2022年10月24日
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子どもの知能を伸ばしていく、ワクワク楽しいお風呂遊び
子どもとのスキンシップが図れるお風呂タイム、どのように過ごしていますか?お風呂に入りながらの遊びは子どもの興味を引き出し、その後の勉強のきっかけにもなるもの。子どもの知能を伸ばすお風呂遊びにはどのようなものがあるのでしょうか。
お風呂遊びのメリットとは
1日の疲れを癒すお風呂で子どもと一緒に遊ぶことには、さまざまなメリットがあります。
スキンシップで保護者も子どももリラックス
肌の触れ合うお風呂は、子どもとの大切なスキンシップの時間です。スキンシップは子どもの気持ちを安定させるだけでなく、保護者の方にもリラックス効果を与えてくれるもの。幼児期にたっぷりスキンシップが図れた子は、その後の脳の発達もよくなるといわれています。
遊びながらおしゃべりがはずむ
お風呂遊びをしながら、子どもはいろいろなお話をしてくれるはずです。お風呂で遊びながらたくさんおしゃべりをしていると、子どもの語彙力はどんどん増えていきます。
遊び方を覚えて学びのきっかけに
今まで知らなかったお風呂遊びを保護者が教えると、子どもはとても喜びます。遊び方を覚えていくうちに「どうしてそうなっているの?」「違うやり方をしたらどうかな……」などと、疑問を持ったり自分なりのアイデアを考えたりして、学びのきっかけ作りにつながっていきます。
社会性が身についていく
浴槽に入って保護者の方とゆったり話をしている中で、子どもはルールやマナーも学びます。スキンシップによる安心感から気持ちが安定し、保護者の話がすんなり入っていくのでしょう。お風呂の好きな子は、社会性が高く約束事を守れる傾向が高いという研究報告もあります。
お風呂の中で勉強が進む、そのワケは?
保護者の方の中にも、お風呂で家族と一緒に九九を暗唱した、日本地図の場所を覚えた、という経験を持っている方は多いのではないでしょうか。実は、お風呂の中で勉強をするというのは、とても理にかなっていることなのです。
まず、体が温まることで血流がよくなり、脳に栄養がいきわたりやすくなります。すると頭の働きが活発になり、新しい情報が入りやすくなっていくといわれています。
また、お風呂の中には基本的にスマホやゲーム機などは持ち込めません。子どもの気が散るようなものがないおかげで集中力が高まり、ものごとを覚えたり、思考が深まって新しい考えが浮かんだりするのに最適な状態になるのです。
さらに、リラックスしていると、新しい記憶が定着しやすいという研究データもあります。
このように、お風呂遊びは学習効果を上げるのに役立つ条件を、いろいろ備えていることがわかります。
お風呂遊びのアイデアいろいろ
それでは、子どもの知育に役立つ楽しいお風呂遊びをいくつかご紹介していきましょう。
風呂おけをひっくり返して「カメさん」
風呂おけをひっくり返してプカプカ浮かべ「カメさん泳いでいるよー 」と遊んでみましょう。プリンやゼリーの空き容器など、いろいろな大きさのものを浮かべて比べてみるのもOK。いろいろな魚や動物が思い浮かんで、子どもの想像力が刺激されるはずです。
また、風呂おけをひっくり返してそのまま湯船に沈め、浮力を感じるのもおもしろいもの。風呂おけが底の方までいったらパっとひっくり返してみましょう。ボコっと空気の塊が上がってきて、子どもは大喜びします。
ペットボトルロケット
お風呂遊びの定番グッズ、ペットボトルも便利なアイテムです。ペットボトルを飲み口が下になるように沈め、水中で手を離すとロケットのように飛び出してきます。顔などにぶつからないよう気を付ける必要はありますが、盛り上がること間違いなしです。
こちらも風呂おけ遊びと同様、理科の「浮力」を学ぶきっかけとなります。
コップや空き容器を使って体積の概念を知る
コップやプラスチックの空き容器など、いろいろなものにお風呂のお湯を入れて量を比べてみます。違う形をしていても同じ量だけお湯が入ったり、小さいと思っていた容器に意外とたくさんのお湯が入ったりと、体積の概念を知るのに役立ちます。
言葉遊びで記憶力を鍛える
「100まで数えたらお風呂から上がろう」という声かけをすることはよくありますが、反対に、100から99、98、97と反対から数えていくのも頭の体操になります。100が難しければ、もう少し少ない数から始めてみるとよいでしょう。
また、例えば「おふろ」を「ろふお」といい換える逆さ言葉の遊びも記憶力を鍛える効果があります。
お風呂ポスターや知育玩具を利用してみる
ひらがなの50音表や九九など、お風呂の壁に貼ることのできるお風呂ポスターは、毎日眺めているうちに自然と知識が頭に入ってくるという優れもの。ひらがなや計算のほかには、地図や国旗のポスターもお勧めです。
また、お風呂で使える知育玩具もたくさん発売されています。お子さんの興味に合わせて、活用してみるとよいでしょう。
おふろじゃぶじゃぶコースター
(https://hon.gakken.jp/book/1575065000)
のぼせないよう気を付けながら楽しいお風呂タイムを
子どもと一緒にお風呂に入れるのは、子どもが小さい間だけ。ぜひ、この短い期間を楽しんでください。長時間お湯につかりすぎてのぼせたりしないよう気を付けながら、子どもの知育のためにお風呂タイムをうまく活用していきましょう。
合わせてお子さんの知育・発育をサポートする学研教室をぜひご利用ください。