2023年6月9日
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子どもの「習い事」月々平均いくらぐらい? 習い事別の費用についても紹介します
子どもが成長するにつれて、何か習い事をさせたいと思う保護者も多いことでしょう。子どもの成長の可能性を広げる習い事はいろいろありますが、費用がどの程度かかるのかも気になるところです。最近人気の習い事と、習い事にかかる費用についてまとめました。
子どもの習い事 始める年齢と人気の習い事とは
習い事を始めるのは何歳から?
子どもに習い事をさせようと思ったとき、だいたい何歳から始めさせる人が多いのでしょうか。
株式会社バンダイ「子どもの習い事に関する意識調査」(※1)によると、全体の約半数が就学前から習い事を始めているという結果が出ています。
また、イオレ「小学生の学習塾・習い事に関するアンケート調査結果」(※2)では、4歳から習い事を始める子どもがもっとも多く21.8%、次いで3歳16.6%、5歳で15.8%となっています。
4歳前後に習い事を始める子どもが多いのは、自分でできることが増え、新しい学びを吸収しやすくなる時期だからと考えられます。また、できるだけ早い時期から子どもの才能を伸ばしたいと考える保護者が多いこともあるでしょう。
※1) 株式会社バンダイ「子どもの習い事に関する意識調査」
https://www.bandai.co.jp/kodomo/pdf/question252.pdf
※2) イオレ2023年版「子どもの習い事に関するアンケート」
https://www.eole.co.jp/2023_release/press_20230421.pdf
人気の習い事は
学研教育総合研究所 白書シリーズWeb版「幼児の日常生活・学習に関する調査」(※3)によると、人気の習い事は、1位水泳、2位英会話、3位体操教室となっています。
※3) 学研教育総合研究所 白書シリーズWeb版「幼児の日常生活・学習に関する調査」
https://www.gakken.co.jp/kyouikusouken/whitepaper/k202209/chapter7/01.html
最近は、オンラインの習い事やプログラミングなど、ICTを活用した習い事も人気が高まりつつあります。
習い事にかける費用の平均額と、習い事をかけ持つ数
習い事にかける費用
子どもに習い事をさせるときに気になるのは、費用がどのくらいかかるのか、という点ではないでしょうか。一般的に子ども一人につき、平均どの程度の費用を習い事にかけているのか見ていきます。
全体 | 未就学児 (3~6歳) |
小学1年生 | 小学2年生 | 小学3年生 | 小学4年生 | 小学5年生 | 小学6年生 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
平均額 | ¥13,607 | ¥8,644 | ¥12,253 | ¥13,065 | ¥13,866 | ¥15,775 | ¥16,033 | ¥15,611 |
引用元 : 株式会社バンダイ「子どもの習い事に関する意識調査」
上の表によると、小学校入学前は平均10,000円未満ですが、小学校入学後は10,000円を超え、学年が上がるごとに金額が上がっていきます。
習い事はいくつしているか
イオレ2023年版「子どもの習い事に関するアンケート」によると、習い事を1つしているという割合は24.4%、2つが37.5%、3つが21.8%、4つが9.7%、5つ以上が6.6%となっています。
習い事を2つかけ持ちしている割合がもっとも多く、次いで1つ、3つという結果でした。習い事を2つ、3つとかけ持つと、未就学児でも10,000円を超えます。きょうだいがいる場合はさらに費用がかかるため、家計全体に占める割合をよく考えて習い事をさせる必要があるでしょう。
運動系・芸術系・学習系 習い事別の平均費用はどのくらい?
習い事によって、かかる費用は異なります。具体的にどの程度の費用がかかるのか、人気の高い習い事を中心にまとめました。
運動系の習い事
・スイミング
体力づくりとして人気の高いスイミングは、月額6,000円~8,000円程度のところが多いようです。
週1回のレッスンで5,000円くらいからあるようですが、上達すると通う回数も増え金額も上がっていきます。
また、水着、スイミングキャップ、ゴーグルなどは、子どもの成長に合わせて買い替える必要があるでしょう。
・サッカー
クラブチームでは、月額5,000円~7,000円程度が一般的です。試合に出場するようになると、そのつど交通費や遠征費がかかります。
ユニフォーム、シューズ、すねあてなどに費用がかかり、子どもの成長に合わせて買い替えていくことになります。
・体操
体力づくりとともに、バランス感覚なども身につけられる体操は、月額4,000円~6,000円程度です。
体操着代のほか、大会に参加するようになると参加費や交通費・遠征費がかかります。
・ダンス
子どもにも人気の高いダンスは、月額5,000円~8,000円程度で習うことができます。有名な先生に教えてもらう場合は、月額10,000円~20,000円かかることもあります。
発表会に出るようになると、参加費や衣装代がかかるようになるでしょう。
芸術系の習い事
・ピアノ
楽器の習い事としてポピュラーなピアノ。大手のピアノ教室では、幼児で月額7,000円程度、小学生で月額10,000円~12,000円程度のところが多いようです。
ピアノを購入する費用がもっとも大きく、電子ピアノでもピアノタッチを求めるなら100,000円程度はかかります。その他、楽譜代や発表会費、発表会の衣装代などの費用負担があります。
・バイオリン
ピアノと並んで人気の高いバイオリンは、月額7,000円~10,000円程度のところが多いようです。有名な先生の個人レッスンになると、月額20,000円以上かかることもあります。
身体の成長に合わせて楽器を買い替えていく必要があり、5歳ごろから始めた場合は、身長が145cmぐらいになるまで合計で4回買い替えることになります。
ピアノと同様に楽譜代や発表会費、発表会の衣装代がかかるほか、定期的に弦や弓の張り替え費用もかかります。
・バレエ
体のやわらかさや美しい姿勢が身につくバレエも人気の習い事です。スポーツクラブやカルチャーセンターでは月額7,000円程度から習えますが、バレエ団が主催している教室では月額10,000円以上かかることが多いようです。
始めるときに購入するのは、レオタード、バレエシューズ、タイツなど。発表会に出るようになると、参加費や衣装などで50,000円~100,000円ほどかかることもあります。
学習系の習い事
・英会話・英語教室
小学校で英語が必修化された影響もあり、通う子が増えている英会話や英語教室は、月額6,000円~8,000円程度の費用がかかります。月謝のほかに教材費がかかる場合も多くあります。
最近はリーズナブルなオンラインの英会話塾も増え、月額3,000円程度から習うことも可能になっています。
・書道
字をきれいに書くことができるようになるのと同時に、集中力も養えるといわれている書道も人気の高い習い事です。月額2,500円~4,000円と習い事の中では比較的安価といえるでしょう。
書道の道具は3,000円~5,000円程度で購入できます。スタートする年齢にもよりますが、学校の毛筆の授業が始まる頃には書道道具は学校で購入しているため、それを使えば新たに買う必要はありません。
そのほか、半紙や墨汁などの消耗品や検定試験の費用がかかります。
・プログラミング
子ども向けのプログラミング教室は、近年人気が高まっている習い事の一つです。月額6,000円~12,000円程度かかります。
パソコンやタブレット端末は基本的に教室のものを使いますが、ご家庭で用意するケースも多いようです。
ロボット製作などを行う場合は、キットの費用が別途かかるため、教材費については各教室に確認しましょう。
その他の習い事として、ボーイスカウト・ガールスカウト、そろばん、空手、剣道、実験教室といった選択肢もあります。
家計全体のバランスを見て、習い事にかける費用を考える
子どもにたくさんの経験をしてほしいと願う気持ちは大切ですが、習い事にはさまざまな形で費用がかかります。子どもの成長に伴って買い替えるものや、上達することによってかかってくる費用などが、家計を圧迫する可能性がないとはいえません。
学校のクラブ活動や地域のサークル、自治体主催のイベントなどを活用するのも一つの方法です。無理のない範囲で、子どもにできることをさせてあげるとよいでしょう。
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