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2023年11月25日

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小学生の学習を支える「学習椅子」 選び方のポイントを紹介します

小学生が自宅で勉強するとき、学習机とともに大切なのが学習椅子です。子どもの体に合わない椅子を使っていると、肩こりや腰痛の原因となるため子どもの成長に影響を与える可能性もあります。よりよい学習環境のため、学習椅子選びのポイントをご紹介します。

学習椅子を選ぶときのポイント 機能性や耐久性、デザイン性を考える

学習椅子、学習机、黒いランドセルの画像

子どもの学習椅子を選ぶときには、どのようなことに気をつければよいのでしょうか。

各パーツの調節ができる

長期間使うことを考えるなら、高さの調節ができるものを選びましょう。
座面の高さだけではなく、座面と背もたれの両方を調節できるタイプもあります。高さと角度の両方を調節できるものを選ぶと、子どもの成長に合わせてより細やかな調整ができるでしょう。
足がブラブラすることを避けるため、足置きの高さを調節できるものもあります。

座り心地のよさ

ずっと座っていても、おしりや腰が痛くならないことが大切です。一方で、座面がやわらかすぎると体が沈み込んでしまい、正しい姿勢をとりにくくなります。痛みが生じない範囲で、ある程度の硬さがあることが重要です。

椅子の耐久性

毎日座る椅子は、耐久性にすぐれていることも重要です。椅子の素材や構造をよく確認することも、学習椅子選びの大切なポイントになります。
壊れにくい素材を使っていることや、フレーム・座面・背もたれ・脚部などの作りが丈夫なことは大切ですが、一方で、それが理由で重い椅子になっていたり、硬くて座りにくかったりとデメリットにつながる可能性もあります。耐久性は重視しつつ、子どもが扱いやすいものはどれなのか、総合的に考えることが大切です。

椅子の機能性

高さ調節のほか、キャスターがついているか、背もたれが前後に揺れるロッキング機能がどのくらいあるか、収納機能はあるか、姿勢サポートの機能はあるかなども、学習椅子を選ぶ際のポイントになります。

デザイン性

学習机や置き場所に合ったデザインも重要な要素です。リビングに置くときなどは、他の家具との調和も必要になるでしょう。

また、子どもが気に入るデザインを選ぶと、勉強へのモチベーションが高まることもあります。子どもの好きな色などにも配慮しながら、部屋の雰囲気に合ったものを選ぶとよいでしょう。

学習椅子の種類や素材も含め、さまざまな機能を考慮する

木目の学習机の前に白と黒の椅子がある画像

学習椅子にはさまざまな種類があります。その特徴を見ていきましょう。

椅子のタイプ

木製椅子

木製の椅子は安定感があり、丈夫で長く使えるのが特徴です。子どもの体が大きくなっていっても、成長に合わせて長期間使い続けることができます。
シンプルなデザインで家具との調和もよく、飽きがこないのもよいところです。

一方で、高さの調節がしづらいことや、重量があるため低学年の間は少し扱いにくいところはデメリットといえます。

回転椅子

オフィスでもよく使われている回転椅子は、体の向きが自由に変えられ、立ったり座ったりが簡単にできます。レバー一つで高さ調節ができるのも便利です。キャスターがついていて軽いので、低学年の子どもにも扱いやすいでしょう。

ただ、扱いやすい分、くるくる回って遊んでしまうなど勉強に集中しにくくなる面もあります。

バランスチェア

最近では、正しい姿勢を保つために開発された「バランスチェア」があります。バランスチェアは、膝とおしりの2点で体を支え、自然と背筋が伸びるように設計されています。正しい姿勢を身につけさせたいときにはおすすめです。

ただし、普段使わない筋肉を使うため、長時間の使用はかえって子どもの負担になってしまうこともあります。1時間に1回程度、休憩しながら使うとよいでしょう。

座面の素材

椅子の座面は、木製のものと布製のものがあります。
木製のものは丈夫で汚れにくい一方、種類によっては硬くて座りにくい、高額になりやすいという面があります。

布製はデザイン性が高く通気性がある、座り心地がよいといったよさがある一方で、汚れや傷がつきやすいといったデメリットがあります。

付属している機能

キャスターがついている

子どもが簡単に動かせるという理由から、キャスターがついているものはおすすめです。回転椅子はキャスターつきが定番ですが、木製の椅子にもキャスターがついているものが多いです。椅子が安定しないことが気になる場合は、動かしたあとにキャスターをロックして固定できるものを選びましょう。

足置き

低学年の間は身長が低いため、椅子に座ったときに足が床に届かずブラブラしてしまうケースがあります。足が安定しないと勉強に集中しにくくなるため、足置きがついているとより安心です。
足置きの高さが調整できるものや、体が大きくなったら取り外せるものがおすすめです。

ランドセル置き

椅子の下にランドセルを置ける収納棚がついている椅子もあります。学習机に収納用のフックなどがついていないときは、ランドセル置きがある椅子を選ぶとよいでしょう。

ヘッドレスト

学習椅子にヘッドレストがついていると、子どもの頭を支えて正しい姿勢を維持しやすくなります。また、首や肩への負担が減り、長時間学習に取り組むことができるでしょう。
成長に合わせて、高さ調節ができるものを選びましょう。

適切な学習椅子選びは、学習効率のアップにつながる

適切な学習椅子選びは、自宅学習に取り組む際の、子どもの集中力や学習効率のアップに重要な役割を果たします。また、正しい姿勢をキープすることは、体の成長にも大きく影響します。

長期間の利用を考える場合は、子どもの成長に合わせて各パーツが調整できるものを選ぶことが大切です。機能性やデザイン性も含め、子どもに合った学習椅子を選べるとよいでしょう。

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