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2023年1月17日

  • 幼児
  • 小学生
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子どもに必要な「お金の教育」 そのメリットと取り組み方とは

「お金の教育」と聞いて、小さな子どもにお金の話なんて……と思う方もいるかもしれません。ただ、子どもがお金に関するトラブルに巻き込まれることは決して珍しくありません。また、お金の大切さを知ることは子どもの将来にも関わることです。お金の教育について、一度じっくり考えてみましょう。

お金の仕組みを知り、豊かに生きていくために必要な「お金の教育」

お金の仕組みを知り、豊かに生きていくために必要な「お金の教育」

子どもにお金の話なんて必要なの? と考える方もいるかもしれません。
しかし、お金は人が社会で暮らしていくために必要なものであり、限られたお金の中でどのようにやりくりするのか、欲しいものを買うためにお金を貯めるにはどうしたらいいのかといった知識は、子どもがお金に困らずに生きていくうえで大切なものといえるでしょう。
お金の仕組みを知ることは豊かに生活していくために必要なだけではなく、お金のトラブルを避けるためにも必須な知識です。

日本には昔、「お金は卑しいもの」というイメージがあったせいか、お金に関する教育は諸外国に比べて遅れているといわれています。2022年から、高校でようやく金融教育が取り入れられるようになりましたが、目まぐるしく変わっていく経済状況に追いつくには、学校教育だけでは足りないともいわれています。

子どもがお金のことを理解して買い物の仕組みなどに興味を抱いたら、少しずつおうちでお金に関する教育をしていくのがおすすめです。

お金の教育で身につくこととは

お金の教育で身につくこととは

お金の教育をすることで、子どもにはどのような力が身につくのでしょうか。お金の教育を行うメリットについてまとめていきましょう。

お金の大切さを理解できるようになる

毎日ごはんが食べられることや服を着られることなど、日々の生活にお金がかかっていることを意識している子どもはほとんどいないでしょう。しかし、保護者の方が働いて得たお金が、毎日の生活を守っているのは事実です。子どもはそれを知ることでお金の大切さが理解できるようになるはずです。
お金は自動的に湧き出てくるものではなく、限られた中でやりくりしていることがわかれば、今あるものを大事にしようという気持ちも育ってくるでしょう。

トラブルを避けられるようになる

最近はクレジットカード決済やスマホ決済など、目に見えない形でお金を使う状況が増え、ゲームの課金などが問題になるケースも起こっています。
また、友達が帰ったあとにお金がなくなっていた、子どもが保護者のお財布からお金を抜いていた、といったトラブルも時折耳にします。
お金の流れや価値を知ることで、こういったトラブルを回避するよう心掛けましょう

数の概念がわかるようになる

日常的にお金に触れていると、数を視覚的にとらえられるため数の概念が身につきやすくなるといわれています。
算数で必要になる数の概念には、抽象的な思考力が必要です。子どもにとってそれを理解するのは意外と難しいといわれています。1~10までの数を唱えることができても、それが現実の10と合っていないということが子どもの脳内では起こり得るのです。
また、「5円玉2枚で10円」のように、簡単な足し算や引き算を体感しながら覚えることができるようになります。

計画的にお金を使うことが覚えられる

欲しいものを買うためにお金を貯めたり、使い過ぎてお金がなくなったりしないよう、計画的にお金を使うという考え方が身につきます
将来自分で働いて生活していく中で、お金を計画的に使うことはとても重要といえるでしょう。

家庭でできるお金の教育 お金をタブー視せず貯め方や使い方に慣れていく

家庭でできるお金の教育 お金をタブー視せず貯め方や使い方に慣れていく

お金の教育のメリットがわかったところで、おうちでできるお金の教育について考えてみましょう。

お金を使うとき何にお金がかかっているのか子どもと話してみる

何かものを買うときなどに、積極的にお金の話をしましょう
たとえば、品物の価格には、品物がお店に並ぶまでにいくつかの業者が関わり、それぞれに支払うお金も含まれていることなどを話してみてはいかがでしょうか。

保護者の仕事の話をする

ときには保護者の仕事について話をするのもよい方法です。保護者が働くことで毎日の生活を支えていることや、その仕事がどのような経済活動となっているのかといったことを話してあげましょう。
子どもも将来仕事に就いてお金を稼ぎ、生活していくというイメージを持つことができるようになるはずです。

貯金箱を与えたり銀行にお金を預けたりする

小学校に入学する前なら貯金箱を与え、また少し大きくなったら銀行に口座を開いて「お金を貯める」という習慣をつけるとよいでしょう。
お年玉など大きな収入があったときには全額使いきるのではなく、そのうちの1割なり2割なりを貯蓄に回す、ということを約束しておくのです。
子どものうちから貯蓄の習慣がついていると、大人になったときに目的を持ってしっかりお金を貯めることができるようになるでしょう。

買い物に行ったり買い物アプリを使ってみたりする

買い物では、もっとも身近にお金を感じることができます。同じ品物でもより安いものを選ぶ、前の日は高かったのに次の日には値段が下がっているなど、店頭にはお金の教育になる材料がたくさんあります。

一定のお金を預けて、100円ショップや駄菓子屋さんなどで自由に買い物をさせるのもおすすめです。子どもは限られた金額の中でどれだけ買えるか一生懸命頭を使って考えます。

実際に買い物に出かけなくても、オンラインショップで品物を選ぶのもよいですし、買い物ゲームなどで楽しみながらお金の勉強をするのもよいでしょう。
たとえば、学研の「かいものストリート」は遊びながらお金のルールや計算に親しめるアプリです。ゲーム感覚で自然とお金の知識が身についていくのが買い物アプリのよいところといえるでしょう。
かいものストリートについては、こちらをご覧ください。(アプリ詳細ページへ移動します)

正しく貯めるとともに正しく使うことも覚えさせる

お金の教育というと、お金を貯めることを中心に考えてしまいがちですが、子どもに「無駄遣いをしちゃだめ!」「とにかく貯金しなさい」と、言い過ぎるのはよくありません。生きていくうえでは、お金を正しく使うことも大切だからです。

キャッシュレス決済が主流になりつつある現代で、見えないお金を使い過ぎてしまうことを防ぐためにも、使い方をきちんと教えるのはとても重要なことです。適正にお金を使うことで経済が循環し、めぐりめぐって豊かな人生が送れることを子どもに伝えていけるとよいでしょう。

学研教室では、買い物に関わる算数の文章題などを用いて、自然とお金の知識が身につくようサポートしています。お子さまの金融リテラシーを高めるために、学研教室をぜひご利用ください。

学研教室をこの機会にぜひ、体験してください

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