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2023年6月7日

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小学生から「漢検」を受けるさまざまなメリット 具体的な勉強方法もご紹介

英検と並んで知名度の高い漢検は、受験などに役立つ資格として小学生の保護者からも注目されています。実際に、小学生の頃から漢検を受けることで、さまざまなメリットが得られます。漢検の概要や具体的な勉強方法についてまとめていきます。

小学1年生レベルから受験できる「漢検」

小学1年生レベルから受験できる「漢検」

漢検とは

漢検(日本漢字能力検定)は、財団法人日本漢字能力検定協会が実施する漢字能力を測る検定試験です。
漢検では、漢字の読み書きができることと、その意味を理解して実際に文章の中で使えることが重視されています。

漢字の奥深さに魅了され、さまざまなパターンの問題を受ける目的で同じ級を何度も受験する人もいるという漢検。10級から1級までの12段階があり、小学1年生レベルの10級から受験することができます。

級ごとのレベル

漢検の級ごとのレベルは各学年が学習する内容に沿っているため、小学校卒業までに5級取得を目指して勉強するとよいでしょう

10級:小学1年生修了程度。出題される漢字の数は80字です。
漢字の読み書き、漢字の意味を理解して文章の中で使えることが求められます。
9級:小学2年生修了程度の240字が対象です。
10級と同様に漢字の読み書き、漢字の意味を理解して文章の中で使えることが求められます。
8級:小学3年生修了程度の440字が対象です。
漢字の読み書きとその意味の理解に加え、送り仮名・部首と部首名・対義語・同音異字の理解も求められます。
7級:小学4年生修了程度の640字が対象です。
8級までに求められる内容に加えて音読みと訓読みの違い、筆順、画数、三字熟語の理解などが加わります。
6級:小学5年生修了程度の825字が対象です。
7級までに求められる内容に加えて対義語、類義語、同音同訓異字、熟語の構成の理解が必要になります。
5級:小学6年生修了程度の1006字が対象です。
6級までに求められる内容に加えて送り仮名や仮名遣い、四字熟語、部首の理解と識別など、より高度な漢字の知識が必要です。

小学生が漢検を受けるメリット

小学生が漢検を受けるメリット

小学生のうちから漢検を受けると、いろいろなメリットがあります。具体的にどのようなものがあるのか、見ていきましょう。

学習習慣が身につく

漢検を受けるには、ある程度漢字の勉強をする必要があります。小学生のうちから毎日コツコツ漢字の勉強をしていると自然と学習習慣が身につき、他の教科でも継続的に学習に取り組むことができるようになります。
小学生のうちに学習習慣がつくと、後の受験勉強にも大いに役立ちます。

自分に自信が持てるようになる

漢検の級に合格すると漢字に対して自信が持てるようになります。漢字の知識が増えると読解力が高まり、国語が得意になるのはもちろん、他の教科の学習へもプラスの効果が現れます。

また、努力の結果が「合格」という目に見える形で表されるため、がんばった自分自身にも自信が持てるようになります。自分に自信が持てると、さまざまなことに挑戦してみようという気持ちがわき、より積極的に毎日を過ごすことができるようになるでしょう。

基礎学力の底上げになる

漢字というと国語のイメージが強いかもしれませんが、国語に限らず学習するうえでは、教科書を読んだりノートに書いたりします。理解できる漢字が増えれば、それだけ学習の理解は進みやすくなるでしょう。
漢検を受けることで基礎学力が底上げされ、いろいろな教科の勉強がしやすくなるのも大きなメリットです。
たとえば、漢字を学習することで語彙が増え、読解力も高まります。算数では、文章題を読み解く際の助けにもなるでしょう。

高校受験・大学受験・就職にも有利

漢検を取得していると高校受験や大学受験の際に優遇措置を受けられたり、合否判定に有利になったりすることがあります。
また、就職活動では漢検の資格をエントリーシートに記載することができます。漢検取得のために勉強したという意欲があることが応募先の企業に伝わり、未所持の応募者よりもよい印象を与えられるでしょう。

書いて覚えてすき間時間も活用 漢検の勉強方法とは

書いて覚えてすき間時間も活用 漢検の勉強方法とは

漢字を「書いて覚える」

漢検の試験は筆記試験が中心です。そのため、漢字を「書いて覚える」ことが基本になります。ワークブックやドリルを使って、正確に漢字が書けるよう練習しましょう。

書店では、イラストをたくさん使って楽しく学べる漢検用のワークブックも販売されています。子どもに合った教材で、くり返し練習しましょう。

過去問題を解く

問題形式に慣れるためにも、過去問題に取り組むことが大切です。どのような順番で解いていったらよいのか、時間配分はどうしたらよいのかなど、過去問題を解きながら学習計画を立てていきましょう。

日本漢字能力検定協会のサイトでも、漢検用の過去問題が紹介されています。ぜひ、参考にしてみてください。
https://www.kanken.or.jp/kanken/textbook/

暗記ものはすき間時間を使う

部首、熟語、対義語、類義語などの暗記ものの学習は、必ずしも机に向かって勉強しなくても覚えられるものです。
朝起きてすぐや夜寝る前のすき間時間、また、トイレやお風呂に漢字表を貼り出すなどして覚えるのもおすすめです。
漢字の成り立ちや意味を理解すると、さらに理解が進み楽しく学ぶことができます。

漢検用のゲームやアプリを利用する

漢検の勉強ができるゲームやアプリも登場しています。またオンライン上の学習コンテンツを利用するのも一つの方法です。
ゲーム感覚で楽しく漢字を学んでいくことができるでしょう。

学研教室では、普段の国語学習の中で確実に漢字の知識がつけられるよう、丁寧な学習指導を行っています。漢検受験を意識しはじめたら、学研教室をぜひご活用ください。

学研教室をこの機会にぜひ、体験してください

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