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2025年4月16日

  • 小学生
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教えて!「そろばん検定」 検定の種類や学年ごとの受検の目安とは

そろばんを学んでいくなかで、大きな目標となるのがそろばん検定です。ただ、そろばん検定は複数あり、難しさや受検のしやすさに違いがあります。今回は、そろばん検定の種類と内容の違い、また、何年生で何級を受けたらよいのかといった目安についてご紹介します。

そろばんを使って計算の速さや正確さを測るそろばん検定

そろばんを使って計算の速さや正確さを測るそろばん検定

まずは、そろばん検定の概要についてご説明します。

そろばん検定とは

そろばん検定には、実際にそろばんを使って計算の速さや正確さを測る珠算検定と、そろばんを使わず頭の中でそろばんをイメージして、暗算する力を試す暗算検定があります。算数に役立つのはもちろん、検定に向けて学習するうちに集中力や忍耐力も培われていきます。合格すると大きな達成感が得られ、自分に自信を持つこともできるでしょう。

珠算検定

珠算検定は、そろばんを使って計算する検定試験です。一般的にそろばん検定というときには、珠算検定のことを指すことが多いようです。履歴書の資格欄にも記載できるため、計算に強いといったイメージを持ってもらえるなどのメリットがあります。

暗算検定

暗算検定ではそろばんは使いませんが、頭の中でそろばんをイメージして計算をするため、そろばん検定の一つとして設定されています。買い物など日常の場面でも便利なうえ、経理や設計など、将来において数字を多用する仕事に生かしやすいのもよいところです。

代表的な主催団体は日本珠算連盟(日珠連)と全国珠算教育連盟(全珠連)

代表的な主催団体は日本珠算連盟(日珠連)と全国珠算教育連盟(全珠連)

ここからは、そろばんを使って検定を受ける珠算検定について解説していきます。
珠算検定は、複数の団体が主催している検定試験です。代表的な主催団体である日本珠算連盟(日珠連)(※1)と全国珠算教育連盟(全珠連)(※2)について、ご紹介していきましょう。

(※1) 日本珠算連盟(日珠連)公式サイト
https://www.shuzan.jp/
(※2) 全国珠算教育連盟(全珠連)公式サイト
https://www.soroban.or.jp/

2団体の級と段位

日本珠算連盟(日珠連)の級と段位
日珠連のそろばん検定には、日本商工会議所と一緒に行っている「日珠連珠算能力検定試験」「日商珠算能力検定試験」があります。

・日珠連珠算能力検定試験(10~7級)※日珠連主催・日商後援
・日商珠算能力検定試験(6~1級)
・日珠連珠算能力検定試験(準3~準1級)※日珠連主催・日商後援

4級から上は、準3級、3級、準2級、2級、準1級、1級となっていて、全部で13の級があります。1級の上からは段となり、準初段~十段まであります。

全国珠算教育連盟(全珠連)の級と段位
全珠連は級の数が日珠連より多いことが特徴です。15級から1級まで18の級があります。4級から上は、準3級、3級、準2級、2級、準1級、1級と細かく分かれています。段位は準初段~十段まであります。

どちらを受けたらよい?

日珠連と全珠連を比較すると、検定内容は日珠連の方が難しいとされています。将来の受験や就職の際には、日珠連の級を持っていた方が評価は高い傾向にあるようです。一方、全珠連は級の数や受検の回数が多いため合格する機会が多く、モチベーションを高く持って受検し続けられるのがよいところです。何を優先するかを考えて、受検する団体を選ぶとよいでしょう。

検定試験の頻度

日珠連と全珠連では、検定試験を行う頻度が異なります。

日珠連の検定試験

10~4級 : 2・4・6・8・10・12月(年6回)
3~1級 : 2・6・10月(年3回)
準初段~十段 : 2・6・10月(年3回)

全珠連の検定試験

15~4級 : 毎月(年12回)
準3級~十段 : 1・3・5・7・9・11月(年6回)

日珠連の場合はしっかり準備をして検定を受けられる点、全珠連はチャレンジする回数が多い点が魅力といえます。

学年ごとの受検級の目安と検定試験の内容

学年ごとの受検級の目安と検定試験の内容

そろばんは、座って問題に取り組める子どもなら何歳からでも始めることができます。始める時期は人それぞれなので、「○歳になったら○級」と決めることはありません。子どものペースで受ければよいのですが、おおまかな目安は以下のようになります。

学年ごとの受検級の目安

小学1年生 : 10~8級
小学2年生 : 7~6級
小学3年生 : 5~4級
小学4年生 : 3級~2級
小学5年生 : 2~1級
小学6年生 : 1級

6年生で1級を目指すのが理想的といわれますが、あくまでも目安ととらえておけばよいでしょう。また、検定は何級からでも受検することができ、飛び級も可能です。

検定の内容

検定内容は、見取り算(たてに並んでいる数字を上から順に計算する方法)、かけ算、わり算となっています。級が上がるごとに出題数が増えていきます。日珠連では上の級になるほど検定時間も長くなります。全珠連は1種目7分と決まっていますが、級が上がると伝票算、暗算、応用計算などの種目が入ってきます。

目的・難易度・検定の回数などを踏まえて受検を検討する

検定の会場は全国各地にあり、日珠連なら各地域の商工会議所や珠算連盟、全珠連なら最寄りの全珠連支部に申し込みます。検定料は受検する級によって異なるので、通っているそろばん塾や公式サイトなどで詳細をよく確認することが大切です。
検定を受ける目的や難易度、検定試験の回数などを踏まえ、受検するそろばん検定を選ぶとよいでしょう。

そろばん検定をきっかけに数字に親しめるようになると、算数の成績にもよい影響が現れるようになります。さらに、学研教室での学びを加えると、お子さまの算数の力はより伸びていくはずです。算数学習の強化をお考えの際は、ぜひ学研教室をお選びください。

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