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2024年4月17日

  • 小学生
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小学5年生の自由研究 教科学習を意識したテーマに取り組んでみる

上級生としての役割も増え、学習もさらに難しくなってくる小学5年生。自由研究も、より踏み込んだ内容が求められるようになるでしょう。5年生らしく内容の伴った自由研究をするにはどうしたらよいのでしょうか。そのポイントについて解説していきます。

家庭科と英語が教科として登場し、自由研究の幅が広がる

家庭科と英語が教科として登場し、自由研究の幅が広がる

小学5年生が自由研究のテーマを選ぶうえで、押さえておきたいポイントをまとめます。

自分で考え判断する機会が増える

小学5年生になると、学校生活の中でも自分で考えて判断する機会が増えていきます。得意な分野と不得意な分野を子ども自身が認識し、どのような自由研究が自分に向いているのかを判断することができるようになっています。
自由研究への取り組み方もわかるようになり、より深く研究を進める力がついているでしょう。

家庭科、英語が始まる

5年生から新しく始まるのが家庭科です。材料にこだわって料理を作ったり、自分で着られる衣類を縫ってみたりする自由研究は、物づくりが好きな子どもにおすすめです。
また、5年生からは英語が教科として取り入れられるようになります。英語学習を通して海外に目が向くようになる子どももいるでしょう。海外の文化を紹介する、日本と海外との違いを比較するといった自由研究もよいでしょう。

インターネットの活用

高学年になるとスマートフォンを持つ子どもも増え、インターネットはより身近になります。子どもひとりでも、インターネットを使って自由研究の調べものをすることができるようになるでしょう。使い方については、ある程度保護者の注意も必要ですが、インターネットの世界が子どもの自由研究の幅を広げてくれる可能性は高いといえます。

おすすめの自由研究

おすすめの自由研究

それでは、小学5年生におすすめの自由研究をご紹介します。

ししゅう糸でTシャツをリメイク

【準備するもの】
無地のTシャツ
ししゅう糸(なるべく多くの色を用意する)
ししゅう針
チャコペン
糸切りバサミ
カメラ
画用紙やノート

【作り方とまとめ方】
1. Tシャツにチャコペンでいろいろな大きさの円を描きます。2. 描いた円にそって、ししゅう糸でなみ縫いをしていきます。3. 一周したら、Tシャツを裏返して糸を切り、玉止めします。4. 他の円も、同じようになみ縫いをしていきます。できるだけいろいろな色を使うと、きれいに仕上がります。5. 作業の手順を写真に撮り、画用紙やノートにまとめます。6. まとめる際には、取り組もうと思ったきっかけや、作業をするうえで大変だったことなども書きましょう。合わせて、ししゅうやししゅう糸について調べたことをまとめると、より研究が深まります。

泥水のろ過実験

【準備するもの】
ペットボトル(2本)
カッター
ビニールテープ
ガーゼ
輪ゴム
小石
砂利

活性炭
脱脂綿
泥水
カメラ
模造紙やノート

【進め方とまとめ方】
1. 1つのペットボトルは上半分を、もう1つのペットボトルは下半分が残るよう、カッターで切ります。切ったあとにけがをしないよう、切り口はビニールテープで保護しておきましょう。2. 上半分になったペットボトルの口をガーゼで覆って輪ゴムで止め、そこに脱脂綿を詰めます。3. 下半分になったペットボトルに、2.のペットボトルの口を下向きにして重ねます。4. そこに、小石、脱脂綿、砂利、脱脂綿、活性炭、脱脂綿、砂の順に重ね、最後にガーゼを重ねると、ろ過器が完成します。5. 上から泥水を注いでみましょう。ろ過された水と、もとの泥水を比べてどのくらいきれいになったか比較します。6. 作業の手順を写真に撮り、模造紙やノートにまとめます。合わせて、取り組むことにしたきっかけ、自分の予想、わかったことなどをまとめるとよいでしょう。

SDGsの取り組みについて調べる

【進め方とまとめ方】1. 社会の中で、どのようなSDGsの取り組みがされているかを調べます。インターネットの検索サイトで、子ども自身が知っている会社名と、SDGsというキーワードを入れて調べてみましょう。2. いくつかの会社が取り組んでいる内容を、一覧表にまとめるのも1つの方法です。
また、たくさんの会社ではなく1つの会社に絞り、その会社の事業内容とSDGsとの関わりをよく調べ、まとめてみるとよいでしょう。
SDGs の17項目ある目標の中から、子どもが興味のあるものを選び、関連する会社やNPO団体などを探してその取り組みを説明するという方法もあります。
3. さまざまな取り組みについて感じたことや考えたことを書いて、まとめましょう。

日本の学校と海外の学校の違いを調べる

【進め方とまとめ方】
1. 事前に日本の学校と海外の学校の違いについて、子どもが知っていることをメモしておきます。「この国の学校は、こんな感じかもしれない」と、子どもが想像して考えたことでもOKです。2. 外務省「世界の学校を見てみよう!」、ユニセフ「ユニセフの主な活動分野 教育」、日本ユニセフ協会「SDGs CLUB」などのサイトで、海外の学校について調べます。3. 新しい学年の始まる時期、勉強する教科、給食、長期休暇の時期や長さなど、日本と世界の学校の違いを一覧表にまとめます。それぞれの項目をイラストや写真を使って説明してもよいでしょう。4. 子どもが考えていたこととの違いや、初めて知って驚いたことなどについてまとめます。

普段食べている食品の産地を調べる

1. 普段食べている野菜、肉、魚などの産地を調べます。2. 日本地図や世界地図に、産地がわかるよう調べた食品を記入していきましょう。3. 記入が終わったら、食品ごとにどの産地から届いているものが多いか、季節によって違いがあるのかなどを調べてみます。4. 調べたことについて感想や意見を書き、まとめます。

自由研究のコツは、最初に項目立てをしておくこと

自由研究を始めるときには、次のような項目を立てておくのがおすすめです。

・その研究をしようと思ったきっかけ
・調べたいことや自分が予想する結果
・準備するもの
・作業や調査の方法、手順
・結果、わかったこと
・意見や感想
・参考にした本や資料

この項目にそって自由研究に取り組み、まとめを作成するとよいでしょう。

5年生になると、教科学習に関連した自由研究に取り組むケースが多くなります。教科学習に不安があるときには、経験豊富な先生がお子さまに合った適切な学習指導を行う学研教室をぜひご利用ください。

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