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2022年12月15日

  • 小学生
  • 発達

運動神経は後天的に伸ばせる!何歳までにどんなことをしたら運動が得意な子に育つ?

一般的に運動の得意・不得意は、生まれつきのものと考えがちです。ところが、ある一定の年齢までに正しい方法で運動習慣をつけると、運動神経を伸ばせるという話があるのをご存知でしょうか?運動神経が伸ばせるのは、いったい何歳までなのでしょうか。

3~12歳の運動環境が運動神経の良し悪しに関わる

3~12歳の運動環境が運動神経の良し悪しに関わる

優秀なスポーツ選手の子どもが、その親と同じように素晴らしいスポーツ選手になるのを見ると「やはり遺伝だから」と、思うものです。しかし、最近の研究では、運動神経そのものは、生まれながらにして誰もが同じように持っているものと考えられるようになってきました。

体を動かすためには、脳からの指令を筋肉が受け取る必要があります。脳から筋肉に信号を送る神経回路は、誰にでも備わっているものです。運動神経が悪いというと、脳からの指令を筋肉がうまく受け取れないのではないか、あるいは、指令を受け取る速度が遅いのではないかと思いがちですが、実はそのような差はないといわれています。

では、運動神経のよい・悪いというのは、どこで分かれるのでしょうか?運動神経がよい人というのは、体を上手に動かすための脳の神経回路が多くできているといわれています。つまり、急激に脳が発達していく子どもの時期に、運動に関わる神経回路がたくさんできていれば、運動神経がよくなるということなのです。

そのためには、子どもの運動能力が大きく発達する「ゴールデンエイジ」と呼ばれる時期に、適切な運動の機会を与えることが重要になります。専門家によって多少の違いはありますが、だいたい3~6歳ごろがプレ・ゴールデンエイジ、6~12歳ごろがゴールデンエイジに当たります。

プレ・ゴールデンエイジは神経系が著しく発達する時期、ゴールデンエイジは直感で見たままの動作を習得することのできる時期だといいます。
この時期にさまざまな運動を経験することで、運動神経を伸ばしていくことができるのです。

プレ・ゴールデンエイジやゴールデンエイジに経験しておきたい遊び

プレ・ゴールデンエイジやゴールデンエイジに経験しておきたい遊び

では、3歳~12歳のときに、どのような運動ができるとよりよく運動神経を伸ばしていくことができるのでしょうか。

・体のバランスに関わる動き : 立つ・起きる・回る・ぶら下がる・乗るなど
・重心の移動に関わる動き : 歩く・走る・跳ねる・登るなど
・道具の操作に関わる動き : 持つ・運ぶ・押す・引く・投げるなど

幼少期からこのような動きをたくさんすることで、運動神経を伸ばしていくことが可能になります。基本的には、日常生活の中や普段の遊びの中でできる動きです。
こういった動きを取り入れられる、代表的な遊びをご紹介します。

おにごっこ

誰もが子どものころに一度は楽しんだことのあるおにごっこは、走る、追いかける、かわす、急に止まるなど、さまざまな動きができる遊びです。シンプルでありながら、運動神経を伸ばすのに必要な動きが網羅されています。
おにごっこには「氷おに」「高おに」「手つなぎおに」などさまざまなバリエーションがあり、ルールに沿うことや仲間と助け合うことも同時に学べるため、脳の神経回路を増やしていくのに大いに役立ちます。

ボール遊び

ボール遊びには、投げる、キャッチする、蹴る、打つ、持つ、運ぶなどの動きが含まれます。ドッジボールやサッカーボール、野球のボールなど大きさもさまざま。いろいろなボールで遊び、その違いを感じることで運動神経の発達を促します。

縄跳び

一定のリズムでジャンプをしながら縄を回すのは、意外と難しいものです。ジャンプするときのタイミングを計ること、それに合わせて縄をコントロールすること、また、足首をどのように使ったらよいのかなど、一瞬の間にさまざまな判断をしなければなりません。脳が大いに刺激され運動神経の促進に役立ちます。

スキップ

スキップにはかけっこが早くなる動きがたくさん含まれています。腕を振って足を強く蹴り出す動きは、速く走るときの推進力を生み出します。また、素早くスキップすると瞬発力が鍛えられるといいます。

アウトドアや楽しいアクティビティでも運動神経は伸ばせる

子どものころから、たくさんのスポーツを経験するのはよいことですが、本格的なスポーツ教室に通う必要性はありません。もちろん子どもが習い事に積極的で楽しんでいればよいのですが、運動神経を伸ばす目的でわざわざ行く必要はないということです。
子どもの脳がぐんぐん発達するのは「楽しい」と感じているときです。習い事での練習が厳しかったり先生が怖かったりすると習い事が嫌になってしまい、かえって逆効果になります。6歳ごろまでは、日ごろの遊びの中でたくさん体を動かすことを意識するだけでも十分です。

また、家族で出かける際にアクティビティのあるアウトドア施設などを利用するのもおすすめです。一緒に楽しく体を動かすことで家族の絆も深まり、人間的な成長を促すきっかけにもなるでしょう。

学研教室では、さまざまな遊びを通してお子様の知育を伸ばす取り組みを行っています。幼児教室ならぜひ学研教室へお越しください。

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