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2023年8月21日

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困った! 小学生の「忘れ物」その原因と対策について解説します

小学生は毎日たくさんの荷物を持って学校に通うため、忘れ物をしてしまうことがあります。ただ、あまりに忘れ物が度重なると、保護者も子どもも悩んでしまうでしょう。子どもが忘れ物をしてしまう原因と、忘れ物を少なくしていくための対策について考えていきましょう。

子どもはどうして忘れ物が多いのか

子どもはどうして忘れ物が多いのか

何を持っていくのか把握できていない

そもそも持っていく物を、きちんと把握できていないことがあります。持ち物についての連絡を聞き逃している、メモはしたけれどもそれを見るのを忘れた、もらったプリントを失くしてしまったなど、持っていく物を正確に把握していないと忘れ物が多くなります。

他のことに気を取られてしまう

子どもの注意力は途切れやすく、すぐ他のことに気を取られてしまいがちです。準備をしているときに声をかけられる、ふと目に入ったマンガなどに気を取られるといったことで、直前のことをうっかり忘れてしまうケースがあります。

準備をする時間が足りない

子どもにとって、翌日の準備をすることは想像以上に手間がかかります。特に低学年の間は、時間の感覚が十分に育っていないため、計画的に物事を進めるのが難しい面があります。
習い事があって時間がない、保護者の帰宅時間が遅い、なかなか遊びを切り上げられないなどの理由で、準備が後回しになってしまうこともあります。
また、朝起きるのが苦手な子にとっては、起きてから出かけるまでの時間が短く、十分な時間が取れないこともあるでしょう。
そうすると、持ち物を準備する十分な時間がないため、確認不足で忘れ物をしてしまいます。

整理整頓が苦手

整理整頓が苦手だと、持っていく物を探すのに時間がかかってしまいます。持っていく物は覚えていても、見つけることができずに持っていけないというケースです。探している途中で面倒になってしまい、探すことをあきらめてしまうこともあるでしょう。

物の置き場所が決まっていない

帰ってきたときにプリントを決まった場所に置かなかったり、洗ってもらった体操着をランドセルの近くに置いておかなかったりすることで、忘れ物をすることもあります。物の置き場所が決まっていないせいで、忘れ物をしやすくなるのです。

忘れ物が多いときはどうしたらよい? 効果的な対策法とは

忘れ物が多いときはどうしたらよい? 効果的な対策法とは

子どもが忘れ物をしないようにするには、どのようなことに気を配ればよいのでしょうか。

「準備する時間」を決める

朝は時間に余裕がないことが多いため、できる準備は前日にする習慣をつけましょう。前日なら焦ることなく落ち着いて準備ができ、忘れ物を減らすことができるはずです。また、当日の朝、急に言われても用意できないものも、前日に準備していれば用意できる場合もあります。
準備をするのは、学校から帰ってきてすぐ、遊びや習い事から帰ってきてすぐ、夕食後、寝る前など、ある程度時間を決めておくことが大切です。

連絡帳・プリント・時間割のチェックを習慣化する

学校で必要な持ち物の連絡は、連絡帳やプリントに書かれています。小学校に入学してすぐの時期は、保護者も一緒に連絡帳やプリントの確認をするようにしましょう。また、翌日の時間割も、毎日必ず確認します。
毎日くり返すことによって、子どもには持ち物の確認をする習慣がついていきます。
持ち物のチェック表を作って、チェックを入れていくのもよい方法です。

夜更かしをしないようにする

朝寝坊をしてあわててしまい、忘れ物をすることもよくあります。余裕を持って朝の時間を過ごすためには、夜更かしをしないことが大切です。
食事の時間やお風呂の時間などをできるだけ一定にして、決まった時間に就寝できるよう心がけましょう。

見える場所にメモを貼ったり書いたりする

持っていく物を付箋にメモして、子どもの目に入る場所に貼っておくのも一つの方法です。子ども部屋の扉や机など、必ず見る場所に貼っておくのです。
また、カレンダーや伝言ボードなど、家族全員が見られる場所に書いておくと、保護者やきょうだいが気づいて忘れないよう声をかけることもできるでしょう。

物の置き場所を一定にする

整理整頓がうまくできていないときは、決まった場所に決まった物を置くことから始めましょう。学校で使う物は、できるだけ1ヵ所にまとめておくのがポイントです。
保護者が置き場所を決めて一方的に伝えるだけだと子どもは忘れてしまうので、必ず子ども自身に置き場所を決めてもらうようにするのがポイントです。

子どもが忘れ物をしたとき、保護者はどのように対応したらよい?

子どもが忘れ物をしたとき、保護者はどのように対応したらよい?

子どもが忘れ物をくり返すと、保護者も心配になったりイライラしたりしてしまうものです。子どもの忘れ物が多いとき、保護者が気をつけておくとよい対応についてまとめます。

準備に手を出し過ぎないようにする

忘れ物をすると困るだろうと考え、準備に手を出し過ぎるのはあまりよくありません。子どもは保護者が準備してくれるから大丈夫と思ってしまい、忘れ物の解決につながらないからです。
もちろん、初めのうちはサポートも必要ですが、保護者はあくまでサポートです。どのようにしたら忘れ物をしないで済むか、子ども自身で考え工夫していく過程を見守りましょう。

忘れたことを責めない

忘れ物をすると、どうしても子どもを責めてしまいがちです。ただ、子どもも忘れ物をして恥ずかしい気持ちになったり、ショックを受けていたり、先生に叱られて落ち込んでいたりすることもあるでしょう。その状態で保護者に責められると、自分に自信をなくして物事に取り組む気力がなくなってしまう可能性もあります。

忘れ物をしたときは、なぜ忘れてしまったのかを落ち着いて確認し、改善方法を一緒に考えるようにするとよいでしょう。

毎回忘れ物を届けることはしない

子どもの忘れ物に気づいて、あわてて学校に届けにいくこともあるかもしれません。ただ、毎回忘れ物を届けるのはおすすめできません
子どもが「忘れ物をしても保護者が届けてくれる」と、勘違いしてしまう可能性があるからです。
忘れ物をしたとき、どのように対処したらよいのかを子どもに経験させることも大切です。

忘れ物をすると困ることも多いですが、成長とともに対処方法が身についていくものです。また、原因をよく確認すれば、解決できることもあるでしょう。子どもも忘れ物をしたくてしているわけではありません。あまりイライラせず、気長に見守ることが大切です。

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