2025年6月15日
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夏休みの宿題を計画的に進めるには? 計画の立て方と宿題をスムーズに進めるためにできること
夏休みにはドリルやプリント、読書感想文や自由研究など、いろいろな宿題が多くの学校から出されます。それぞれ取り組み方が異なるため、スムーズに進めることが難しいと感じる子どももいるでしょう。夏休みの宿題を計画的に進めるためにできることについてご紹介します。
夏休みの宿題計画を立てるときの具体的な手順

夏休みの宿題を期日までに終わらせるには、学習の計画を立てることが大切です。どのように計画を立てていったらよいのか見ていきましょう。
出されている宿題の全体像を把握する
計画を立てるためには、どのような宿題が出されているか、その全体像を把握することが重要です。まずは、宿題の内容をすべてリストアップしましょう。ドリルのページ数やプリントの枚数など、できるだけ細かくチェックすることが大切です。
宿題のタイプを分類して整理する
全体像が把握できたら、宿題のタイプを分類してみましょう。漢字や計算のドリルは、毎日少しずつ進めることで終わりが見えてくるタイプの宿題です。また、植物や天体の観察などは、ある程度継続的に進める必要があるでしょう。読書感想文や自由研究には、ある程度まとまった時間が必要になります。取り組み方やかかる時間などを、タイプごとに確認します。
具体的に計画を立てる
それぞれの宿題をいつまでに終わらせるか計画を立てていきます。ドリルは1日10問、プリントは1日2枚など、具体的に決めておきます。旅行や遊びの予定がある場合は、それまでに自由研究のテーマを決める・読書感想文の本を読んでおくなど、一定の目標を立てるとよいでしょう。
また、1日のスケジュールを決めることも大切です。勉強は午前中に済ませる、習い事のある時間に合わせて勉強の時間を調整するなど、生活リズムに合わせて計画を立てましょう。
計画通り進んでいるか確認する
計画を立ててもその通りに進んでいないと意味がなくなってしまいます。時々、計画通りに進められているかどうかを確認することが大切です。うまく進んでいない場合は、無理のない範囲で宿題が進められるよう、計画を見直すことも必要になります。
夏休みの宿題をスムーズに進めるために押さえておきたいポイント

夏休みの宿題をスムーズに進めるためのポイントについてご紹介します。
計画は余裕を持って立てる
夏休みにはさまざまなイベントがあるうえ、急な外出や体調不良などで予定通り宿題に取り組めないこともあります。また、せっかくの夏休み、子どもにも少しゆっくりする時間が必要です。計画通りにいかないことも考え、少し余裕を持って計画を立てることが大切です。1週間のうち1日は予備日として予定を空けておく、旅行や遊びのあとは予定を入れないなど、調整しやすいように予定を組むとよいでしょう。
「締め切り日」を決めておく
夏休みの前半に「まだ余裕がある」と思ってのんびりしていると、後半になって時間が足りなくなることもあります。それを避けるために、それぞれの宿題を終わらせる日を決めておきましょう。締め切り日があると、それに向けて計画的に進めようという気持ちになるものです。また、締め切り日までに終わらせることで、達成感を得ることもできるでしょう。
計画表を作り、目立つところに貼る
学校から計画表の用紙が配られていることもありますが、特にないときは家庭で計画表を作りましょう。インターネットで「宿題 計画表」と検索するといろいろな書式が出てくるので、それらを利用するのもおすすめです。リビングなど目立つところに貼り出すと、子どもも「やらなければいけない」という気持ちになりやすくなります。
終わったところにチェックを入れる
計画表に記入した宿題が終わったら、そこにチェックを入れていくという方法も効果的です。「今日は○ページ進んだ」「予定通りにできた」と、頑張ったことがぱっと見てわかると、さらに子どものモチベーションがアップします。
夏休みの宿題を進めるために保護者がサポートできること

子どもが夏休みの宿題に取り組むとき、保護者はどのようなことに気を配るとよいのでしょうか。保護者がサポートできることをご紹介します。
子どもと一緒に計画を立てる
宿題の計画を立てるときには、子どもだけではなく保護者も一緒に取り組むとよいでしょう。特に低学年の場合は一人で計画を立てるのが難しいこともあり、保護者のサポートが必要です。また、高学年になっても保護者が内容を確認してくれると、子どもは自信を持って宿題に取り組むことができます。
テーマ選びのヒントを与える
子どもによっては自由研究や読書感想文に難しさを感じて、うまく進められないこともあるでしょう。そのようなときは、どのテーマを選ぶかなどのサポートが必要なこともあります。すべてを手伝うのではなく、子どもに気づきを与えられるようなアドバイスができるとよいでしょう。
前向きな言葉がけを意識する
子どもがなかなか宿題に取り組まないと、保護者はついイライラしてしまいがちです。ただ、あまり口を出していると、子どもが嫌になってやる気を失ってしまうこともあります。「終わったらおやつにしよう」「ここまでできたんだ、よく頑張ったね」など、子どものやる気をアップさせる前向きな言葉がけを意識するようにしましょう。
計画通りに進められると子どもの自信につながる
夏休みの宿題は、1学期の振り返りや夏休みならではの学習に取り組むうえで、とても大切なものです。計画した通りに達成できると、子どもの自信にもつながります。ご紹介した方法を参考に、夏休みの宿題を上手に進められるとよいでしょう。
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