2024年2月29日
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「小学校の時間割」を知りたい! 1日の流れと学年ごとの授業時間数やその内容をご紹介
子どもが小学校に通うようになると、学校でどのように過ごしているのか気になる保護者もいるのではないでしょうか。1日の流れはどのようになっているのか、また、学年ごとの授業内容や必要コマ数など、小学校の時間割について解説します。
小学校の1日とは? 登校から下校までの一般的な流れ
学校によって多少の違いはありますが、公立の小学校を例に1日の流れを見ていきましょう。
登校
8時~8時20分ごろまでに登校します。7時45分ごろから入れる学校もあるようですが、あまり早いと校門が開いていないこともあるため、8時以降の登校が一つの目安といえそうです。
早めに着いて校庭で遊ぶこともできますが、場合によっては校庭を使えないこともあるので、遊べるかどうかを確認しておくとよいでしょう。
朝礼・朝の会
朝礼は週に1回、または月に1回8時30分から行うところが多いようです。内容は、校長先生の話、委員会活動やクラブ活動からの連絡、安全に関する指導などです。
朝礼のない日は、8時25分~8時35分ごろから各教室で朝の会があります。先生からの連絡事項、提出物の回収、その日の予定確認などが行われます。
午前の授業・休憩
1時間目は8時45分ごろから始まります。多くの学校は1コマ45分なので、1時間目が終わるのは9時30分ごろになります。中には40分授業の学校もあり、余った5分を小テストや探求学習に使うというケースも見られます。
休み時間は10分程度、2時間目と3時間目の間は20分程度の長めの休み時間が入ります。
給食
20分休みのあと3、4時間目の授業があり、12時15分ごろから給食の時間になります。配膳に15分、食事に20分、片付けに10分程度かかり、概ね13時ごろには給食の時間が終わります。
昼休み
昼休みは、給食後の13時~13時20分ごろまでというところが多いようです。校庭で遊んだり、教室や図書室で過ごしたりします。学校によっては、パソコンルームを使えるところもあるようです。
午後の授業
5時間目は、13時30分前後から始まります。6時間目の終了は15時10分ごろになります。
掃除
掃除の時間は15~20分程度です。授業がすべて終わってからや給食のあと、昼休みのあとなど、学校によって掃除の時間は異なります。
帰りの会
すべての授業が終わってから、帰りの会が10分程度行われます。翌日の予定や持ち物の確認、保護者に渡すプリントの配布などがあり、下校時刻となります。
下校
帰りの会や掃除が終わると下校の時間です。4時間目までの場合は、12時30分ごろ、5時間目までの場合は14時30分ごろ、6時間目までの場合は15時30分ごろが下校時刻になります。
高学年になると、委員会活動やクラブ活動が始まるため、下校時刻が遅くなることもあります。帰りがあまり遅くならないよう、5時間目や6時間目に活動時間を設定する学校も多いようです。
学年ごとに異なる授業時間数と、学習内容の特徴
学校の授業では、どのようなことを行っているのでしょうか。各学年の特徴について説明していきましょう。
小学1年生
小学1年生は、まず学校生活に慣れることを目標にしています。そのため、全体の授業時間数は1年間で850コマと少な目です。
初めのうちは、1日4コマ(4時間目まで)程度で授業に慣れることを目指し、徐々に5コマ(5時間目まで)に増やしていく学校もあります。
学ぶ教科は、国語、算数、生活(社会と理科を合わせたような内容)、音楽、図画工作、体育、道徳、特別活動となります。
小学2年生
1年生より少し全体の時間数が増え、授業時間は年間910コマとなります。1年生のときは5時間目まででしたが、2年生になると週に1回程度6時間目の授業が入ります。
学ぶ教科は、1年生と同じですが、1年生に比べると算数の授業時間数が多くなります。
小学3年生
3年生になると授業時間は年間980コマとなります。科目の変化としては「生活」がなくなって「社会」と「理科」になり、「総合」「外国語活動」の授業が追加されます。1週間のうち、週2日が5コマ、週3日が6コマとなり、下校時刻が遅くなる日数が増えます。
小学4年生
4、5、6年生は、年間の授業数が1015コマに増え、週4日は6コマ、週1日は5コマとなります。
4年生で学ぶ教科は3年生と同じ、国語、算数、社会、理科、音楽、図画工作、体育、道徳、外国語活動、総合、特別活動の11教科で、社会と理科の授業時間数が3年生のときより多くなります。
また、4年生から学校でのクラブ活動に参加するようになります。
小学5年生
5年生になると「外国語活動」が「外国語」になり、英語を読んだり書いたりすることを重視した学習内容に変わります。また、新しく「家庭科」が教科として入ってきます。
委員会活動も始まり、高学年としての責任が生じるようになっていきます。
小学6年生
6年生の授業時間数は5年生のときとほぼ同じですが、中学に向けてより学習内容が難しくなります。学校行事や委員会活動、クラブ活動などで、最高学年としてのリーダーシップを求められ、各活動に費やす時間が増えていきます。
授業時間数を確保するため、土曜日授業や長期休暇の短縮をする学校も
公立の小学校は、2002年から週休2日制となりましたが、学習内容が増えたことで月1~2回、土曜日に授業を実施する学校もあります。また、夏休みや冬休みなどの長期休暇を早めに切り上げて、授業時間を確保しているところもあります。
学年が進むごとに、学習する内容や時間数、学校生活には変化が生じます。保護者は、学習内容や時間割をある程度把握しながら、子どもをサポートしていけるとよいでしょう。
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