2023年2月15日
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困った子どもの「わがまま」に向き合うには? わがままの原因とその対処法を解説します
子どもが多少のわがままを言うのは当たり前……とは思っても、あまりにわがままな言動が続くとイライラしてしまうものです。厳しすぎず甘やかしすぎないちょうどよいラインはどこにあるのでしょうか? 子どものわがままについて徹底的に解説していきます。
子どものわがままの根底にあるのは「自分の思いをわかってほしい」ということ
「わがまま」とは、人の迷惑を考えず自分の思いを通そうとしたり、思い通りにならないと怒ったりする様子を表します。かわいいはずのわが子があまりに自分勝手な行動をとると、保護者は本当に困ってしまうものです。
子どものわがままは多くの場合、発達途中でまだ自分の気持ちをうまく言葉にできないことや、相手の気持ちを十分に理解できないことが原因で引き起こされます。一般的に、成長するにつれて「すべてが自分の思い通りにいくわけではない」ということを学べると、わがままな言動は減っていくものです。
では、子どもがわがままを言うとき、子どものなかではどんなことが起きているのか見ていきましょう。
自分の思いをわかってほしい
「遊びたい」「おなかがすいた」など、自分の気持ちをわかってほしいというケースです。大人なら周囲の状況を見ながら自分の思いをうまく伝えられますが、子どもの表現はストレートです。コミュニケーション能力が未熟なせいで、わがままな表現になっていると考えられます。
大人の気を引きたい
忙しいときに限って子どもがわがままを言ってくるという経験をした方も多いのではないでしょうか。忙しいときは、どうしても子どもにかまうことができなくなるため子どもは不安になり、大人の気を引くためにわがままを言ってしまうのです。
眠い・おなかがすいている
大人でも眠いときや空腹のときは元気が出ないものです。なんとなくイライラしてしまうこともあるのではないでしょうか。子どもは大人が想像する以上に体力を消耗しやすいものです。眠い・おなかがすいているときのわがままは、「疲れている」というサインといえます。
体調が悪い
おなかが痛いときや熱があるときにわがままになることがあります。子どもは自分の体調不良をうまく伝えることが難しく、「機嫌が悪い」ということでしか表現できないケースも多々あります。普段おだやかに過ごしている子が急にわがままを言い出したときには、じっくり向き合ってあげるとよいかもしれません。
生活リズムの変化についていけない
お正月休みや夏休みなどの長期休みのあと、わがままを言い出すケースもあります。休み中に普段と異なるペースで過ごしてしまい、生活リズムが戻らないことで不安が強くなり、わがままになってしまうことがあります。
子どものわがままにはどう対処する? 年齢別の対応とは
子どものわがままには、心身の発達が大きく関わっています。年齢ごとの対処方法について、見ていきましょう。
1歳ごろ
自分のやりたいことや好きなことにこだわって、それを邪魔されると嫌がったり泣いたりしてしまいます。わがままを言っている自覚はないため、叱ったり怒ったりしても効果はありません。
子どもの気持ちを言葉にしながら、今はできないということをやさしく伝えていきましょう。
好きな飲み物や食べ物などで気を紛らわせるのも一つの方法です。
2歳ごろ
いわゆる「イヤイヤ期」と呼ばれ、子どものわがままに苦労をさせられる方も多い時期です。ただ、イヤイヤ期のわがままは、子どもの自我が目覚める大切な成長過程でもあります。
まずは、何をしたいのか・何が嫌なのかなど、子どもの話をよく聞くようにしましょう。それが、言葉で自分の気持ちを伝えていく練習にもなります。
子どもの気持ちを十分に聞いたうえで、今はできない理由を伝えたり、別の提案をしたりと解決策を探る習慣をつけていくとよいでしょう。
3歳ごろ
自分でできることも増えてきて、何でも自分でやりたがったり大人の真似をしたがったりするころです。子どもがやりたがることは、危険のない範囲でできるだけ経験させてあげるとよいでしょう。納得するまで自分で取り組めば、気が済むということもあるからです。
頭ごなしに叱ったり適当にあしらったりすることなく、子どもの気持ちをしっかり聞くことが大切です。大人が自分の気持ちを受け止めてくれると感じられれば、子どもも満足してわがままがエスカレートすることも避けられるはずです。
4歳以降
これまでは泣けば希望が通ることもあったかもしれませんが、4歳ごろになったら泣けばよい、という行動からはそろそろ卒業したいものです。
集団生活にも慣れ、周囲のことも見えてくる年齢です。自分がわがままを通すことによって、周りにどのような影響を与えるのか考えるよう促していくことが大切です。
単に「ダメでしょ!」と叱るのではなく、わがままを言うとなぜダメなのかを子どもが納得できるよう説明しましょう。
子どもが「がまんする力」を育てるために保護者ができること
わがままは子どもの自己主張と考えて、ある程度はその気持ちを尊重することも大切です。ただ、当然のことながらすべて子どもの言いなりになるのはよくありません。
がまんすることや他の人に譲ること、相手を思いやることなど、言葉にして根気強く伝えていきましょう。
わがままが続くと大人も感情的になりがちですが、まずは「まだまだ未熟だから仕方ないんだ」と冷静になることも大切です。
感情的に叱ってばかりいる・無視する・冷たく当たるといった対応をくり返してしまうと、子どもは保護者に受け入れてもらえないと感じ、よりわがままな言動が増えたり反対に自己主張ができなくなったりすることもあります。
子どもへの対応に迷ったときは、一人で抱え込まず周囲の人に相談することをおすすめします。
学研教室は、保護者と一緒にお子さまの成長を見守っていきます。相談先の一つとしても、ぜひ学研教室をご活用ください。