お役立ち情報

学研教室の豊富なノウハウを
コラムでお届けします。

記事詳細

2023年1月5日

  • 幼児
  • 小学生
  • 子育て
  • 発達

非認知能力はなぜ重要なの?これからを生き抜く上で身につけたい非認知能力とは

「非認知能力は小さいうちから育てないといけない」「これからは非認知能力が大切」……こんな話を耳にしても「いったい何から始めればいいんだろう?」と、気になっている方も多いのではないでしょうか。非認知能力とは何か、伸ばしていくにはどうしたらいいのか、詳しく解説していきます。

向上心・忍耐力・協調性など、数値では測れない「非認知能力」

向上心・忍耐力・協調性など、数値では測れない「非認知能力」

テストの点数や偏差値・IQ(知能指数)など、「数値」で表すことができるものは「認知能力」といわれます。これに対して、数値で測ることのできない人間的な力が「非認知能力」です。好奇心やがんばる力、コミュニケーション能力、誠実さなどというとイメージしやすいのではないでしょうか。
非認知能力には、大きく分けて、自分の内にある力と他者との関わりの中で発揮される力があります。

自分自身の内にある力

がまんをする・あきらめない・目標に向かってがんばる・最後までやり遂げる・新しいアイデアを生み出す・挑戦しようとする・失敗しても立ち直れる・自己肯定感を持つ・感情をコントロールするなどがあります。

自分以外の他者と関わる力

協調しながら物事を進める・他人の意見を尊重する・人の気持ちに共感する・相手の立場になって考える・コミュニケーション能力・思いやりを持てるなどがあります。

非認知能力を育てることは、これからの人間形成に大きく関わります。子ども自身が幸せな人生を歩んでいくためにも、非認知能力を伸ばしていくことはとても重要なことなのです。

非認知能力が必要とされる理由とは

非認知能力が必要とされる理由とは

非認知能力は、日本だけではなく世界でも注目されている能力です。なぜ今注目を集めているのか、その理由についてまとめました。

社会のさまざまな問題を解決するカギとなる

少し大きな話になりますが、今世界は環境破壊・貧困・差別・戦争など、さまざまな問題を抱えています。こういったさまざまな問題を解決する可能性があるとして、世界中で注目されている力が、非認知能力なのです。

実際に先進国の幼児教育では、非認知能力を伸ばすためのカリキュラムが取り入れられ始めています。この流れを受けて、日本の教育現場でも非認知能力への関心が高まっています。

災害やコロナ禍のような予期せぬ事態への対応が求められている

突然の新型コロナウイルス感染拡大によって私たちの生活は一変しました。災害や未知のウイルスの流行など、予測不能な事態はいつ起こるか分かりません。どんなときでも何が起こっても、状況を的確に判断し自ら考えて行動する力は、子どもたちがこれからを生きていく上で必要な力といえるでしょう。

大学入試や就職活動でも非認知能力が試される

近年の大学入試では小論文や面接を中心とした個別入試が増加傾向にあります。保護者の方が受験をしたころの入試は知識重視のものがほとんどでしたが、最近は受験生の人となりや人間力を見る試験に移行しつつあるのです。入社試験も同様で、プレゼンテーション・グループディスカッションなどを通して、非認知能力が試されます

非認知能力の育て方 子どもの積極的な姿勢を褒めて伸ばそう

非認知能力の育て方 子どもの積極的な姿勢を褒めて伸ばそう

学校や社会で必要となる非認知能力を高めるため、保護者が子どものためにできることについてまとめました。

子どもが興味を持ったことは積極的に応援する

子ども自身が興味を持ったことや楽しんで取り組んでいることをどんどん応援してあげると、非認知能力がアップするといわれています。「あぶないから」「時間がないから」といった理由で、やりたがっていることを制止しないようにしましょう。

「子ども自身が決める」という経験をさせる

自分自身で決める・選択するという経験が、子どもの非認知能力を高めます。「○○ちゃんはどうしたい?」「どっちを選んだらいいかな?」と問いかけて、できるだけ多くの場面で子ども自身に物事を決めさせるようにしましょう。
自分に決定権があることで子どもは大切にされていると感じ、自己肯定感も高まっていきます。

失敗しても前向きな声かけでサポートする

子どもに限らず、うまくできなかったり失敗したりすることは誰にでもあるでしょう。そんなときに子どもを責めたり、がっかりした態度をとったりするのは好ましくありません。「もう一度やってみようか」「こうしたらうまくいくかな」と前向きな声かけをして、子どもの挑戦しようという気持ちをサポートしてあげましょう。

がんばっている経過を褒める

褒めることが子どもの自己肯定感を高めることは分かるものの、単に「えらいね」といった褒め言葉だけでは子どもにうまく伝わらないこともあります。結果だけを褒めるのではなく、結果に至るまでのがんばりも含めて褒めるとよいでしょう。
また、保護者の方の「ありがとう」という言葉は、「人の役に立っているんだ」という喜びにつながり、子どものやる気アップを支える力となります。

非認知能力を伸ばすために避けたい大人の行動

最後に子どもの非認知能力を育てるために、注意しておきたいことをまとめておきましょう。

イライラしたり声を荒らげたりしない

子どもは大人が思う以上に大変敏感です。保護者の方がイライラしていたり、失敗したときに大きな声で怒鳴ったりすると委縮してしまい、能力を伸ばしていくことが難しくなってしまいます
忙しい日々の中でイライラすることもあるかもしれませんが、子どもの成長のためにもあまり細かいことにこだわらず、おおらかにかまえておくように心がけましょう。

子どもが失敗しないよう先回りをするのを避ける

「失敗したらかわいそう」と思って、ついつい先回りしてしまうことはありませんか? 失敗も経験のうち。子どもは小さな失敗を重ねることで「失敗してもやり直せる」ということを学んでいくものです。
けがなどに配慮する必要はありますが、できるだけ子ども自身の力で行動できるよう見守ってあげましょう

きょうだいや友達と比較しない

「○○ちゃんはうまくできたのに」といった言葉をかけると、子どもは大きな劣等感を抱いてしまいます。子どもにはそれぞれの個性やペースがあります。同じことができた・できないといったことで、人と比較するのは避けましょう

学研教室では、チャレンジする力が自然と身につくよう、さまざまな取り組みを行っています。子どもの非認知能力を伸ばしたい場合には、学研教室をご活用ください。

学研教室をこの機会にぜひ、体験してください

お電話でのお問い合わせ
月〜金 9:00〜17:00(祝・休日をのぞく)
お近くの学研教室事務局につながります

0120-114-154

キャンペーン情報

春の無料体験学習 受付中!

春の幼児無料体験学習 受付中!