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2025年4月10日

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漢検の級別レベルを知りたい! 小学生が受けられる漢検の概要と学習のポイント

クイズ番組の影響などもあり、近年人気が高まっている漢検。漢検を受ける人は年々増えており、学校や塾でまとめて検定を申し込むケースも多くなってきました。漢検の概要と、何年生で何級を受けるとよいかの目安、学習のポイントなどについて解説します。

漢検の概要 10~1級までの12段階、試験は年に3回

漢検の概要 10~1級までの12段階、試験は年に3回

まずは、漢検の概要についてまとめておきましょう。

漢検とは

漢検は正式名称を「日本漢字能力検定」といい、公益財団法人日本漢字能力検定協会が行っている、漢字の読み書き能力を測る試験です。試験は、10級~1級までの12段階に分かれています。読み書きに加えて、その漢字が文章の中で適切に使われているかを理解する力も測られます。学習を重ねると、文章を読み解く力がアップしていくため、学力の向上も期待できます。

試験は年に3回

漢検は、1年に3回受検のチャンスがあります。日程は、年度によって変わるため、必ず公式サイト(※1)で確認するようにしましょう。団体受検の場合も年3回ですが、個人受検とは日程が異なるため、学校や塾の案内をよく確認することが大切です。
(※1) 公益財団法人日本漢字能力検定協会公式サイト
https://www.kanken.or.jp/kanken/

級ごとに異なる受検時間

受検の時間は、10~8級が40分間、7~1級が60分間です。また、級によって、受ける時間帯も異なります。
時間が重ならなければ、1日のうちに最大で4つの級を受検することができます。

合否通知が届くのは40日後

試験終了後、合否の通知が届くのは40日後になります。合格の場合は合格証書が同封されており、得点・平均点・結果についてのコメントなども入っています。合否の結果をより早く知りたいという場合は、試験の30日後に公式サイトで確認することができます。

小学生は10~5級程度を受検するのが一般的

小学生は10~5級程度を受検するのが一般的

小学生では、10級から5級程度までを受けることが多いといわれています。学年ごとの受検の目安についてまとめておきましょう。( )内は、評価の対象となる漢字の数です。

小学1~2年生

受検の目安は10~9級です。10級は小学1年生修了程度(80字)、9級は小学2年生修了程度(240字)です。日常生活の中にあるものの名称や、基礎的な動詞・形容詞などから出題されます。

小学3~4年生

受検の目安は8~7級です。8級は小学3年生修了程度(440字)、7級は小学4年生修了程度(642字)です。ことわざや四字熟語などからも出題されます。

小学5~6年生

受検の目安は6~5級です。6級は小学5年生修了程度(835字)、5級は小学6年生修了程度(1,026字)です。小学校で学ぶ漢字全般から広く出題され、漢字の意味の理解や、文章の中での正しい使い方などが求められます。

中学生以上は4級より上を目指す

中学生は4~3級、高校生は準2級、高校卒業以上は2~1級が受検の目安とされています。

4級 : 中学校在学程度(1,339字)
3級 : 中学校卒業程度(1,623字)
準2級 : 高校在学程度(1,951字)
2級 : 高校卒業・大学・一般程度(2,136字)
準1級 : 大学・一般程度(約3,000字)
1級 : 大学・一般程度(約6,000字)

漢検はどの級からでも受検することができます。学年ごとの目安を参考に、挑戦してみるとよいでしょう。

丸暗記ではなく、漢字の意味を理解しながら学習を進める

丸暗記ではなく、漢字の意味を理解しながら学習を進める

小学生が漢検の学習を進めるうえで押さえておきたいポイントをまとめます。

学習の計画を立てる

いつまでにどのくらいできるようになっていればよいかを考え、計画を立てて学習を進めるのがおすすめです。試験の日から逆算して、取り組む内容を整理していきましょう。子どもだけで計画を立てるのが難しい場合は、保護者が協力して学習計画を考えます。

漢字の意味を理解する

単に漢字を丸暗記するのではなく、漢字の意味を理解しながら覚えていくことも重要です。たとえば「さんずい」が「水」を意味する部首だということがわかると、そこから連想して答えにたどり着けることもあります。漢字辞典、教科書、参考書などで、意味や使い方などを確認しながら学習すると、効率的に覚えていくことができるはずです。

問題集や過去問題の活用

書店へ行くと、漢検の問題集がたくさん市販されています。頻出の漢字がまとめられているものや日本漢字能力検定協会公式の問題集などが販売されており、試験対策に有効です。また、漢検の公式サイト(※2)では、直近の過去問題をダウンロードすることもできます。
(※2)漢検問題例
https://www.kanken.or.jp/kanken/outline/degree/example.html

子どもと一緒に取り組んでみる

子どもだけで勉強しているとすぐに飽きてしまうような場合は、保護者も一緒に取り組んでみてはいかがでしょうか。一緒に漢字の意味を調べる、漢字を使ったカードゲームやスマートフォンのゲームを楽しむなどしながら、子どものモチベーションアップをサポートしましょう。

日々の学習習慣や基礎学力も身につく漢検

漢検合格に向けた取り組みには、学習習慣や基礎学力が身につくというメリットがあります。また、合格するとさらに上の級を目指そうというチャレンジ精神も生まれてくるでしょう。何歳でも、どの級からでも受検することができる漢検。まずは、子どもの学習進度に合った級から挑戦してみてはいかがでしょうか。

学研教室では、一人ひとりの理解に応じて漢検に必要な漢字の知識をていねいに指導していきます。漢検受検の一助として、学研教室をぜひご利用ください。

学研教室をこの機会にぜひ、体験してください

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