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2023年12月25日

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小学生の「自主学習ノート」 テーマの選び方とノートの書き方について解説

自主学習ノートの活用は、主体的に学ぶことで学習への理解が深まるとして近年注目を集めています。一方で、どのようなことに取り組んだらよいのか悩んでしまうという方も多いのではないでしょうか。自主学習のテーマ選択や上手な進め方について、解説していきます。

好きなことや興味のあることなどを自由に学べる「自主学習」

ノートの上に付箋や色鉛筆、ボールペンが置かれている画像

まずは、自主学習の目的と効果について説明します。

宿題と自主学習の違い

宿題は学校の先生から課題として出されるものですが、自主学習は自分で学習する内容を決めて取り組むものです。決められた課題を指示通りに行うのが宿題、自分で考えた内容について自分なりの方法で学んでいくのが自主学習といえるでしょう。

自主学習の特徴

主体的に学ぶことができる

自分で学習する内容を選べるため、より主体的に学習に取り組むことができます。好きなことや興味のあることについてノートにまとめていくと、達成感が得られて学習へのモチベーションも高まります。

学習することが楽しくなる

勉強を「やらされている」と感じていると、なかなか勉強を楽しむことができません。しかし、自分で考えて進める作業ならやらされている感じがなく、子どもも楽しく取り組めるはずです。また、取り上げる内容によっては、学校の授業だけでは知り得なかったことに出会える可能性もあるでしょう。学習の幅が広がるのも、自主学習のよいところといえます。

「バッチリメニュー」と「ワクワクメニュー」の2種類がある

自主学習には、大きく分けて2つの種類があります。漢字練習や計算練習、用語の暗記などの基礎的な学習を行う「バッチリメニュー」と、自分の好きなことや興味のあることを掘り下げたり、絵や工作などの作品を作ったりする「ワクワクメニュー」です。

自主学習と言われても、何に取り組んだらよいのかわからない、ということもあるかもしれません。そのようなときは、ひとまずバッチリメニューから始めるのも一つの方法です。また、低学年の間はワクワクメニューを中心に進め、学年が上がってきたら学力アップのためにバッチリメニューを取り入れていくのもよいでしょう。

自主学習の「テーマの探し方」と自主学習ノートの「書き方」

母親が二人の子供に勉強を教えている様子

自主学習を上手に進めるためには、どのようなことに気をつけたらよいのでしょうか。

テーマの探し方

まずは、自主学習のテーマを何にするかを考えます。好きなことや習い事、普段疑問に感じていることなどから探してみましょう。具体的なテーマをいくつかご紹介します。

好きなこと・ものから

・好きな食べ物:ハンバーグやカレーなどの作り方、使っている野菜の原産地について
・好きなスポーツ:野球の起源、サッカーのルール解説、水泳の泳法解説
・好きな動物や生き物:飼っているペットの生態、犬や猫の種類、昆虫の観察記録
・好きなゲームや遊び:ゲーム機の変遷について、鬼ごっこの種類、遊びに使う道具について

習い事から

・バレエ:バレエの衣装や小物について、踊り方の種類について
・ピアノ:作曲家の生い立ち、奏法の解説、楽器の成り立ち、ピアノに関わる仕事について
・書道:筆の種類について、墨の歴史、字体について
・英会話:いろいろな英語表現、世界で英語が話されている国について
・空手:武道の成り立ち、技の種類、帯の色について

普段疑問に感じていることから

・日本に四季があるのはなぜか
・海が青く見えるのはなぜか
・爪が伸びるのはどうしてか
・夜更かしがいけないと言われるのはどうしてか
・日本が夜だとアメリカが朝なのはなぜか
・戦争が起きる理由とは

教科ごとのテーマ案

・国語:漢字ドリルや問題集、四字熟語について、漢字の成り立ち、ことわざについて
・算数:計算ドリルや問題集、単位について、品物の値段のつけ方について
・理科:星の観察、植物の観察、磁石について、地震の発生原理について
・社会:都道府県の名産について、地図作り、歴史的な偉人について

調べ方

子どもが自分で考えたことや、もともと知識のあることはそのまま自由に書けますが、調べないとわからないこともあるでしょう。
そのようなときは、インターネットで検索したり図書館で調べたりします。インターネットの情報は内容が正確ではないものもあるので注意が必要です。個人的なサイトやブログではなく、公的機関や企業のWebサイトなど、信頼できるものを参考に調べることが大切です。

ノートの書き方

漢字練習や計算練習などの場合は、宿題と同じようにノートに書きこんでいけばOKです。問題を解いたら答え合わせをしましょう。

調べ学習の場合は、次のような構成を意識するとよいでしょう。

(1)何について調べたのかテーマを書きます。
(2)その学習でどのようなことを調べたいかなど、目的を書きます。
(3)調べた内容を書きます。イラストや写真を入れたり、マーカーで色分けしたりすると、ノートが見やすくなります。
(4)自主学習をしてわかったことや気づいたこと、また、自分の感想や意見などを書いて学習の振り返りをします。

このようなレポート形式のノート作りを覚えておくと、中学校や高校での学習にも役立ちます。

気になるニュースについて普段から話していると、テーマが見つかりやすい

自主学習ノートの作成は、主体的な学びを進めるうえで効果的ですが、子どもによっては保護者のサポートが必要です。テーマは身の回りにあることから探したり、気になるニュースについて普段から子どもと話し合ったりしている中で見つかるものです。子どもから何か質問があったときは子どもの考えを聞いてみたり、一緒に調べたりしてみるとよいでしょう。

自主学習ノートができあがったら、子どものがんばりをぜひほめてあげてください。自分から取り組んだ学習をほめてもらえることで、子どもの勉強へのやる気もアップするでしょう。

自主学習をスムーズに進めるには、自ら机に向かう力や一人で学習を進めていく力が必要です。学研教室オンラインでは、自宅にいながら「自学自習」の習慣を身につけられるよう、先生が適切にサポートしていきます。自主学習の一助として学研教室オンラインをぜひご利用ください。

学研教室をこの機会にぜひ、体験してください

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