2022年10月25日
- 幼児
- 生活
- 学習方法
- ひらがな
ひらがな表はどこに貼る?~ひらがな表の選び方と効果の引き出し方
そろそろひらがなを覚えてほしいな……、と思ったとき、最初に利用したくなる「ひらがな表」。さまざまな種類のひらがな表が売られていますが、その中からどれを選んでいいのか迷ってしまうものですよね。どんな種類のひらがな表があるのか、活用方法と合わせてまとめてみました。
ひらがな表の選び方~いろいろなタイプを知っておこう

「自分も子どものころ『ひらがな表』を貼っていた」という記憶がある方も多いのではないでしょうか。ひらがなを覚える第1歩としてのひらがな表ですが、今ではいろいろなスタイルのものが出てきています。どんなことを重視するかによって、ひらがな表の選び方は違ってくるといえるでしょう
文字が大きく見やすいシンプルなもの
子どもの視力が安定するのは、5歳ごろといわれています。字が小さすぎたり文字のデザインが凝りすぎたりしていると、正確に覚えられない場合があります。幼児さんには、文字が見やすくて大きく書かれたシンプルなひらがな表がおすすめです。
とめ、はね、はらいがはっきりわかる「字体」を選ぶ
ひらがな表には、さまざまな字体(フォント)が用いられています。子どもが見て、文字の形がわかりやすいものを選ぶのも重要です。ポイントは「とめ」「はね」「はらい」がはっきりとわかることです。
書き順が書いてある
ひらがな表の中には、細かく書き順がついているものもあります。書き順はあまり気にしなくてもいいという人もいますが、もともとは字の形をうまくとるために考えられているもの。最初に文字を覚えるときに、書き順を覚えておいて損はありません。
子どもの好きなキャラクターがついている
自分の好きなものと勉強に使うものが一緒になっていると、子どものやる気はアップします。子どもの好きなキャラクターに応援してもらえると、がんばって覚えてみようという気持ちになるもの。キャラクターに限らず、子どもが気に入っているイラストや柄などのついたひらがな表を選ぶのも良いでしょう。
アルファベットも一緒に書かれている
ひらがなと一緒に、アルファベットが書いてあるものもあります。小学校では、英語やプログラミングが必修科目になりました。ひらがなと合わせてアルファベットも覚えておきたい、という場合には利用価値が高いでしょう。
子どもと一緒に手作りのひらがな表
最近は、100円ショップにいろいろなグッズが売られています。工作が好きなお子さんなら、親子でひらがな表を作るのもおすすめです。100円ショップで購入した装飾品を使うだけでも立派なひらがな表ができます。世界にたった一つ、自分だけのひらがな表ならやる気も上がるはずです。
タブレット端末や取り外しができるパズルスタイル
少し変わり種のひらがな表も紹介しておきましょう。
一つ目は、タブレット型のひらがな表。読み上げ機能がついていて、目と耳の両方からひらがなを覚えていくことができます。持ち運びができるので、外出先でも子ども一人でもひらがなの学習を進めることができます。
二つ目は、文字の取り外しができるパズル型のひらがな表です。書いてあるひらがなに対応した場所に、取り外したひらがなをはめていきます。指を使ってゲーム感覚で覚えていくことのできる優れもの。遊びながらひらがなを覚えていけるのが魅力です。
ひらがな表はどこに貼るのが効果的?

いろいろな種類のひらがな表を見てきましたが、実際のところどこに貼るのが効果的なのでしょうか?
家の中を見渡してみて、子どもの目に入るところはどこなのか、考えてみましょう。
トイレのドア
トイレは1日に数回は必ず入る場所。トイレの内側の扉の子どもの目の高さに貼っておくことで、毎日目に入り、自然とひらがなを覚えていくことができます。ひらがな表の定番の貼り場所といえるでしょう。
お風呂の中
こちらも定番、お風呂の中。湯船に浸かってリラックスした状態は、記憶力が高まるといいます。また、大好きな保護者の方と一緒にお風呂に入りながらひらがなを覚えていくことは、子どもにとってうれしく、楽しい時間となるはずです。
学習机のマット
学習机があるなら、机のマットにひらがな表を入れておくのも効果的です。机に向かうことと、ひらがな表を見ることがセットになって記憶に残りやすくなります。
寝室の壁や天井
ごろんと横になったとき、自然と目に入るのが寝室の壁や天井。記憶は寝ている間に整理され定着します。寝る直前に見たひらがな表は、子どもの睡眠中にしっかりと記憶されることでしょう。
保護者の声掛けでやる気が倍増!
子どもにとって、物事を学ぶ上で保護者の声掛けはとても重要です。
例えば、「あ」という文字を覚えるときは、ひらがな表を一緒に見ながら「あ」と声に出してみましょう。保護者の声と文字の形が同時に入ってくることで、より覚えやすくなります。
また、「『あめ』の『あ』だね」などと、子どもが知っている言葉を添えるとさらに良いでしょう。子どもから「『あり』の『あ』でもいいの?」という答えが返ってきたら大成功。「よくわかったね」と、たくさんほめてあげてください。
このように、ひらがな表を活用しながら少しずつ文字を覚えていきましょう。
学研教室では、お子さんの発達に合わせてひらがな学習を進めていきます。幼児教育なら信頼の学研教室へお越しください。