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2025年4月11日

  • 小学生
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子どもが「クラスになじめない」と言ったとき、保護者がとるべき適切な対応とは

クラス替えをしたあと、なんとなくクラスになじめないと悩んでいる子どもは、決して少なくありません。そんな子どもの姿を見ていると、なんとか勇気づけたいと思うものです。保護者としてサポートできることや、避けた方がよい対応について解説します。

子どもがクラスになじめないと感じるのはどうして?

子どもがクラスになじめないと感じるのはどうして?

クラス替えをして大きく環境が変わるとき、多くの子どもはなんとなく不安を感じるものです。子どもがクラスになじめないと感じる理由について考えてみましょう。

環境の変化に対する不安

環境の変化が苦手な子どもや、周囲の状況に敏感に反応する子どもは、新しい環境への不安が大きいものです。「新しい友達はできるかな」「先生が怖かったらどうしよう」という不安が、だんだん「自分には友達ができないかもしれない」「きっと怖い先生だ」というネガティブな思い込みに向かってしまうことがあります。自分の気持ちがそのまま現実になったように感じ、友達や先生になじめないと思ってしまうのです。

新しい友達関係へのとまどい

教室内など、友達同士ですでに仲良くしている姿を見ると、その輪の中に新しく入っていけないということもあります。自分が入っていったら、変な目で見られたり嫌がられたりするのではないかと考えてしまうのです。新入学で周囲に知っている子がいない、仲のよかった友達と別々のクラスになってしまったなどの場合、自分だけ疎外されているように感じてしまい、なかなか新しい人間関係を作ることができない場合があります。

人見知りな性格

人見知りな性格の子どもは、積極的にコミュニケーションをとるのが苦手です。なかなか自分から話しかけられず、そのうちまわりの子どもたちにはお友達グループができてしまい、さらに入っていけなくなるということもあるでしょう。

子どもを勇気づけるために、保護者ができる適切なサポート

子どもを勇気づけるために、保護者ができる適切なサポート

子どもから「クラスになじめない」と相談されたとき、保護者はどのように対応したらよいのでしょうか。適切なサポートについてご紹介しましょう。

子どもの気持ちに寄り添う

子どもの話をよく聞いて、「そうか、それは心配だね」と共感することから始めるのがおすすめです。クラスになじめていないと保護者に話すこと自体、子どもにとっては勇気のいることです。まずは、その不安な気持ちに寄り添って、安心させてあげましょう。保護者が共感してくれることで子どもも気持ちが落ち着き、これからどのようにしていったらよいかを考えられるようになります。

保護者の体験談を話してみる

もし、保護者自身がそのような状況を経験したことがあったら、そのときのことを子どもに話してみるのもよいでしょう。まったく同じ体験ではなくても、新しい環境で不安になったことなどを話してみてはいかがでしょうか。「自分だけがうまくなじめない」と思って悩んでいる子どもにとって、保護者の体験談は解決の糸口になるかもしれません。

できそうなことを提案してみる

子どもの気持ちが落ち着いてきたら、すぐにできそうなことから提案してみましょう。たとえば、朝は「おはよう」とあいさつする、隣の席の子に声をかけてみる、といったことなら比較的すぐできるものです。あまり高いハードルを設けず、できたことを褒めながらスモールステップで進めていくとよいでしょう。

家庭でのコミュニケーションを大切にする

子どもが不安を感じている間は、特に家庭でのコミュニケーションを意識することも大切です。家庭で安心してなんでも話ができれば、子どもは「自分が話しても拒絶されることはない」ということがわかり、他の人と話をすることも怖くなくなっていくはずです。子どもが話しかけてきたときは、しっかり話を聞くようにするとよいでしょう。

学校以外の世界にも目を向ける

子どもの世界は大人に比べると狭く、クラスにうまくなじめないと「もう終わりだ」と思ってしまうこともあります。そのようなときは、学校以外にもさまざまな世界が広がっていることを、子どもに伝えてみましょう。習い事や塾を活用してもよいですし、イベントや旅行などに行って新しい世界に触れるのもおすすめです。さまざまなところに自分の居場所をつくれることを知ると、不安な気持ちも軽くなっていくはずです。

子どもを追い詰めてしまわないよう、気をつけておきたいこと

子どもを追い詰めてしまわないよう、気をつけておきたいこと

子どもを励まそうと思ってかけることばが、かえって子どもを追い詰めてしまうことがあります。保護者が気をつけておきたい対応についてまとめます。

アドバイスし過ぎる

子どもが困っているときには適切なアドバイスをしたいものですが、アドバイスをし過ぎると、子どもは「どれからやればいいんだろう」と指示を待ってしまいます。また、気持ちが整理できていないときに、次々アドバイスをされると「今の自分にはできる気がしない」と思ってしまうこともあります。

学校の様子をしつこく聞く

「今日は誰と話した?」「何人に声かけた?」「隣の子はなんて言ってたの?」など、質問攻めにするのもよくありません。子どもはプレッシャーを感じて、ますます不安が募ってしまいます。

子どもを責める

「自分から話しかけないとダメだよ」「あいさつはちゃんとしたの?」など、子どもを責めるような言い方は避けましょう。子どもは学校でも家庭でも安心することができなくなり、余計苦しくなってしまいます。

困った状況を乗り越えることで、子どもは成長していく

子どもが新しいクラスになじめないでいると、保護者は心配でなんとかしてあげたいと思うものです。場合によっては、担任の先生やスクールカウンセラーなどに相談するのも一つの方法です。
ただ、困った状況を試行錯誤しながら乗り越えることで、子どもは大きく成長していくものです。子どもの力を信じ、適切な距離を保ちながらうまくサポートしていけるとよいでしょう。

学研教室では、一人ひとりの子どもの特性を把握しながら、コミュニケーション能力をはぐくんでいきます。お子さまが安心して学習に取り組める環境をお探しの際は、学研教室をぜひご利用ください。

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