2025年5月20日
- 小学生
- 子育て
- 生活
- 教育
学童保育に通えるのは何歳まで? やめたあとの過ごし方についてもご紹介
小学校入学とともに学童保育を検討しているご家庭のなかには、学童保育が何年生まで利用できるのか気になる、という方もいるかもしれません。一般的に学童保育は何年生まで利用できるのか、また、学童保育をやめたあとどのように過ごすのかについて、ご紹介します。
低学年の子どもが通うイメージの学童保育 一般的に通うのは何歳まで?

保護者が共働きなどの理由で家にいないとき、放課後や長期休暇中に子どもを預かってくれる学童保育。実際のところ、何年生まで利用できるのでしょうか。
利用が可能なのは小学1~6年生まで
もともと学童保育は、概ね10歳未満の児童を対象とした制度でしたが、2015年の児童福祉法の改正で、対象が「小学校に就学している児童」となりました。共働き家庭が増えてきたこともあり、学童保育へのニーズが高まってきたことが理由です。以前は小学3年生までが一般的でしたが、現在は、小学1~6年生まで通えることになっています。
何年生まで通うことが多い?
ただ、職員の数が足りない・施設の整備が間にあわないといった理由で、対象となるすべての児童を受け入れることが難しいところもあります。定員に対して希望者が多過ぎる場合は、最初から小学4年生以上は募集しない自治体もあります。地域差はありますが、一般的には小学3年生まで通うケースが多いようです。
高学年になると通わなくなる理由
高学年になると授業時間数が増えるとともに委員会活動やクラブ活動が始まり、低学年のときに比べると下校時刻が遅くなります。そのため、学童保育で過ごす時間が少なくなります。また、塾や習い事で忙しくなり、学童保育に通う時間がなくなることもあるでしょう。学童保育をやめる友達が多くなると、遊ぶ人がいなくなってつまらなくなり、やめたくなってしまう子どももいます。
学童保育に通い続けるメリットもある
学年による制限がある場合は別ですが、高学年になったからといって学童保育をやめなければならないわけではありません。高学年になっても小学生を一人で留守番させるのは不安という保護者もいるでしょう。また、学童保育で過ごすことが楽しいと感じている子どももいます。子どもが安全に過ごせる環境が整っている学童保育に通い続けるのも、一つの選択肢といえます。
学童をやめたあとの過ごし方 留守番・児童館・習い事・塾など

学童保育をやめたあと、子どもたちはどのような過ごし方をしているのか見ていきましょう。
留守番をする
学年が上がると自分で出来ることが増えてくるため、子どもに留守番を任せるというご家庭も少なくありません。高学年になると低学年のときより子どもの帰宅時間が遅くなることもあり、保護者が19時ごろまでに帰宅できれば、留守番をしている時間はそれほど長時間にはならないでしょう。また、子どもも成長してくると自分の時間を持ちたいと思うようになり、一人で過ごすのにちょうどよい時間になることもあります。火を使わない、人が訪ねてきても子どもだけで対応しないなど、安全面に配慮した約束をしたうえで、子どもに留守番を任せてもよいでしょう。
児童館や図書館などの公共施設
児童館は0~18歳までの子どもが過ごすことのできる施設です。児童館の利用に、保護者の就労等が問われることはありません。子どもの遊び道具や本・マンガ、自習できるスペースなどがそろっている施設もあり、職員も常駐しているので安心です。また、自治体の図書館、体育館、地域センターなどの公共施設を利用するという方法もあります。
友達と遊ぶ
学校が終わったら、必ず学童保育に行かなければならない生活から、学童をやめると自由に遊べるようになります。高学年になると趣味や好きなことが合う友達とつき合うことが多くなるため、学童にいる友達以外の人と遊べるのは、子どもにとっても嬉しいことといえるでしょう。
習い事や塾に通う
習い事を続けている場合、年齢が上がるごとに内容が本格的になります。スポーツ系の習い事では、選抜メンバーに入ってコースが変わるなどで通う回数が増えたり、より多くの練習時間が必要になったりして、毎日忙しくなる子どももいます。
また、小学4年生ごろから塾に通い始める子どもも多くなります。中学受験を目指している場合は、学年が上がると週4~5日通うこともあり、放課後や長期の休みは塾で過ごすという子どもも増えていきます。
学童保育をやめたあとの過ごし方を考え、何年生まで利用するかを決めるとよい
学童保育は、小学1~6年生まで通えることになっていますが、受け入れ態勢によっては小学3年生までとしているところも多くあります。また、高学年になり、下校時刻が遅くなったり子ども自身が自分の時間を欲しいと思うようになったりして、学童保育をやめるケースもあります。概ね、学童保育は小学3年生ごろまで利用する子どもが多いといえそうです。
自治体の受け入れ態勢がどのようになっているかを確認したうえで、学童保育をやめたあとの過ごし方をよく考え、何年生まで利用するかを決めるとよいでしょう。
学童保育をやめたあとの放課後の過ごし方にお悩みの際は、学習教室を活用してはいかがでしょうか。学研教室では、お子さまの学習ペースに合わせて着実に学力アップをサポートします。学習教室をお考えの際は、学研教室をぜひお選びください。