2022年11月2日
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子どもの英語どうやって教える?英語が苦手でもアイデアと工夫で教えることができる!
グローバルな世の中になり、これからの未来を担う子どもにとって英語の重要性はますます増していきます。ただ、英語が必要なことはわかっていても、ちょっと苦手だな……と思う保護者の方は決して少なくありません。英語が苦手でも、うまく子どもに教えるにはどうしたらいいのでしょうか。
保護者の子ども時代とは様変わりした英語教育

保護者の世代では、学校での英語学習は中学校から始まるのが一般的でした。しかし、現在の学習指導要領では小学校から英語教育が必須となっています。英語は小学校3年生から「外国語活動」として行われるようになり、5、6年生では必修科目となります。しかし、実際のところ、小学校1年生から英語学習を行う学校も多いようです。
この流れを受けて、就学前から英語学習への関心が高まり、お家で英語の勉強を始めようという家庭も増えてきています。
ただ「学生のころ英語の成績がよくなかった」「正直あまり得意ではない」という保護者の方にとって、苦手な科目を子どもに教えるのはハードルが高いもの。また、そもそも子どもにわかるように教える方法がイメージできず、不安を感じるという方もいるかもしれません。具体的にどのように英語学習を始めたらいいのか、見ていきましょう。
英語が苦手でも大丈夫。教え方のコツとは

CDやDVDなどを利用してネイティブの発音を聞かせる
子どもが小さいうちは、英語を聞き取ることのできる「英語の耳」を育てることを意識すればOK。今は、市販のCDやDVD、テレビやYouTubeなど、さまざまな手段でネイティブの発音を聞かせることができます。
保護者の方がわざわざ英文を読む必要はなく、日常の空間で英語を流すことで、気づいたら子どもの耳に入っているという環境作りを心がければ十分です。
遊びと合わせ技で「楽しい」「おもしろい」と感じてもらう
なぜ、自分は英語が苦手なのかを考えてみると、その根本には「つまらない」「おもしろくない」という気持ちがあるのではないでしょうか。同様に、子どももつまらなかったりおもしろくなかったりすると、英語を学ぼう、という気持ちにはなれないもの。まずは、子どもが楽しいと感じる雰囲気作りを心がけましょう。
保護者自身も「教える」というより、「子どもと一緒に楽しむ」という気持ちで英語に触れてみてはいかがでしょうか。
●アイデア1 数を数えながら10回ジャンプ
ウォーミングアップと称して、一緒にジャンプしてみます。そのときに英語で1から10まで数を数えながらジャンプしてみましょう。うまく数えられたら「Good!」の一声も忘れずに。
●アイデア2 DVDやYouTubeを見ながら歌ったり踊ったりする
小さい子どもは、じっと座って勉強するのはまだまだ難しいもの。そこで、体を動かしながら、英語を楽しむのがおすすめです。
多くの子どもは歌や踊りが大好き。ダンスの動画を見ながら一緒に歌って踊るのも一つの方法です。YouTubeなら「子ども 英語 歌」「子ども 英語 ダンス」などと検索すると、さまざまな動画が出てきます。
●アイデア3 子どもと一緒に英単語のカードを手作りする
画用紙などを使って、表面に「A」、裏面に「Apple」といったように、英単語カードを作ってみましょう。絵を描いたり色をつけたりして、作業をしながらアルファベットや単語を覚えていきます。
作り終わったらカードを使ってお互いに問題を出し合ったりしながら学習していきましょう。
市販のものや通信教材などを活用する
英語教材としてセット販売されているものは、手軽に学習が始められて便利です。英語教材を使えば、保護者の方が英語に苦手意識を持っていても問題はないでしょう。
ただ、できれば保護者の方も興味を持ってお子さんの様子を見守ってほしいもの。保護者の声かけは、子どものモチベーションに大きく影響するからです。
保護者の方が一緒に見てくれることで子どもは安心し、前向きに英語学習に取り組むことができるでしょう。
いちいち日本語に訳さなくていい
英語の読み書きができるようになったり話したりするためには、英単語とその意味が直結する感覚を身につけることが大切です。そのためには英語を日本語に訳さない方がよいといわれています。
保護者の方の負担を減らす意味でも、子どもの感性を大切にする意味でも、英語をその都度日本語に訳す必要はありません。
子どもが楽しく英語を身につけるために
英語に苦手意識があるならそれを逆手にとって、子どもと一緒に1から勉強してみよう、と考えてみてはいかがでしょうか。保護者の方が楽しく学ぶ姿を見ていれば、子どもも英語を学ぶ時間が楽しみになるはずです。
学研教室ではお子さんの進度に合わせた英語学習を行っています。学研教室で学んできたことを、お家でもう一度やってみるなど上手に活用していただければ幸いです。