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2023年8月5日

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暑さに負けないための体作り 子どもの暑さ対策・熱中症予防のためにできること

子どもにとって楽しい行事が目白押しの8月が終わっても、まだまだ暑さによる体調不良は起こりやすいといえます。この時期にも子どもが元気に過ごせるよう、健康的な体作りをしたいと考える保護者も多いことでしょう。そのためには、どのようなことに気を配ればよいのでしょうか。

「暑さ」による子どもへの影響や熱中症のリスクとは

「暑さ」による子どもへの影響や熱中症のリスクとは

近年は、地球温暖化の影響で驚くほど気温が高くなる日も多くなりました。また、日本の夏は高温多湿のため、夏バテや熱中症のリスクが高いといわれています。大人に比べて体の小さな子どもは暑さの影響を受けやすく、十分な注意が必要です。

夏バテのリスク

体内の水分不足や、室内外の温度差などによって自律神経のバランスが崩れ、食欲がなくなったりだるさを感じたりするようになるのが夏バテです。
子どもの食欲が落ちてきたり、食事を残したりするようになったら、夏バテになりはじめている可能性があります。また、すぐに疲れてしまい部屋でゴロゴロしていることが多くなるのも、夏バテの兆候です。体調不良をうまく言葉にできず、機嫌が悪くなってイライラした様子を見せることもあります。

夏バテの状態が続くと、上記の理由から十分な栄養や良質な睡眠がとれなくなり、心身にさまざまな影響が現れます。熱中症のリスクも高まるため、早めの対策が必要といえるでしょう。

熱中症のリスク

熱中症は気温や湿度が高いときや、日差しが強い、風がないといった状況で起こりやすくなります。体温調節の役割をしている汗が蒸発しにくくなるせいで、体の中に熱がこもり、体温の上昇やめまい、けいれん、頭痛などのさまざまな症状を起こすのが熱中症です。
炎天下の屋外はもちろん、体育館など湿度が高く風通しの悪い場所でも熱中症は起こりやすいといえます。

子どもは自分が熱中症になっているかどうかをうまく伝えられないこともあるため、周囲の大人は子どもの様子に気をつける必要があります。
顔がほてっている、大量の汗をかいている、ふらついているといった様子が見られたら、すぐに涼しい場所に移動させ、水分補給をしましょう。

夏バテ・熱中症のリスクが高まるとき

大人に比べると、子どもは体温調節を司る自律神経がまだまだ未熟なため、夏バテや熱中症になりやすいといわれています。
自律神経を整えるには十分な睡眠や食事をとり、規則正しい生活をすることが大切です。寝不足だったり食事をとれていなかったりすると、夏バテ・熱中症のリスクが高まります。

暑さに負けない体を作るためにできることとは

暑さに負けない体を作るためにできることとは

適度な運動で汗をかく

人間の体は熱くなったときに汗をかくことで体温調節をしています。しかし、急激に気温が上がると、汗を出す「汗腺」が十分に機能せず、汗が出にくくなります。
暑い時期に十分な汗をかくには、本格的に暑くなる前から適度な運動で汗を流す習慣をつけておくことが大切です。
夏には早朝や夕方などの少し涼しい時間帯に体を動かし、汗が出やすい体作りを心がけるとよいでしょう。

朝ごはんを食べる

暑い時期はどうしても食欲が落ちてしまいがちですが、食事を抜くと栄養不足につながり、夏バテしやすくなります。簡単なものでよいので、まずは朝ごはんを食べる習慣をつけるようにしましょう。朝ごはんを食べることで体がしっかり目覚め、生活リズムも整います。

栄養のあるものを食べる

暑い時期だからこそ栄養のあるものを食べるのも夏バテ予防に効果的です。
疲労回復に役立つ牛肉や豚肉を使ったハンバーグやカレーなどは、子どもの好きなメニューです。熱いものは食べたくないというときは、冷しゃぶなどにしてもよいでしょう。
夏が旬で栄養価の高いトマトや、水分を多く含んで食べやすいキュウリを使ったサラダもおすすめです。また、ニンニクやショウガなど、香りの強い食材は食欲増進に役立ちます。

十分な睡眠をとる

睡眠不足は自律神経のバランスを乱し、夏バテを引き起こす大きな要因となります。夏休みに入ると朝決まった時間に起きなくてもよくなるため、夜更かしをすることもあるかもしれません。ただ、夜更かしをすると睡眠のリズムが狂って、ぐっすり眠れなくなる可能性が高まります。休みの日でもできるだけ学校に通っているときと同じ時間帯に寝て起きるよう、子どもに声かけをしていきましょう。

冷房の温度を調節する

冷房のきいた部屋の中から急に暑い屋外へ出ると、身体が急激な温度の変化に耐えきれずに夏バテしやすくなります。そのため、冷房の設定温度を下げすぎないことも大切です。
帰宅時などは一時的に低めの温度で冷房をかけてもよいのですが、体が冷えてきたら設定温度を28℃くらいにして、外との温度差が大きくなりすぎないように気をつけましょう。
また、冷房だけではなく、扇風機を合わせて使うと室温を下げすぎずに済みます。

水分・塩分の補給

夏バテや熱中症予防に水分補給は欠かせません。その際、水分だけではなく適度な塩分補給も必要です。
汗をかくと水分と一緒に塩分も失われ、体内のミネラルバランスが崩れて脱水症状を引き起こします。水分補給をするときには、適度に塩分を含んだスポーツドリンクやミネラル分の入った麦茶などを飲むとよいでしょう。

体作りと合わせ、暑さ対策を行うことも大切

発達途中の子どもは、大人以上に暑さに弱いものです。夏バテが長引くと熱中症のリスクも高まるため、いつも以上に子どもの体調に気をつける必要があるでしょう。

暑さに負けない体作りに加えて、速乾性・通気性のよい衣服を選ぶ、外出の際は帽子をかぶる、冷却グッズを活用する、こまめに休憩をとるなどの配慮も忘れないようにして、暑さから子どもを守ることを心がけましょう。

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