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2025年4月23日

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学童保育で起こりやすいトラブルとは そのとき保護者はどうしたらよい?

学童保育を利用するうえで何かトラブルがあったとき「どのように対応したらよいのか心配」という保護者もいることでしょう。実際に子どもが過ごす学童では、大なり小なりトラブルがあるものです。学童とはどのようなところなのか、また、起こりやすいトラブルとその対処法について解説します。

学童保育(放課後児童健全育成事業)の概要と学童での過ごし方

学童保育(放課後児童健全育成事業)の概要と学童での過ごし方

学童保育とはどういうものなのか、また、学童では一般的にどのように過ごすのか見ていきましょう。

学童保育とは

学童保育は、日中保護者が仕事などで家にいない家庭の子どもに、放課後を過ごす場を提供する役割をしています。長期休暇の際には、朝から夕方まで学童を利用することもできます。児童福祉法に基づく正式名称は「放課後児童健全育成事業」といい、学童クラブ、放課後クラブなどと呼ばれることもあります。

公立学童と民間学童

学童には、自治体が設置して運営している公立公営と、民間が設置して運営している民立民営があります。公立学童の中には、公立が設置して運営は民間に委託している公立民営というところもあります。
公営・民営にかかわらず、公立の学童は概ね雰囲気が似ており、学校や児童館、公共施設などで過ごすことが多いといえます。民立民営の学童は、NPO団体や企業が運営しているため内容や規模もさまざまで、遅い時間まで預かってくれるなど比較的融通が利きやすいのが特徴です。

学童での過ごし方

学童では、友達同士で遊んだり本やマンガを読んだりして過ごします。勉強の時間を設けているところもありますが、基本的に取り組むかどうかは各自に任されています。季節の行事やイベントなどもあり、子どもたちが自主的に活動に取り組みます。民間学童では、英会話や音楽教室など独自のプログラムが用意されているところもあり、習い事として活用することもできます。

多くの子どもが集まることで起こりやすいトラブルとは

多くの子どもが集まることで起こりやすいトラブルとは

学童には、大勢の子どもたちが集まるため、トラブルが発生することもあります。起こりやすいトラブルについて見ていきましょう。

けんかやいじめなど人間関係のトラブル

学童のトラブルの中でよく見られるのは、けんかや仲間外れといった人間関係にまつわるものです。遊具を取り合う、順番やルール違反でもめる、しつこくからかう、誤解による行き違いなど、さまざまなことがけんかやいじめの原因となります。

高学年と低学年の違いによるトラブル

学校では、基本的に同じ年齢の子どもたちが一緒に過ごしますが、学童にはさまざまな学年の子どもたちが集まります。小学生の場合、学年が違うと体格や発達段階、興味の対象などに差があり、それが原因でトラブルに発展することがあります。

持ち物に関するトラブル

持ち物がなくなるというトラブルもよく発生します。自分の物と間違えて人の物を持ち帰ってしまった、友達の持っているものがうらやましくてつい自分のカバンに入れてしまった、ふざけて人の持ち物を隠してしまうなどのケースが見られます。

けがや事故

外遊びをしていると、どうしてもけがや事故のリスクが高まります。ボールが顔に当たった、勢いがついて転んでしまった、友達同士でぶつかったなど、けがや事故の原因はさまざまです。また、部屋の中で遊んでいても、はさみやカッターで指を切った、誰かが投げたおもちゃが飛んできて当たってしまったといったこともあります。

職員や他の保護者とのトラブル

子ども同士だけではなく、大人がからむトラブルも見られます。学童の職員の対応が適切ではなかったせいで子どもが傷ついてしまった、子どものけんかに保護者が出てきて、理不尽なことを言われたなどのトラブルが起こることもあります。

学童でトラブルがあったときの保護者の適切な対応

学童でトラブルがあったときの保護者の適切な対応

学童で何かトラブルがあったとき、保護者はどのように対応したらよいのでしょうか。適切な対応について説明します。

子どもの話をよく聞く

トラブルがあったときには子どもの話をよく聞き、事実関係をしっかり確認しましょう。その際には、子どもの話を遮らず、最後までしっかり話を聞くことが大切です。何か意見があるときには、子どもが話し終わって、気持ちが落ち着いてから保護者の考えを伝えると、子どもも冷静に状況を見直せるようになります。

できるだけ子ども同士で解決するよう提案する

子ども同士のトラブルは、子どもたちの中で解決するのが基本です。状況がわかったら、「もしかすると、相手はこう思っているのかもしれないよ」「じゃあ、こういうふうに言ってみたらどうかな?」など、どのようにしたら解決できるのかを提案してみましょう。明らかに子どもがいじめられている、相手の行動に悪意があるといった場合を除き、基本的には子どもの力に任せるようにしましょう。

学童の先生に話を聞く

子どもがけがをした、泣きながら帰ってきた、物を隠されたり壊されたりしたなどの場合は、学童の先生にしっかりと事実関係を確認し、状況の改善を求めます。また、子どもの話だけではわからなかったことが、先生と話したら状況がわかったということもあります。まずは、事実を確認するという姿勢で話をするとよいでしょう。子どもができるだけストレスなく学童で過ごせるよう、先生と適切に情報交換していくことが大切です。

日ごろから学童の先生や他の保護者と信頼関係を築いておく

何かトラブルがあったとしても、普段の学童の様子がわかっていると、適切に対処することができるものです。そのためにも、日ごろから学童の先生や他の保護者と信頼関係を築いておくことも大切です。お迎えに行ったときやイベントなどで学童に行った際には、積極的に先生や他の保護者とコミュニケーションをとるとよいでしょう。

トラブルを乗り越えることで子どもは成長していく

さまざまな子どもが一緒に過ごす学童では、多かれ少なかれトラブルは起こるものです。ただ、いろいろなトラブルを乗り越えることで、子どもは大きく成長していきます。子どもが自分の力で問題を解決できるよう、保護者は適切にサポートしていけるとよいでしょう。

学研教室では、日々の学習の中で多角的な視点からものごとを解決していく力を育んでいきます。お子さまの問題解決能力を育みたいとお考えの際は、学研教室をご活用ください。

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