強弱が分かるようになります。また、速い曲とゆっくりした曲では体の動かし方が変わるため、その動きを通して音楽にはリズムがあることを理解していきます。

小さいうちから続けていくことで音楽の素養が身につき、楽器を始める準備段階として高い効果が得られます。

集中力・記憶力・判断力の向上が期待できる

変化していく音に合わせて体を動かすには、聴こえてくる音に集中しなければなりません。それを繰り返すことで、集中力や記憶力が鍛えられていきます
また、即興演奏では、先生や仲間がどんな音を出しているか注意しながら、ちょうどいいタイミングで音を出す判断力が必要です。
リトミックが集中力・記憶力・判断力に効果的な理由は、こんなところにあると考えられます。

基礎的な運動能力や表現力が身につく

リトミックではジャンプをしたりスキップしたりと、体全体を動かして音楽を楽しみます。定期的にしっかりと体を動かす時間を持つことで、基礎的な運動能力が身についていきます

音楽に合わせて楽しみながら体を動かしていると、だんだん体を上手に動かせるようになり、さらに楽しくなっていきます。ポジティブな感情が積極性を生み、それが表現力の向上にもつながっていくのです。

協調性や社会性が育つ

仲間と合わせて同じ動きをしたり、同じ年齢の子どもたちと一緒に活動したりする中で、協調性や社会性が育まれていきます

リトミックのデメリット

短期間では効果が感じにくい

リトミックを始めたからといって、すぐに音感が身についたり集中力がアップしたりするわけではありません。効果は、時間をかけて徐々に見えてくるものです。
また、ピアノの習い事のように「この曲が弾けるようになった」などの、分かりやすい指標が見えないのも効果を感じにくいところかもしれません。

大きな音や集団行動が苦手な子には難しい

子どもによってはピアノの大きな音にびっくりしてしまうことがあります。徐々に慣れてくるケースもありますが、もともと音に敏感な子もいるので注意が必要です。

また、人が大勢いると委縮してしまったり怖がったりすることもあります。そのような場合は、家でゆったりと音楽に親しむというのも一つの方法です。

子どもが楽しんでいるかが重要 子どもの様子や発達段階を見ながら始めよう

さまざまな効果のあるリトミックですが、早いうちから絶対にやらせようなどと思わないことも大切です。子どもが嫌がっているのに無理強いするのは逆効果。楽しい気持ちで取り組むことが、子どもの能力を伸ばしていくポイントです。

また1~2歳のころは泣いてばかりいたけど、3歳を過ぎたら楽しめるようになったということもあります。子どもの発達段階をよく見極めることも重要といえるでしょう。

学研教室では、お子様の集中力や感性を磨くサポートを行っています。幼児教室ならぜひ学研教室をご活用ください。

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