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2023年1月15日

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忙しくても大丈夫!おうちでできる「食育」大特集

幼稚園・保育園・小学校でも行われている食育。子どもの成長に欠かせない食育について、家庭でも何か取り組みができないかと思う方も多いのではないでしょうか。難しく考えなくても家庭でできることはいろいろあります。おうちでできる食育について、一緒に考えていきましょう。

子どもの健康な成長のために欠かせない「食育」

子どもの健康な成長のために欠かせない「食育」

食事は人が生命を維持するうえで基本となるものです。食べなければ遊ぶことも、勉強することもできません。心身共に充実した日々を送るうえで、食事はとても大切なものといえます。

近年、朝ごはんを食べない子やお菓子ばかり食べていて十分な栄養がとれない子、決まった時間に食事をとらない子などが増え、食生活の乱れが子どもの心身に影響を及ぼすことが問題視されるようになりました。

幼稚園・保育園・小学校などでは栄養士や養護教諭の指導のもと、食事の重要性・食事と心身の健康・食品を選択する力・食に対する感謝の心・食を通して身につく社会性・食文化への理解などを中心に食育活動が行われています。幼児期からきちんとした食習慣が身につくように、国をあげて食育が推進されるようになってきました。

ただ、食事をする回数は家庭が一番多く、家庭での食育もまた重要な意味を持ちます。ご家庭での食育について、どのようにしたらよいのか悩む保護者の方も多いのではないでしょうか。
食育といっても「すべて手作りにしなくては」「添加物は一切禁止」などと考える必要はありません。日常的に、家庭でできることを無理なく継続していくことが、何よりも大切といえるでしょう。

食育によって身につく「健康」「体力」「学力」「マナー」

食育によって身につく「健康」「体力」「学力」「マナー」

まず、食育についての理解を深めるために、食育のメリットを確認していきます。

病気のリスクが減る

栄養が偏っていたり、必要な栄養素がとれていなかったりすると病気になるリスクが高まります。病気にならなくても、体力が落ちて疲れやすくなり十分な活動ができなくなることもあるでしょう。
また、バランスのよい食生活を送っている人は、健康で長生きできるというデータもあるそうです。
充実した毎日を送るうえでも、将来の健康長寿のためにも、食事の知識を身につけておくことはとても大切なことといえるでしょう。

心の健康に役立つ

ストレス社会を生きてくいうえで、心の健康を保つのはとても重要なことといえます。誰かと一緒に食事をすることは、心の健康に効果があるといわれています。これは「共食」という考え方で、食育の中でも大いに推奨されているものです。
家族で食卓を囲んでコミュニケーションをとりながら食事をすることは、子どもの心を安定させ、元気に暮らしていく力の源となります。

体力や学力のアップが期待できる

朝ごはんをしっかり食べている子は、体力・学力が高いという調査結果もあるそうです。身体や脳に十分な栄養がいきわたることで、体をスムーズに動かし集中力を働かせることもできるのでしょう。
食育で食事の大切さを理解できると、子どもも食事を抜くようなことはしなくなるはずです。

忙しい毎日の中、完璧な朝食を準備するのはかえってストレスになる可能性もあります。まずは「朝食を欠かさない」ということから意識してみるとよいでしょう。

食事のマナーが身につく

食育を通して自然と食事のマナーが身についていくのもよさの一つです。最初から細かいマナーを覚えさせるということではなく、毎回の食事の中で一緒に食事をしている人に不快感を与えないような食事の仕方を覚えていく、とイメージするとよいでしょう。

家庭でできる食育とは 食事の前にできること・食事中にできること

家庭でできる食育とは 食事の前にできること・食事中にできること

一緒に買いものに行く

食材を買いに行くときは、子どもと一緒に行くのがおすすめです。
野菜コーナーでは季節によって野菜の種類に変化があることや、色によって栄養素に違いがあることなどを教えることができます。また、鮮魚コーナーで切り身になっていない状態の魚を見せる、精肉コーナーではいろいろな加工の仕方があるといったことも教えられます。

食材によって産地が違うことや、消費期限を確認することなどを通して、地域による特徴や食の安全性について学ぶこともできます。

料理の手伝いをしてもらう

料理をする際、子どもにできることをやってもらうのもよいでしょう。野菜を洗う、葉物野菜をちぎる、ゆで卵の殻をむくなど、子どもでもできる作業をまかせてみましょう。食材そのものに興味を持つきっかけになるとともに、保護者の役に立っていることは子どもの自己肯定感にもつながります。
自分が手伝いをした料理なら、ちょっと苦手でも食べてみようかな、という気持ちになる可能性もあるでしょう。

食器の準備・後片付けを手伝ってもらう

料理が完成したら食器の準備や配膳を、また、食後には後片付けを手伝ってもらいましょう。食事の準備や片付けには手間がかかることがわかり、食べ物を粗末にするようなことがなくなるはずです。
また、お手伝いをする中で、ごはんは左・汁物は右など配膳のルールを自然に覚えることもできるようになります。

1日3食きちんと食べる

お昼は給食やお弁当があり、夜は家で食べるため、食事の機会を逃すことは少ないかもしれませんが、特に問題とされているのが朝ごはんを食べないというケースです。

朝食は1日のエネルギー源となる大切な食事です。時間がない、食欲がないなど子どもによって理由はあるかもしれませんが、夜早めに寝る、パン・ヨーグルト・お味噌汁など簡単なものを用意するなどの工夫をしてみてはいかがでしょうか。
朝食を抜くと体力や集中力に影響し、日中の活動に支障が出る可能性もあります。

3食きちんと食べることは、将来の健康のためにも子どものうちからぜひ身につけておきたい習慣です。

誰かと一緒に食べる

食育の中でも特に重要とされているのが、誰かと一緒に食事をするということです。家族全員揃うのが難しくても、誰か一人でも子どもと一緒に食事をとれるとよいものです。
誰かと楽しく食事をした経験は、子どもの幸福感へつながり生きる力となります。

「食事って楽しい」という気持ちが、食育の第一歩です。無理のない範囲で子どもとの食事の時間を持ちましょう。

「食」に対するポジティブなイメージが持てればOK

家庭では、食事の準備や食事中以外でも食育に取り組むことができます。
たとえば、食に関する絵本や図鑑を一緒に見る、家庭菜園で野菜を育ててみるといったことも効果的です。

「オーガニック野菜以外は食べない」「好き嫌いをなくす」「食事マナーを徹底する」など、制限をつけたり細かいことにこだわったりする必要はありません。
保護者自身が食への興味・関心を持ち、子どもと食について話をする機会を持つだけでもりっぱな食育です。無理なくできることから始めてみるとよいでしょう。

お子さんの心身の健康に役立つ学習を考えたときには、学研教室をぜひご検討ください。

学研教室をこの機会にぜひ、体験してください

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