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2023年1月7日

  • 幼児
  • 小学生
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子どもの「自己肯定感」を高めるには?子どもが幸せな気持ちで生きていくために

自己肯定感は、意欲を持って積極的に生きていくうえで欠かせないものです。ところが、日本の子どもたちの自己肯定感は諸外国に比べて低いといわれています。子どもが充実した人生を送れるよう、自己肯定感を高めていくコツについて解説していきます。

自己肯定感とは、自分自身を認めポジティブにものごとをとらえられる感覚

自己肯定感とは、自分自身を認めポジティブにものごとをとらえられる感覚

自己肯定感とは、ありのままの自分自身を認められる感覚のことをいいます。自己肯定感が高いと、自分の置かれた環境や能力などにかかわらず自分を受け入れ、自信を持つことができます。自分のことが好きで自分には価値があると思えているので、ものごとに積極的に取り組むことができるのです。
自己肯定感が高い人は考え方がポジティブなため、より幸福度が高いといえるでしょう。

ところが日本の子どもは、自己肯定感が低い傾向にあるといいます。周りに迷惑をかけてはいけない・マナーを大切にするという日本人の国民性はとても良いものですが、あまり厳しくし過ぎると、委縮して自己肯定感が低くなる可能性もあります。

子どもの自己肯定感は、周囲の大人によってはぐくまれていくものです。子どもが幸せな人生を歩めるよう、小さいうちから自己肯定感を育てていきたいものです。

自己肯定感が高い子どもと低い子ども その違いとは?

自己肯定感が高い子どもと低い子ども その違いとは?

では、自己肯定感が高い子と低い子には、どのような違いがあるのでしょうか。それぞれの特徴を見ていきましょう。

自己肯定感が高い子の特徴

・自分の気持ちや考えを素直に話せる
・考え方が前向き
・自分に自信がある
・自分のことが好き
・ものごとに意欲的に取り組める
・周囲の人のことを認めることができる
・友達や周囲の大人とうまくコミュニケーションがとれる
・失敗してもあきらめない

自己肯定感が低い子の特徴

・自分の意見をはっきりと言えない
・ものごとを否定的にとらえる
・自分に自信がない
・自分のことが嫌い
・失敗を恐れてものごとに積極的に取り組めない
・周囲の人を信用できない
・他者を排除したり攻撃したりする
・他人と自分を比べて劣等感を抱く
・すぐにあきらめる

どんな状況でも自己肯定感を高く保っていられるとは限りませんが、もともと高い自己肯定感を持っている子は、何か失敗したりつらいことがあったりしても「またがんばろう」という意欲がわいてくるものです。それはそのまま子どもの「生きる力」につながります。

では、子どもの自己肯定感を高めるために大人ができること・反対に避けたいこととは、どのようなものなのでしょうか。一つ一つ見ていきましょう。

自己肯定感を高めるためにできること・やってはいけないこと

自己肯定感を高めるためにできること・やってはいけないこと

自己肯定感を高めるためにできること

失敗しても後ろ向きにとらえない

子どもが何か失敗したりうまくできなかったりしたときには「大丈夫だよ。またやってみよう」「うまくいかなかったけど、とってもがんばっていたよ」と、声をかけてあげましょう
前向きな声かけで子どもは「失敗してもやり直せばいいんだ」と安心することができます。また、失敗しても受け入れてもらえることで「自分は大切な存在なんだ」と改めて気づくことができるはずです。

子どもを褒める

保護者の方が子どもを褒めることは、自己肯定感を高めるのに大きな役割を果たします。子どもは褒められることで自信を持ち、さらに、他者への信頼感を高めます
周りの人に対しても優しい気持ちになり、思いやりを持てるようになるでしょう。

褒めるときには子どもの能力や結果だけを褒めるのではなく、子どもの人格を尊重し、がんばったところを具体的に褒めてあげると良いでしょう。

成長したところに気づいて認める

子どもの成長ペースは個人個人で大きく異なります。他の人と比べるのではなく、スモールステップで成功体験を増やし、その成長を認めてあげましょう

自然や文化に触れる機会をたくさん作る

キャンプや登山、川遊びなど、自然の中でいろいろな体験をすることは、積極性や外向性を育てるのに効果的といわれています。
また、読書や芸術などの文化に多く触れていると、多くのものに興味を持つようになり視野が広がります。

周囲の大人がやってはいけないこと

子どもの言動や人格を否定する

たとえば、子どもがうそをついたとき「うそをつくような子はうちの子じゃありません」などと、存在を否定するような言い方は避けましょう。また、間違った言動をしたとき頭ごなしに「そうじゃないでしょ」と否定するのもよくありません。
信頼している保護者の方に否定されると、子どもは傷つき自分に自信が持てなくなってしまいます。
まずは子どもの気持ちを受け止め、子どもが分かるように諭してあげましょう。

正論で責めて逃げ道を作らない

成長途中の子どもにはできないことがたくさんあります。「いい子に育ってほしい」という保護者の方の思いは大切ですが、あまりに完璧を求め過ぎると、子どもは「自分は何をやってもダメなんだ」と思ってしまうことも。
何か注意をしたいときは、逃げ道のない正論で責めるのではなく、保護者の方自身が「私はこう思うよ」という言い方で、優しく伝えてみてはいかがでしょうか。

怒ったり怒鳴ったりする

保護者の方に怒られたり怒鳴られたりして育った子は、どうしても自己肯定感が低くなりがちです。
何かしようとしたときにその経験が頭をよぎり、「怒られるといけないからやめておこう」「どうせ怒鳴られるから、否定されるから」と前向きな気持ちが持てなくなる可能性があります。

子どもが幸せな気持ちで生きていけるよう、小さいうちから自己肯定感をはぐくもう

自己肯定感が十分に育っていないと、子どもは生きづらさを抱えたまま人生を歩んでいくことになります。子どもの幸せな人生のためにも、小さいうちから自己肯定感が高まるような態度や言葉かけを意識したいものです。

基本は「子どものありのままを信じて受け入れること」です。保護者の方が常に子どもの味方でいること、そして、大切に思っていると伝え続けることで、子どもの自己肯定感は育っていきます。

子どもの「できた」「がんばる」という気持ちを最大限サポートし、ほめて伸ばす指導を実践する学研教室。お子さんの自己肯定感を伸ばす一助として、学研教室をぜひお選びください。

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