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2023年3月9日

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子どもがご飯を食べてくれない……年齢別のその理由と対処法とは

子どもの健康を考えてご飯を作っても、なかなか食べてくれない……そんな悩みを抱えている方は少なくありません。せっかく作ったご飯を食べてくれないのはどうしてなのでしょうか? その原因と対処法について考えていきましょう。

子どもがご飯を食べない理由は年齢によってさまざま

子どもがご飯を食べない理由は年齢によってさまざま

好き嫌いせずなんでもよく食べる子がいる一方で、なかなか食が進まないという子もいます。一生懸命作ったご飯を食べてくれないと、がっかりしたり心配になったりしてしまうものです。
なぜご飯を食べてくれないのか、まずは年齢別にその原因として考えられることをまとめました。

離乳食期~1歳ごろ

生後5~6カ月からはじまる離乳食。この時期は、まだ食事をすること自体に慣れていないため、なかなかご飯を食べてくれないことも多いものです。
単純に母乳やミルク以外の食べ物に違和感があったり、スプーンの感覚に慣れなかったりすることが考えられます。

また、食材の固さやちょっとした味付けの違いで、食べてくれないこともあります。保護者がスプーンを口に運ぶスピードが速く、追いつかないこともあるでしょう。

1歳を過ぎたころになると、あまりおなかがすいていないタイミングで食事の時間になる、遊びに夢中で食べる気持ちになっていないことなどが考えられます。
まだ噛む力が弱いため、肉などの固い食材が噛み切れなくて、食べるのが面倒になってしまう場合もあるでしょう。

2歳~3歳

一人でできることが増えてきますが、いわゆる「イヤイヤ期」の年齢でもあります。
「食べなさい」と注意されるとイヤイヤを発動して「食べたくない」となってしまうことも多いものです。

また、なんでも自分でやってみたい時期ですが、まだまだすべてのことを器用にこなすのは難しく、上手に食べられないことでイライラがつのることも。
食べさせてあげようとするとそれもまた気に入らず、結局ご飯が進まないというケースに陥りがちです。

4歳以上

4歳を過ぎたあたりから、だんだんと好き嫌いが出てくるといわれています。以前食べたときに好みではなかったことを覚えていて、嫌だと思っているものは断固拒否します。
また、初めてのものを警戒して食べようとしないといった行動も見られます。

保護者が「このくらいは食べてほしい」という分量と、子どもが食べられる分量がかみ合っていないこともあります。あまりにたくさんの料理が並べられると、それだけで食欲をなくしてしまう子は意外と多いものです。

保育園や幼稚園・小学校などに通うようになり、心身ともに疲れてしまって食欲が出ないということも考えられます。

年齢別 子どもがご飯を食べないときはどうしたらいい?

年齢別 子どもがご飯を食べないときはどうしたらいい?

子どもがご飯を食べない理由がわかってきたところで、それぞれの対処法について考えていきましょう。

離乳食期~1歳ごろ

食事の練習をしている段階と考え、子どもが食べる分だけ食べればそれでよしとしてもよい時期です。母子手帳の発達曲線を見て、そこから大幅にずれていなければそれほど心配する必要はないでしょう。

食材をもう少し柔らかくしてみる、味付けを変えてみるといったことで、食が進む場合もあります。また、スプーンや食器を変えたら急に食べるようになったということもあります。
子どもの食べる様子をよく見て、しっかり飲み込んでから次の一口を与えたり、時々水分を飲ませたりといったペース配分も大切です。

2歳~3歳

スプーンがうまく扱えないようなときは、子どもが握りやすい角度になっているか、先の部分が子どもの口に入る大きさかどうかなどを確認してみましょう。
スプーンですくいやすい深さのお皿や、子どもの手で押さえやすい食器などもあります。いろいろな食器を試してみるのも一つの方法です。

テレビやおもちゃに気を取られて食べる手が止まってしまう場合は、食事中はテレビを消す、おもちゃが目に入らないようにカバーをかけるなどの工夫も必要です。

なかなか食べないとイライラしてしまうかもしれませんが、「早く食べなさい!」「食べないなら片付けるよ」と一方的に叱ると、かえってイヤイヤが長引くこともあります。「もう終わりにする?」「どれなら食べられる?」などと声をかけ、子ども自身にどうするかを決めさせるとよいでしょう。

4歳以上

嫌いな食材があるときはどうして嫌いなのかを子どもに聞いてみましょう。たとえば、トマトが嫌いな場合は「皮が食べにくい」「酸っぱい」「中がぐじゅぐじゅしているのがイヤ」などの理由があるはずです。

理由がわかれば皮をむいて出す、味付けを工夫する、細かくきざんで形をわからなくするなどの対処ができます。

また、子どもが食べられる分量をよく観察しながら適切な量を出すことも大切です。小食な子ほどたくさん食べてほしいと思うものですが、子どもの成長はそれぞれ異なります。今は食べなくても、もう少し大きくなれば食べるようになるかもしれません。

保育園や幼稚園での疲れが出ているようなら、その日は無理に食事をさせずに休ませてあげましょう。また、外では緊張しやすいという子どももいますので、帰ってきたらスキンシップをはかるなどして気持ちを落ち着かせることも大切です。

健康状態に支障がなければ少し長い目で見てもよい

子どもがご飯を食べない理由はさまざまです。食べないことを責めたり、イライラして食事を下げてしまったりすることをくり返していると、子どもは食事の時間そのものが嫌いになってしまいます。

食事はからだの成長だけでなく、子どもの心の成長にも大きく影響します。食事の時間が精神的な負担にならないよう、食べないときは仕方ないと割り切ることも大切です。
健康状態に大きな影響がない限りは心配しすぎることなく、長い目で見てあげられるとよいでしょう。

学研教室では、保護者の悩みにも寄り添いながら、子どもの発達段階に合わせたきめ細かい指導を行っています。幼児教育をお考えの場合は、学研教室をぜひご検討ください。

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