2024年1月1日
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入学式の保護者「基本的な服装マナー」 そのポイントとは
小学校の入学式は、子どもにとっても保護者にとっても思い出に残る大きなイベントです。そんな特別な日には、どのような服装で臨めばよいのでしょうか。基本的なマナーを押さえた服装で、子どもの晴れ姿を見守りましょう。
入学式の基本的な服装マナーとは
式典にはさまざまな形式があり、それぞれにふさわしい服装があります。ここでは小学校の入学式の基本的な服装マナーを解説します。
フォーマルな雰囲気に合わせる
一般的に、入学式ではフォーマルな装いが求められます。子どもたちを迎え入れる学校の先生方もきちんとした服装で出迎えてくれるため、入学する子どもたちはもちろん、参加する保護者もそれに合わせた服装を心がけることが大切です。
基本的にはスーツやワンピースなど、フォーマルな服装で参加するのがよいでしょう。
派手すぎない
季節柄、明るい色を着るのは問題ありませんが、あまり派手なデザインの服装は好ましくありません。入学式の主役はあくまで子どもです。子どもより保護者が目立ってしまうような服装は避けましょう。
カジュアルすぎない
入学式は公式な式典なので、あまりカジュアルな服装で出席すると失礼にあたります。また、周囲の参列者がフォーマルな服装をしている中で、カジュアルな服装で出席するとその場にそぐわない雰囲気を与えてしまいます。普段着のジーンズやパーカーなどは、避けた方がよいでしょう。
肌を露出しすぎない
フォーマルといっても、カクテルドレスのような服装は入学式には合いません。肩を露出していたり、胸元が大きく開いたりしているような服装はNGです。
また、スカートやワンピースの丈にも注意が必要です。目安として、膝が隠れるくらいの長さを意識するとよいでしょう。スラックスの場合は、裾から素足が見えないよう気をつけましょう。
帽子やサングラスは避ける
帽子は入学式の場にふさわしくありません。また、つばのある帽子をかぶっていると、保護者席から子どもの姿が見えにくく、周囲に迷惑をかける可能性もあります。
おしゃれが目的であれば、サングラスも避けた方がよいでしょう。人によっては少し警戒感を抱くこともあります。保護者同士、今後長くつきあっていくことを考え、誤解されないような雰囲気を心がけることが大切です。
入学式の服装のポイントは、フォーマルで落ち着いた雰囲気
入学式での服装マナーの基本がわかったところで、具体的な服装のポイントについて見ていきましょう。
定番はスーツやワンピース
多くの保護者は、スーツスタイルを選ぶことが多いようですが、ワンピースやブラウスのセットアップなどでもOKです。スーツはスカート、パンツどちらでも大丈夫です。スカートの場合、教室移動や荷物を持つこともあるため、タイトスカートよりもフレアスカートなど、少し動きやすいものの方がおすすめです。
ビジネススーツを着る場合は、黒、グレー、ネイビー、茶色などのダークカラーのスーツを選ぶのが一般的です。
春らしさを意識した色合いも
ダークカラーは定番で無難ですが、入学式の季節には、春らしい明るい色を選ぶのもよいでしょう。
ベージュやオフホワイト、派手すぎないパステルカラーを取り入れた服装もおすすめです。落ち着いた色のボトムスに、明るい色のジャケットを合わせてもよいでしょう。また、スーツは落ち着いた色を選び、ブラウスやシャツ、ネクタイを明るい色にするのも一つの方法です。
スーツやシャツ・ブラウスの柄は無地の方が合わせやすいといえますが、細かい柄ならチェックやストライプのデザインでもOKです。
パンプスの高さ、靴の色
ハイヒールは避け、足元が上品に見えるローヒールのパンプスを選びましょう。妊娠中や幼い子どもを連れている場合は、フラットなものでもかまいません。靴の色は黒や茶色が定番ですが、淡い色なら服装に合わせた明るい色でも問題ありません。
ビジネススーツに合わせる場合は、紐のついたレースアップシューズが正式ですが、スーツに合わせた黒か茶色の革靴ならOKです。あまり凝ったデザインのもの、ブーツ、つま先がとがっているものなどは避けた方がよいでしょう。
ストッキングと靴下
色や柄のあるストッキングやタイツは、フォーマルな雰囲気と合いません。ストッキングは肌の色に近いものを選ぶと、足をすっきりと美しく見せます。パンツスタイルの場合は、座ったときにすねが見えないよう、少し長めの靴下を履きましょう。
アクセサリーの定番はパール
フォーマルな場での定番アクセサリーといえばパールです。お祝い事なので、長いものや2連ネックレスでも問題ありません。小ぶりなものならゴールドやシルバーでもよいでしょう。
あまり主張の強いアクセサリーは、過度に目立ってしまうこともあり注意が必要です。
フォーマル感をアップさせる小物使い
小物使いでフォーマルな雰囲気を演出することもできます。
たとえば、落ち着いた色合いの服装にコサージュやブローチを合わせると、程よく華やかな印象になります。
ビジネススーツには、ポケットチーフやカフスを使うと、フォーマル感がぐっとアップします。
上着はきれい目のコートを合わせる
上着を着る場合は、シンプルなきれいめのコートがおすすめです。女性の場合はショールを肩にかけてもよいでしょう。
通勤時には、スーツの上にマウンテンパーカーを着るスタイルもありますが、式典にはあまりふさわしくありません。上着も、フォーマルな場に合わせることを意識します。
着物を着る場合
着物を着るときには、華やかになりすぎないよう色や柄に気をつけることが大切です。原色を使ったビビッドな色は避け、淡いピンクや水色、薄緑色、薄紫色などを選ぶとよいでしょう。一般的には、デザインが控えめな付け下げを選ぶ人が多いようです。
帯は格式のある袋帯や名古屋帯を選ぶと、よりフォーマルな印象になります。
基本的な服装マナーを守って、子どもの門出を祝う
近年ファッションも多様化しており、自分のセンスを最大限に生かした服装で入学式に参加したいと考える方もいるかもしれません。ただ、ある程度改まった場面での、基本的な服装のポイントを理解しておくことも大切です。
先生や他の保護者、子どもへ与える印象を考えて、マナーを守りつつ子どもの門出を気持ちよくお祝いできるとよいでしょう。